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姿なき淫魔
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:姿なき淫魔
投稿者: 結衣
初めての体験は15歳だったと思う。

巷では受験に向けてピリピリした雰囲気が蔓延。
正直、息苦しさを感じていた。
私は推薦入学が決まっていたこともあって、夏休みは家族旅行へ出た。

日中は海ではしゃぎ、地元では有名な観光名所で知られた鍾乳洞で神秘的な光景に感動したものだった。

その夜、不思議な体験をすることになるなんて…。

温泉、豪華な料理。満足な時を過ごして、両親と布団を並べ就寝した。
どれくらいの時間が過ぎていただろう。体の自由が効かないことに気がついた。辛うじて顔を少しだけ横に向け、親に助けを求めようとしても声が出ない。恐怖に震えた。

ふと、誰かに足を触られる感触がした。

人の手。

その手は体中を撫で回すように這うように移動し、決して触られたくない場所を愛撫するように蠢いた。大人の経験はまだだった私にとって、例えようのない恐怖でしかなく、固く目蓋をを閉じて耐えるしかない。

驚愕した。
パジャマも下着もそのままに、素肌を触れられていた。直接、乳房を掴まれ、乳首に生暖かい滑りのある感触がする。経験はなくても舌、唇の感触は認識できる。快感というよりも気持ち悪いだけだ。胸に首筋に熱い息遣いを感じ、恐怖に涙が込み上げた。

一番触れられたくない場所にきた。
体は硬直して脚は閉じられているのに、パジャマもパンツも身につけているのに、直接触れられた。
自慰行為はしたことがない。性的な領域は興味はあったが、まだ手つかずな子供だったかもしれない。

今まで感じたことのない感覚に狼狽えた。いや、鉄棒に掴まり登るとき、何となくその片鱗を覚えたことがあったかもしれない。
この感覚をどう表現するのが正しいのか。
探したが見つからず、言葉にすれば、気持ちいいにしかならない。
湿った熱い息遣いを感じると共に、柔らかい感触が繊細な刺激を与えられた。
耐えられず、絶頂をしていた。
何かが膣をこじ開けて入ってきた。
まだ処女だったのに激痛はおろか、不思議なことに何の苦痛もなかった。
体が規則的に揺れた。
電流が体を駆け巡り、なんとも言えない感覚に、何も考えられない。
何人も抵抗などする気も起きないであろう、その甘く堪らない感覚に翻弄された。

気が狂いそうだった。


やがて、意識を失った。

2023/09/13 03:07:30(XaJJ2yzi)
2
投稿者: 結衣
あれからも不思議な体験は、ことあるごとに続いていた。
寝ている時が殆んどだが。
まだ眠りが訪れてもいない微睡みの途中、今度はいきなりパジャマの前を乱暴に開け、乳房をわし掴みにされていた。
暗闇の中で浮き立つ白い乳房に、掴む指の形に変形してゆく様を見たのだ。
舌でなぶっているのか、乳首は細かく揺れ、乳輪まで吸引されたように伸びた。その間、生身の人のしっかりとした感触まであるのだ。
乱暴にパンツを下げられ、挿入された感触までがリアルであり、しっかりと絶頂まで上り詰めたのだ。

この体験が始まってから早くも20年が過ぎようとしている。

この類いに詳しい専門家を探して、まとわりつく何かを祓おうとしのたが、無駄だった。

ここ最近はいつでもいきなりやって来ていた。
ただ、今は少し待つよう強く願うと、手加減してくれるようにもなった。
生活に支障がででは堪らない。人前で絶頂を迎えるなど受け入れられるものではない。
だが、いつも言うことを聞いてくれるわけでもないのも事実だった。

