私は思い出していた。
中学生か高校生の頃だった。
自宅の外壁と外塀のすき間に数十センチの隙間が十メートルくらい続いていた。
時々人目を避けるようにして、そこに入り込んではオナニーした。
中学生高校生ともなれば男性機能は日々ぐんぐんと成長する。
何故そんなところで？と思った方もいるかも知れない。
理由は射精された自分の精液が激しくしぶきを上げて数メートルも飛ぶのを見たかったからである。

中1の時にオナニーを覚えた。
それからというもの毎日毎日自分の男性自身を触っては射精を繰り返す私だった。

真面目でおとなしいと言われていた自分には下ネタ話しをする友人はいなかった。

日課だった自慰は止まることなく、ドンドンエスカレートしていった。

毎日射精を起こさないと眠れなくなっていた。

射精するとグッスリ眠れた。

一日でも間を開けると精液の濃度は上がった。

二日も三日も開けると黄色味を帯びて濃い精液が大量に射精される。

これが怖かった。一日でも射精しないと次のオナニーは連続２回しないと陰茎がムズムズして納まらなかった。

休日ゴロゴロしていると頭に浮かぶのはセックスのことだった。

いやセックスと言うよりも女の肉体が頭に頻繁に浮かんでしまった。

一日に何回自慰をしても、一時間もすれば、ビンビンに勃起してくる自分の男性自身に悩まされた。

滅法気持ち良いオナニーが冒頭の家とと外塀の間にコッソリ隠れて表で精液が飛び散るのを気にせずに射精できるオナニーだった。

数日オナニーを我慢し、そうやって精液が飛び散るのを気にせずにする射精は本当に気持ち良かった。

飛沫を上げて数メートルも精液は飛んだ。

一時期銭湯に通った私は、番台に若い銭湯の娘が座っていると、風呂上がりに脱衣場に出るときに、ビンビンに勃起した男性自身を見せつけるようにしたことがあった。

初めのうちは娘は赤面して視線をそらしたが、だんだん慣れてしまうと上手く視線をそらして赤面しなくなった。

その母親が番台に座っている時にも、前を隠さず私は男性自身をわざと半勃起状態にして見せつけた。

母親はチラリとしかししっかりと私の男性自身を見ていた。

ところで　女の中にも、男性の年齢に関係なく惚れてくれる人がいるということを皆さんは信じられるだろうか？

男性のほうは「こんなオヤジに惚れてくれる女なんかいるものか。」

そう思っているが、男性には理解出来ないが、年齢に関係なく、女性は男に惚れるのである。

岳夫には彼女がいる。
何故かずっと独身でちょっと言えないような年齢だが、特に結婚を目標に女と付き合わなかったし、結婚する目的が判らなかった。
しかし人並み或いは人並み以上に性欲はあり、オナニーはほぼ毎日していた。解消しなくてはならないほどの性欲が湧き、暇さえあればマスターベーションをしては、発散していた。

そんな岳夫に彼女が出来た。
彼女の家に泊まっては、当たり前のように彼女と抱き合った。
岳夫よりも遙かに年下の女は、秘所にラブジュースを信じられないほど大量にあふれさせて、クンニする岳夫を驚かせた。
岳夫も光るように美しい彼女の肌に狂ったように顔を押し付け、その美しさを味わった。

彼女の全身は岳夫の丹念な愛撫に痙攣した。

ピクピク震える彼女の秘所の入口に岳夫はカウパーを漏らしている自分の逞しい男性自身を突き立てて挿入する。

彼女は肩を奮わせて、雄叫びを上げる。

ヌルヌルの膣の中を岳夫は満足ゆくまで硬い陰茎でかき回した。

カリが膣壁を引っ搔く度に女の口から吐息が溜まらなさそうに漏れた。

ある程度満足感があったところで、岳夫は女を攻めるのをやめた。

気付けばもう夜が明けていた。

彼女はまだ肉体を小刻みに痙攣させていた。

「美紀ちゃん！俺みたいなオジンでいいの？」

岳夫は今更に彼女に聞いてみた。

「何言うの！年じゃないのよ。女が男に惚れるのは。」

岳夫はまた、彼女を熱く抱擁した。

「生涯女の子に惚れられるのを諦めていた俺に、こんな若くてピチピチな可愛い彼女が出来るなんて。」

岳夫は人間は無明（無知）なものである、というある本で読んだ言葉を思い出していた。

人には判らない事が沢山あるのだ。

死なずに生きていて良かった。

そう思っていた。

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