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最近のわたし‥
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:最近のわたし‥
投稿者: 美由紀 ◆cXTwkfn09g
なぜか‥その時は自分に素直に言えたのでした。「えっ‥」
「すみません‥でも。もう少しで良いので‥」
困っているK村さん‥
「今日も良い天気みたいだね。暑くなりそうだね。」
窓辺に行きカーテンを開けたK村さんの背中にすがりつきました。
「美由紀ちゃん‥」
「ずっと好きでした。」
困っているK村さん‥
優しいK村さん‥
「付き合ってください。とかは言いません。でも,たまにで良いんです。気の向いた時で良いんです。」
「美由紀ちゃん‥」
「迷惑ですか‥」
「そんな事‥」
「ごめんなさい‥」
「いや,俺の方こそ‥美由紀ちゃんは俺には勿体無いよ。美由紀ちゃんはきっと良い嫁さんになるよ。俺なんかより相応しい男たくさんいるから。」
「でも‥K村さんが好きなんです。」
「ありがと。嬉しいよ。でも美由紀ちゃんとは付き合えない。」
「わかっています。彼女いるんですよね。」
「うん。でもね‥ヤメよう‥」
「何ですか?」
「いや‥なんでも無い。」
「言ってください。私K村さんの為なら何でも。」
「ごめん‥言い出したのに。忘れて。」
「そんな‥キチンと言ってください。お前はブスだから嫌いだ。でも良いです。K村さんの言いかけた言葉だから‥気になってしまうんです。」
「ごめんな。そうだよな。似てるんだ‥なんとなく‥」
「‥」
「その‥死んだ嫁さんに。前の会社で知り合ったんだ俺たち‥俺には出来すぎた嫁さんだったよ。社内のみんなが俺に,お前には勿体無い‥って言ってくれた。俺もそう思ったよ。特別きれいな訳でもないけど気立てが良くて一緒にいるのをしあわせに思った。でも‥」
K村さんが鼻をすするのを感じて泣いてるんだ‥ってわかりました。
「ごめんな。」
「いえ‥」
「美由紀ちゃんがなんとなく似てるんだ‥でも美由紀ちゃんは美由紀ちゃんで,死んだ嫁さんとは別人だから‥美由紀ちゃんと重ねたら美由紀ちゃんに失礼だもんな。」
「私,気にしません。」
「忘れられないよ‥思い出とかってどんどん美化するんだよな。誰と付き合っても死んじゃった嫁さんと比べちゃってさ。今,付き合ってる人には全部正直に言ってあるよ。結婚もできないって。」
「そうなんですか‥」
「うん。彼女も色々あって‥お互いに都合の良い関係なのかも知れないよ。」
「そうなんですか‥」
「うん。そんな男なんだよ俺は‥美由紀ちゃんには似合わない。」
「でも好きです。今日,益々好きになりました。」
2009/02/19 22:40:47(DmjehbEY)
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