先日のこと。

通勤で電車の車内にいた。
いつものように、いきなりだった。

吊革に掴まって揺れに身を任せているときだ。
尻を這う感触に、痴漢だと勘違いした。
振り向くと触れる位置に人が居ないのだ。その最中にも尻を這い回る感触はあった。
場所をドアの前に移動せざるを得なかった。
その手はスカートの中まで進入し、女が感じるように動ので平静を装うことに努力しなければならない。
現実には不可能な、スカート、パンスト、ショーツを身につけたまま直接素肌に触れ、敏感な突起を撫で回し、指らしいものを挿入されていた。
私を、女を感じさせるには十分で、その巧みさはここだけを切り取るならば最高と言わざるを得ないかもしれない。

膝が震えていた。
力が抜けないように肩幅に足を開き、踏ん張った。
突然、前から腰を羽交い締めするようにされて、お腹をつき出すような、そんな格好になった。
事実、腰に抱きつくようにされて下半身に顔を埋められていたのだ。
あらゆる衣類を通り越し、直接敏感な突起を舌業を駆使して…たまらなかった。
咄嗟に目の前の手摺に両手で飛びついた。
強く吸われれば苦悶し、慈愛に満ちた触れられかたには恍惚した。

立ち姿はそのままに……挿入など不可能なのに、アレが入ってきた。
私は両足が着いているのに、奥に当たるのだ。
顔に荒い息遣いを感じる。
トントントントントンッ…

リズミカルな振動が子宮の入口を叩いていく。
ヌチャヌチャとした音が電車の騒音に混じる。
聞こえる筈のない咀嚼音に似たその音は、自分の向かいに立つ女性にも聞こえているようだ。
不快に感じたのか辺りを見回している。だらしなくガムを噛む人間を見つけようと視線を走らせるが見つからない。
まさか目の前にいる自分から発せられているとは思わないだろう。
衣類を通り越し、執拗に音まで響かせるほどの打ち込み。

頭がおかしくなる。

気持ちいい…気持ちいい…気持ちいい…気持ちいい…ああぁいいぃぃ

顔を伏せて髪の毛で隠さなければ、淫靡な表情を晒すことになっていただろう。

立っていられずしゃがみ込んだ。
心配した女性が声をかけてくれた。でもその最中だったから受け答えなど出来ようもない。
内股でしゃがみ込むその膣内には、尚も姿のない物体が動き続けていた。
床に尻をつけて座り込んだ。
どうにもならなかった。

いぃ…いぃ…すごいぃ…おか…し…く…なるぅ…

実際には呻くだけだったが、内心で叫ぶしかなかった。
23/09/13 07:22 (XaJJ2yzi)
3
投稿者: 結衣
学生時代、とある選挙戦にスタッフとして加わったことがあった。
雑用からウグイス嬢までこなした。

アナウンスをしている時だった。
乳首がたまらなくなっていた。
声が震えるのを必死で堪えた。
アウター、トップス……インナー、ブラジャー…それら衣類を通り越し、直接触れられていた。
登頂部を擦り、こねくり回し、唇と舌で…執拗だった。
強く願い出たら、引いてくれたらしい。こういうことは珍しくはないが、今回だけはごめん被りたい。

人だかりの前で演説が始まった。
数ヵ所を回った。
今度は車の屋根に設えた場所で、後にるように言い渡されていた。独身の立候補者にはあることのようだ。
私は見栄えがするらしい。Gパンから用意された白色のタイトスカートに着替え、壇上にいた。

下半身は見えないのにな…。
そんな気持ちを察してか、僅かな瞬間でも清潔感あるその姿を見せることは、人々に良い印象を残すらしいと聞かされた。
イメージアップに繋がるならと、猫を被り清楚な雰囲気を演出したものだ。

演説が始まってほどなくして、始まった。
足を這う感触。
再三に渡り強く願い出たが、今度は無駄だった。

下着が下ろされ、足首に絡まっていた。

どうして…。

内心の抗議をしている暇はない。急いで抜き取りポケットに押し込んだ。
空気に直接触れて、下着一枚ないだけでこんなに心細くなるなんて…。
そんな思いを無視するかのように、股間を唾液まみれするように、乱暴に舐め回し始めた。
ブチュビチュと下品な音はマイクの音量にかき消されたが、気が済んだように今度は敏感な突起を執拗に舐め始めた。
脚をクロスして拒んでみたが、無駄なのだ。

やっやめっ…んんっ!

