むかーしむかーしって言っても、しっかり成人してて、ただバカには変わりないけど。その頃、ある日後輩が遊びに来て久しぶりに顔を見た。話を聞くとホストをやっていたけどばっくれて今はパチンコ屋でバイトしてるという。
金が無いのか何なのかは不明だが、常にヴィトンのトレーナーだった。時期は３月くらいだったかな
後輩の見た目はホストっぽくはなかった、俺は面白い事を言ったつもりはなくても後輩はよく笑っていたわ
マジ面白いっす、ホストになれますよみたいなお世辞もありながら。俺には何が面白いのかわからなかったね
ひとつだけ言えるのは変な自信と根拠なき自信はたっぷりあった。その後輩が女を二人ほどひっかけたと言う
俺は、ほえほえくらいのテンションで、週末の夜後輩が来て話としてはどこか遊びに行こう的な感じだった。けども、その前に後輩がひっかけた女の一人と是非電話で話してほしいと言われた。理由は簡単、面白い人が居ると話していたらしく女も話したいとなり、とりあえず話す事にした
すごく食いつきが良かった事はおぼえている、お互い名前も名乗らず話していたら途中、呼び名どうするとなり適当に「こみかん」と命名した。後輩は気に入っていた
理由を聞かれたから、可愛いからと答えた
女も、いいね！みたいな反応をしていた。すると、女がそっちの呼び名は？と振ってきた。そりゃ当然の話で、だから俺は「ＬＡ」と名乗った、これにも後輩はウケていたわ
理由はあしらうくらいの理由で隠れ住所がＬＡみたいな事を言った。まさか呼び名で盛り上がるとは思ってなかった、
女が今から会いたいと言い出した、22時くらいだったから会いに行ってみた。あのね、こみかんが似合わないくらい可愛くて驚愕。その頃よく行っていたカラオケボックスに行った、俺の隣にこみかん、俺の向かいに後輩。まぁまぁそんな出会いからどのくらいかな１週間後、すでにこみかんとも仲良くなっていてバイトしている後輩を待っている数十分の間、車の中で恋愛相談をされて、名前は伏せられて話を聞くと相手は女に興味が無さそうっていう内容で、その辺を俺に確認してほしいと頼まれた。はっはぁーんって俺は思った
俺はキューピットだなって、こみかんはその時女友達を連行させていた。こやつの呼び名はあったような無かったような。女友達はその片想い事情を知っていた
別の日の平日18時くらいだったかな、こみかんと連れの女、そして俺３人でカラオケに行く事になった
いわく、恋愛成就の作戦会議だったけど、こみかんは切ない想いをおもいっきり歌っていたわ。
ＨＹの「あなた」をしっとりと、♪愛する人の歌を歌いたい
と思った、だとさ。
俺も謳うわ、うまくいかない恋だから大人っぽく見えたりするんだぜ。ってね、おほほほ
続きは次回