いわゆる俺はモブキャラ。
小さい頃は自分こそが主人公だと思っていた、どこにでもいるモブキャラだった。
人生ってのは残酷で、
成長していくほど自分の立ち位置がハッキリしてくる。

・バレンタインデーにチョコなどもらえない。
・女の子からデートに誘われる事もない。
・ラブレターや告白などもない。
・目立つグループには属せない。

まぁこれ以上ないくらいのモブキャラだ。
一生このまま目立たないモブ野郎として終わっていく。



そんな人生のはずだった・・・。
その時までは・・・。


それは俺が高校１年の夏休み前のある日。
小学校、中学校と当時人気の部活に入ったりもしたけど結局モテるなんて事もなく、
何も変化がないまま高校生になっていた。
「高校デビューで彼女ＧＥＴ！」なんて事もなく何も変化のない人生。
その日も、
「そろそろ夏休みかぁ～・・・彼女と泳ぎに行くなんてヤツもいるし・・・いいなぁ～。水着姿の彼女とイチャイチャ・・・か。俺だって人並みに彼女とデートくらいしたいわ、夏休みなのにさ。」なんて、
愚痴りながら過ごしていた。

そんな時、
中学からの同級生で何かと上から目線のウザい奴がやってきて、
「お前、彼女もいないんだろ？夏休み寂しいなｗ俺は彼女と海行くわ♪」とかバカにしにやってきた。
コイツは勉強もできないし、特に背が高いとかでもないのに彼女は学年でもカワイイ方の子でなんで付き合ってるのか謎だった。
まぁ鬱陶しいので「関係ねーだろ別に。」と適当に返したが、
内心では「煩いこのクソ野郎！！テメーなんて消えちまえ！彼女は俺がいただいてやるからよ！！」と思っていた。

そうすると次の日からそいつは登校してこなくなった。
数日すると「アイツの親、借金あったらしくて夜逃げしたらしいぜ。」とかいう話が聞こえてきた。
うちの親とかにそれとなく聞いてみると夜逃げの噂はマヂだったようだった。
実際にアイツは親の都合で転向する形で消えてしまったのだ。
しかもそれからというもの、
例の彼女が１人でいるところに出くわす事が多くなり、
ある日の帰り道突然、
「ハヤトくんも今帰り？一緒に帰ろ。」と近寄ってきた。
俺はドキドキしつつ、
「マヂかよ！！ほとんど接点ないのにどういう事だ！？でも嬉しい♪マヂでこんな子が彼女だったら自慢できるのにな～。俺にベタボレとかで彼女になってくれればいいのに！！」とかバカな事を考えていた。
まぁモテない学生なんてそんなもんだｗ

そうするとどうだろうか。
彼女が突然こう言ったのだ。
「私・・・ハヤトくんの事好きだったんだよね。でもアイツに強引に押し切られて付き合う感じになっててさ。でもまだキスもしてなかったの。だから・・・ハヤトくんに初めてをもらってほしくって・・・。」
とんでもない事を言い出した！
こうも自分に都合よく進むとは！

でもこの時思った。
「嫌な奴が考えた通り転向で消えて、彼女の方は実際自分に告白してきた。偶然かコレ？まさかなぁ・・・。」
自分の思ったとおりに人が動いているような気がした。
何気なくそう思った。

そして俺はさっそく試してみた。
「今夜９時に〇〇公園で会って、ＳＥＸする、俺に初めてを野外ＳＥＸで捧げる。」
そう念じてみると、
「ねぇ、今夜９時に〇〇公園で２人きりで会わない？」すぐに彼女はそう言った。
これは間違いないと思った。
そして俺は彼女にイチかバチかこう告げた。
「いいよ、その代わり俺のいう通りの恰好で来て待ってなよ。」
その条件とは・・・。

その公園はちょっとした山のようになってる頂上にある公園で街頭はあるが道中は徒歩でしかいけず暗い為、夜は誰も行かない場所で、
麓には駐輪場と小さい公衆トイレがあった。

・公園までノーパン、ノーブラで来る事、服装はキャミソールにミニスカート。
・公園に付いたら麓の男子トイレの個室の中で服を脱いで全裸で待機している事。
・首輪をつけて、リードをつけて待っている事。

そして夜９時。
彼女はそこにいた。
男子トイレの個室で、
首輪にリードをつけて、畳んだキャミとスカートを手に持って立っていた。
「いいつけ守ったよ。」彼女は頬を赤らめて言った。
僕は「これは本物だ！！」と興奮したが冷静を装って、
「よし、いい子だ。褒美に付き合ってやるよ、今日からお前は俺の彼女・・・っていうかペットの１人にしてやる。」
そういうと、
「ペットでもいい、ハヤトくんになら不思議と何をされても、どんな事を言われても・・・恥ずかしいけど言う事聞きたくなるの。」
そういう彼女のリードを引っ張って暗い道を歩いて頂上の公園へ行った。
そこで未経験の彼女の処女を野外ＳＥＸで奪い、中出ししてやった。


俺は王になれる力を手に入れた・・・！
ここから俺の人生は変わった。
昨日までモブだった俺が、
女はもちろん、男にたしいても念じるだけで言いなりにできるようになったんだから・・・