固く目蓋を閉じ、ビクビクと反応する体を必死に制することに努力した。

ふっと、なくなった。
そんな筈はなかった。

…んっくぅっ!

メリメリと入ってきた。
確かめるように何回か往き来をした後、本格的に始まった。

気持ちよかった。

どうしてなのか、彼氏とのセックスでもここまでの快感を感じたことがない。それどころか絶頂に達したことすらないのだ。

後手に掴まらなければならないほど体が揺れる。

お願い、待って!!

通じたのか、スローピストンにまでペースダウンをしてくれた。
しかしながら中を擦り上げる快感からは逃れようはなく、上り詰めそうな感覚をなんとか気力で留めていた。

口が渇く。

体が熱い。

立っていなければ…このままいなければ。

あぁいぃ…きもちいい…がまんできないよぅ…

ニュリッヌプッニョリッニュリッ…ジュプッ…グチュッ

あぁだめっ…だめっ…はあぁっ……もう…

盛大な拍手が聞こえた。ギリギリのところで我に戻り、震える足をを叱咤しながら梯子を降りた。
一度、事務所に戻るらしい。
後部座席にいても、体の中では執拗な行為が続いていた。

生かさず、殺さず、ということか。

話かけられれば平静を装ったが、終わりが見えないのだ。
気を抜けば涎が垂れそうになる。
気持ちいい、ただひたすらに続く快感…。
地獄だった。

密かに自分で触って確かめた。
何も出入りしている痕跡がない。
ただ、酷く濡れていた。
どんなに叫ぼうと、現実に否応なく感じさせられ続けていた。

事務所に到着した。

揺れる体で努力して平静装い、トイレに隠った。
やっと便座に腰掛てみる。
両胸、クリトリス、肛門を一斉に愛撫をされ、同時に膣の中が活発に動き出した。

信じられない快感だった。
意識が飛んだ。

その意識を取り戻させたのは、絶頂の波が引いた直後の新たな快感だった。

いやっ… もういやっ……ああいぃっ…いくぅ!

腰を痙攣させて、初めて潮を噴射した。

雫が垂れ落ちるソコを、ジュップジュップ と音をさせながら、何かが出入りを再開した。

便座から立ち上がれることなどは叶わない。
ただ必死に声を殺しながら、襲われる快感に身を委ねるほかはなかった。

子宮の入口が重苦しい。
鈍痛すらあった。
なのに、快感はそれを軽く凌駕していた。

命の危機を感じた。
それほど無理やり絶頂を繰り返し与えられていた。

それもトイレをノックされる音で、ピタリと収束した。
気づけば30近くトイレに隠っていたようで、心配したスタッフが確認にきたのだった。
もう何時間も経過したような感覚が、信じられなかった…。
23/09/13 09:52 (XaJJ2yzi)
4
投稿者: 結衣
結衣は友達と久しぶりの旅行に来ていた。

社会人になってからは酷い扱いを受けるようになっていた。業を煮やし、身を守る術にと数珠を身につけてからは、数が減っていた。
ここ数ヵ月は何も起こらず、平穏に過ごせてもいたのだ。
それで思い切って旅行に出かけたのだ。

観光名所を巡り、名物を食べて久しぶりに旅行を楽しんだ。

…カチッ

何かが弾けたような音がしたような…
この時はまだ気がついていなかったが、気づくべきだった………重大な事に。


友達と温泉に入っていた。
完全な女風呂。

これまでに巡った所など、回想しながら話に花が咲いていた。
話は今夜の料理に及んでいたときだった。

いきなり胸をわし掴みにされていた。

…まさか、そんな。

さりげなく腕で隠しながら様子をみた。
乳房が現在進行形で指の形に歪み、変形していた。

…どうしてなの

暗い気持ちになりながら、友達にはなんとか気づかれないようにしたかった。

乳首を吸われていた。
楽しげに話を続ける友達に相槌を打ちながら、舌で転がされるような刺激に耐えていた。
友達と変わらぬ大きさなのに、明らかな勃起をして見せている。
自らを抱き締めるように腕を回したが、効果は望めない。
体が準備を始めたことを認識していた。

