いつもたまっていたあの頃。
先輩女子社員の水着姿に覚えたのは淡い劣情。
惜しげもなく露出された小麦色の肌に、禁断の右手があるまじき行為。
両足首を持ち上げ開脚。
「どうか、後生ですから。お許しください」
それは抑えることのできない欲望だった。
「ああ、でる。でるぞ~」
忘年会は町のはずれのなにがしホテル。
先輩は今日はショートカット。
お泊りの無礼講だった。
思いとは裏腹に面と向かうと何もできない。
先輩は上になり、ゆっくりと腰を落とす。
「ああ」
先輩の恥ずかしい声はぞくぞくするほど興奮させる。
しかし禁断の右手をしのぐ狭隘な肉のアンフォラが男の目を白黒させた。
芋虫は白い糸を吐いて繭を作り、やがて脱皮する。
「おめでとう。成人式が済んだわね」
先輩は真顔で僕を見つめていた。
「ありがとう。先輩」