姿なき淫悪が注ぐ快感に対して…。

体の、女の芯の部分が疼いていた。

それを察したように湯の中で組ん脚を通り越し、割れ目をなぞり始めた。
身悶えを湯をすくいかけることで、誤魔化した。
突起を捕らえ、こねくり回す。
男性のソレをフェラチオするかのように、実に細かく前後に滑らせる。
吸着感がありながら柔らかな感触は、鈍い快感をもたらせた。
体を捩りながら耐えねばならない。
友達は話の共感を求めては、質問を繰り返した。

そうだよね、そうそう。
ん?こうで、ああだよ…。

執拗な愛撫が始まっていた。
硬く勃起したソレに、更なる快感を与えようと剥き出しにして直に刺激を与えてくる。
女なら大抵は知っている。
タイミングと最深の注意をはらった繊細な愛撫は、この上ない快感をもたらすことを…。

肌に爪を食い込ませ、耐えに絶えるしかない。
…が、波しぶきが上がるほど、大きく痙攣してしまった。
驚愕する友達に…

びっくりした?

と、おちゃらけて誤魔化さなければならなかった。

体がのぼせてきてしまった。
仕方なくタオルを引き寄せ、胸を隠して体を湯の外へ避難させた。
友達から離れ隅まで移動し、景色に感動をする振りをした。
幸いに友達は留まり、そこから会話を続けていた。
体が冷えてきた。
湯に沈むと胡座の上に腰を降ろしたような感覚に陥り、同時に息が詰まった。何かが分け入ってきたのだ。
微妙に上下する体の動きに対し、湯面にうねりが起きる。

お願い、激しくしないで…

友達には気づかれないように、体を左右に揺らし誤魔化す。
子宮の入口に圧迫を感じ、腰を浮かせると突き上げられる。
腰をグラインドさせ、鈍い快感に体が酔いはじめた。

エスカレートしてきそうな雰囲気に立ち上がった。一部だけ設置されている衝立に腕と顎を乗せ、会話を求める友達の対応をする。
後から入ってきた。
尻の肉が少し歪む程度に押さえたピストン。
感じる所を往復されるごとに体を駆け巡る快感。
私が体を少し前後に揺らし、虚ろな目をするのを見て、友達はのぼせているだけだと勘違いしてくれるだろうか。

ちょっと、大丈夫なの?

聞かれたが、全然…もう少し居る

そう答える私に先に上がると言い残し、去っていった。

友達の姿が消え去ると、本格的な動きに変化した。
年齢を重ね30代となった今、セックスの許容は広がっていた。
以前よりも欲求は増し、遥かに深く快感を受け入れられるようになった。

見えない存在に、もっと、もっと、と要求した。
息継ぎのないピストンに呆気なく上り詰め、崩れた。

意図せず縁に掴まった。四つん這いになったところに入ってきた。
バシャバシャと飛沫が舞い、前後に体が押された。

…すごいぃっ

斜めに頭を下げたその顔は、僅かに口を開けて悩ましげに喘いぐ。
時おり襲う強烈な快感に、弾かれたように頭を跳ね上げた。

体が持ち上げられた。
縁に座れということか。
自ら脚を開き、膝を立てた。
予想に反して敏感な突起に刺激を覚え、体に電流が走る。
内腿が痙攣し、腰が壊れた扉のようにカクカクと揺れる。
両乳首に吸着感を覚え、乱暴に転がされ始め…逞しい何かが潜り込んできた。

あの時以来、癖になるほどだった。

今だかつて生身の男性にだって注がれたことのない、おかしくなりそうな快感の始まりである。


ただ、ひたすらに見えないぺニスが打ち込まれ続けた。

同じリズムで、同じペースで。

乳首から、クリトリスから、膣から…頭に電流が流れ続け、加充電に陥った。
腰が浮き、激しく痙攣した。

……………再開される

ズッブズッブッズッブッ
にゅっちゃにゅっちゃにゅっちゃ

卑猥な音を響かせる。
感じるポイントを往き来し、子宮の入口を叩き続けた。

頭が真っ白になり、体が痙攣した。

束の間の後、続行。

息が出来ない。

いぃ…たまらない

いくっ… またいくっ……いっちゃうぅ…

…………続行


だめ…もうだめぇっ…やめてぇ!…いっくぅ!


…………………続行


いやぁ…もういやぁ!…やめてぇ!…あぁいやぁっ!…いやぁっいっくぅ!

………………………続行


何も分からなくなった…。
23/09/13 12:57 (XaJJ2yzi)
5
投稿者: (無名)
最高です
表現力がエロい
次をお待ちしています
23/09/21 22:42 (75Tbf0Sa)
6
投稿者: 結衣
誰かが体を揺さぶっている。
ふっと意識がもどった。
心配そうに結衣の顔を覗き込む、二人の中年女性の顔があった。

よかったぁ、大丈夫?

結衣:あっ、ちょっと逆上せちゃったみたいです。、横になってたら気持ちよくって…あれ、寝ちゃってたのかしら。

ほんとに大丈夫なのね?

結衣:はい、御心配おかけしました、何でもありませんから。

そう言うと結衣は、その場をそそくさと後にした。

疲労が残る体を動かし、少しフラつきながら部屋まで歩を進めた。


楽しい時間というものは、流れるのが早い。
テーブルには豪華な夕食が並んでいた。学生時代に戻ったようにはしゃぎ、料理を二人で楽しんだ。

アルコールが入ったからか疲労も手伝って、睡魔が体を包み始める。
結衣は先に布団の中に入らせてもらった。友達は少し不満そうだったが、美味しい地酒を全て飲み干すと、四つん這いでなんとか布団に辿り着く有り様だった。

どれ程の時間が経ったのか。とろけるような感覚が、結衣を現実に引き戻そうとしていた。
寝返りも打たない布団の中で、浴衣が不自然にはだける。乳房がまるで人の手でわし掴みにしたように変型し、クネクネと動く勃起した乳首からは、甘い快感が水面をうねりが広がり拡散していく。ショーツが引きずり下げられ、勝手に脚がV字に開いた。布団の中にはピチャッピチャッとした音が鳴る。

女であれば無視しようのない快感。

ンッ…ンッンッ…

膝が持ち上がる。

圧迫感がくる。

…クッッ…ハァ~


体が上下にゆっくりと揺れ始め、泉が湧くように内側からは濃密な快感が溢れ始めた。

ハァ~ハァ~アッアァ~ハア~ァ~…

うなされているかのように頭を左右にする結衣。
相手の動きに合わせるように、結衣も迎え入れるように腰が動く。

ヌ~チャッ、ヌ~チャッ、ヌ~チャッ………

まるで結衣を労るかのように、優しく続けられるスローピストン。
奥に到達する度に、どうしようもなく高まっていく。

ハァ~ァ…アァ~ァ……ンンッァ~ァ…アァ……ハァァ~…

トン、トン、トン、トン
奥を叩かれる快感に体が歓喜し、結衣が自ら腰を持ち上げた。

ズリュッ、ズリュッ……ズリュッ!

激しい快感がボーダーラインを越えた。

腰を浮かせたまま小刻みに、そして激しい痙攣が始まり、ストンッと尻を落とした。

引き潮がゆっくり引いていくように沈み、深い眠りに落ちていった。


翌朝、友達からどんな夢を見ていたのかと聞かれてしまった。
うなされていたから起こそうと思った。でもその様子はまるで、セックスに酔っているかのようにエロチックだったと聞かされたのだ。本当のことは言えない。夢のことはよく覚えていないと答えるしかなかった。



鍵盤を叩く拙いメロディに目を細めていた。

…懐かしい。

ピアノの音色は久しく聞いていない結衣は、心のときを隠せないでいた。

「なあ~に、嬉しそうな顔しちゃって、懐かしいでしょ?」

自宅でピアノ教室を開いている友達の所へ、結衣はお邪魔していた。
今ピアノを演奏している中学生の男の子は、ここで何度か接していたので、顔見知りだ。思春期真っ盛りな彼は最初こそはぎこちない態度だったが、馴れてしまえば普通の男の子。結衣が子供の頃にピアノを習っていたことも共感を呼び、心を開くのが早かった。久しぶりに結衣の顔を見てはにかんだ笑顔を見せている。

「ねぇ結衣、済ませたい用事があるの。一時間で戻るからさ、その間をあんたが教えててよ、お願い!」

手を合わせて拝む友達と男の子を見比べると、いつもとは変わる環境を面白がっている。彼がそれでもいいならと引き受けることにした。

教えられるほどのことなどないことは、彼も理解している。彼よりも少しだけスキルがあるだけなのだ。取り合えず昔よく演奏していた曲を選んで弾いてみた。彼も好きな曲らしくて、「上手いじゃん」と、生意気な口を開いて目を輝かせ聴いていた。
そんな時だった。

ブラジャーの中で、乳房がわし掴みにされる感触に、体が硬直した。

(今は駄目、お願いだから)

必死に願い出た。

それでも聞き入れられる様子はなく、下着の内側では乳首が転がされる感触が止まらないでいた。
彼に分からないよう肩に力を入れて誤魔化した。
チュパチュパとしゃぶられ、恥ずかしさに耳が赤くなる。
レ~ロレ~ロレ~ロ…
ねちっこい刺激が敏感になった乳首から脳へと絶えず信号を送る。
強引にショーツを引き下げようと、引っ張られる。座る尻に体重を乗せて抵抗してみるが、臀部の下をショーツがすり抜けて太股で止まる。体の様子がいつもととは違う。
鉛のように重い。ピアノを弾くことなんてできない。この状況を見る彼を確認することが怖くて堪らなかった。何とか言い訳をして、この場を離れなければならない。

勇気を出して振り返り、彼を見て愕然とした。
立ちながらに意識を失っていた。
彼が結衣の座る椅子を後に引く。
前に回ると膝まつき結衣のショーツを取り去った。

やめて、やめてっ!

彼は目蓋を閉じたまま動いている。何者かに操られているように。
結衣はその何者かが自分に悪戯をする相手である、と確信していた。
必死に止めるよう懇願もした。だが少年とは思えない力で膝を開かれる。
そのまま顔を埋めていった。

舌先が割れ目を割きながら上下に動く。
敏感な所で止まると執拗に蠢き始めた。
どう見ても経験のない、そんな少年の舌に術がなく、されるがまま快感にうち震えることしか出来ない。
あっと思った時には痙攣を起こしていた。

少年が立ち上がった。
ズボンとパンツを脱いでいる。目蓋は閉じられたまま。

少年は勃起していた。

少年のぺニスは全て包皮に覆われている。当然なのだ、中学生なのだから。そのぺニスの包皮がひとりでに下がり真っ赤な鬼頭が露になるのを見て、結衣は恐怖を覚えた。

まだ肉体があった頃の味わいを、少年に憑依して追体験をしようというのか。自分はまだいいとしても、この少年に申し訳がなかったが結衣にもどうしようもなかった。

結衣の前で少年のぺニスが脈打っている。

鍵盤の蓋を閉じた少年が振り向く。
凄い力で結衣を持ち上げ、蓋の上に座らせた。
結衣の割れ目に二度三度と擦り当て、中へと消えていった。

結衣は信じられない思いで無駄のない動きを見つめ、圧迫感に耐え、奥に当たる感触を得ていた。

そんな、いくら何でもこんなことって酷すぎる!

憤りに燃えた結衣だが、少年がピストン運動を始めると段々と気持ちが萎えてゆく。情けなかった。思いつく限りの罵声を少年に憑く者に浴びせかけ、歯を食い縛った。
負けそうな自分を叱咤して、肛門に力を込める。

無駄だった。

オセロの色が入れ替わるように、快感に支配されていく。
悔しかった。
忸怩たる気持ちは置いてけぼりにされていく。
駄目だった。

……あぁ、気持ちいい。

若すぎる彼の体を借りた何者かは、動きも若さが溢れていた。
打ち付けられる度にピシャッピシャと音を響かせ、甘味な感覚が体の芯まで浸透していく。

あっあっあっあっあっ…
んんっ~あっあっあっ

だけど若い彼の体が持たず、中に勢いよく放出されてしまった。
目蓋の閉じられた少年の眉間にはシワが浮かび、唇が震えていた。

すると腰が動き始めた。
抵抗を示すように首を左右に振りながら、力強いピストンを繰り返している。
ほっとした結衣だったが、再び快感の渦に飲み込まれていく。

上り詰める寸前まできていた結衣は、再開された少年(何者か)によって、あっさりイカされてしまった。深い快感の波が幾度も押し寄せ、体が震えたがしばらく続く。

……………続行

快感に顔を歪ませ頭を振りながら、強制的に腰を動かされる少年。
包茎であるぺニスの鬼頭を露出させられ、耐性がないままに膣壁の粘膜に体当たりさせられている。許容を越えた快感に耐えなければならない苦痛とは、未知の領域なのだろう。目尻に涙を溜めて、女の子のように喘いでいる。

結衣だって尋常ではない快感に喘いでいた。

あっ…またっ…いくっ……くぅっ

背中を海老反らせ、痙攣した。

……………続行


先程の射精だけではく、途中でまた射精したらしい精液が結合部から溢れている。
ヌチャヌチャと体の隙間が開く度に糸を引く。

不意に体のバランスを崩して少年に覆い被さるように倒れ、尻餅をつく形で椅子に座った。

対面騎乗位。

結衣は思考能力が麻痺していた。本能のままに腰を動かし始めていた。

喘ぐ少年が胸元を唾液で汚し、何度目かの射精に体を震わせる。

子宮の入口に擦り当てるように腰を動かし、腰を浮かせては下ろした。
胸元に顔を押し当てている少年は絶叫を続けている。

下から体が浮くような力強い突き上げがきた。

何度も、何度も。

耐えられなくなりそうだった。

少年に抱きついて身を任せた。

少年の体が震えた。何度も腰を不規則な弱い突き上げるように。もう殆んど出ない精液を絞り出していた。
結衣も、遅れて達していた。ぺニスを締め上げるように繰り返し膣が収縮をする。

いつまでも余韻に浸いるわけにはいかない。

気だるい体を動かした。
自らを処理し終えると、少年の下半身をなるべく綺麗にして、苦労しながら下着とズボンを穿かせる。

営みの痕跡を1つ残らず消していった。

窓を開けて、空気を入れ換える。

眠りから醒めたように、意識を取り戻した少年。
驚いたことに全く覚えてはいなかった。

ただ下半身の違和感はあるようで、モジモジしている。

眠くなったと、自分で寝てしまったと説明していた。先生(結衣の友達)には内緒にしてあげる、そう少年に伝えると、絶体だよと念押しをしてきたものだ。

周りより一足早く童貞を卒業したことなど、恐らく一生知ることはない。

知らなくていい。

あんな壮絶な初体験なんて、知らないほうがいいのだ。

外出から友達が戻った。 少年に今日は特別だからとケーキのお土産を掲げて見せる。

三人で時間を過ごし、その場を結衣は後にした。

漏れ出た少年の精液が、ショーツを不快にさせていた。

結衣は早くシャワーを浴びたいと思っていた。
23/09/23 12:31 (DrKlFBNZ)
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