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1:悪いのは誰?
投稿者:
ぼぶ
お昼過ぎから飲み始めてから、結構な時間が経った。
もう純子の足取りはフラフラだったが、それでも楽しい気分なのは間違いなかった。 ずっと褒めちぎられ、「好きだ」と何度も言われて、会話も楽しいし、時間はむしろあっという間に過ぎている感覚だった。 それにもうすぐ結婚が控えている事も浮かれている原因の一つなのだろう。 数日前に、3歳年下の昔から可愛がっていた弟分の直樹に駅前で会った。 偶然を装っていたが、仕事帰りの純子を駅前で直樹は待っていたようだった。 「結婚して、地元を離れるって本当ですか?」 直樹はまっすぐに純子の目の見て、聞いてきた。 「そうだよ。」 素っ気なく、純子が答えた。 「その前に一度飲みに行きませんか?伝えたいこともあるから。」 そう言われて、休日にお昼を食べてから、カラオケに行き、居酒屋へと向かい…。 カラオケから飲み始めているから、かれこれ数時間飲んでいる。 カラオケの最中に直樹から率直に気持ちを伝えられて、 『今日一日一緒に過ごしてあげるから』 という約束をした、そうすれば直樹の気も少しは休まるだろうと純子は考えた。 昔から知っているから、話題も尽きず、会話は楽しかった。 居酒屋を出た後、足元がふら付いていた純子と直樹が自然と寄り添って歩き、タクシーを拾った。 家に帰るだろうと純子は勝手に思い、直樹の肩に頭を乗せるようにして、眠ってしまった。 タクシーを二人して降りると、そこはホテルが立ち並んでいた。 純子は少し正気を取り戻したが、直樹に押され、「最初で最後」という約束でホテルに入る前に、コンビニでまた酒を買ってから、 ホテルに入った。 色々と言い訳を作りたかった純子の気持ちもあったと思う。 そして、その晩、酔いを理由に直樹に抱かれた。 酔っている気だるさと開き直った感じで、直樹にされるがままに抱かれていたから、行為中に撮影されていたことに気づいていなかった。 直樹は朝まで純子の体を堪能しつくしたと言っても過言でなかった。 純子としても、普段は淡白な彼氏で不満を感じることがあったが、直樹にはそれを感じなかった。 3年後、純子は無事に嫁ぎ先で知り合いも出来始めた頃だった。 旦那の両親とは同居ではないが、家が徒歩圏内と近いマンションの一室に新婚当時から住んでいる。 工場勤務の旦那の給料は決して高くはないが、二人は幸せに暮らしていた。 ある日の昼休みの時間帯の事だった。 純子に一通のメッセージが旦那から届いた。 『今夜、会社の面白い後輩と飲みに行くから、夕飯はいらない。』 純子は少し寂しさは感じつつも、男の付き合いに口を出すほど野暮ではなかった。 そもそも、酒が弱い旦那が深夜遅くに帰ってくることがないから、むしろ、飲みに行ってもすぐに帰ってくると思っていた。 数時間後、へべれけになった旦那は、その後輩に担がれるように帰ってきた。 「直樹くん?」 純子は思わぬ再会に驚きの言葉を隠せなかった。 目の前で旦那を担いでいるのが、まさしく直樹だった。 直樹は知っていたかのように、「やっぱりそうだったか~」と笑みを浮かべて、純子との再会を喜んだ。 「その前に、熊木さんを何とかしないと。」と自分の肩の方に目をやった。 純子は慌てたように、寝室へと直樹を案内し、旦那をベッドに転がすように寝かせた。 「熊木さんから誘われたけど、こんなに酒が弱いと思わなかった。」 額に汗をかきながら、笑顔を純子に向けた直樹に、 「お茶でも飲んでいく?」 思わず声を掛けてしまった。 知らない仲ではないし、募る話も結構ある。 普通から見たら、自然なことだろうと思うが、二人は以前肉体的に濃厚な関係を持った仲である。 もちろん飲むのは、お茶ではなく、酒であった。 会話は盛り上がり、純子も楽しく飲んでいた。 ほろ酔いになったときに、「そういえば…」と直樹が少しスマホを操作した後、純子にスマホの画面を見せた。 そこには、以前関係を持った時の画像が映し出されていた。 純子は絶句した。 「この時のことが…」と直樹は話し続けたが、純子にはその声が届いていなかった。 直樹が何かを話している光景があるのだが、声が耳に届いていなかった。 我に返ったのは、直樹の手が純子に伸びてきた時だった。 いや、すでに部屋着の上からとはいえ、胸に触られていた。 それを跳ね除けようとした時に、「熊木さんに知られたらな…」と直樹の低い声が耳に入った。 体が一気に硬直し、また全ての音が聞こえなくなった。 その間に、部屋着が捲られ、乳房が露になった。 いつしか直樹が純子の後ろに回り、後ろから両乳房を抱え込みつつ、乳首を指でこねくり回し始めた。 体は素直に反応し、乳首が硬直していく。 「またお酒のせいにすれば良いんだよ。純子を満足させられない旦那が悪いんだから。」 直樹の囁きが耳に入った。 普段、『純子ねえ』と呼ばれていたのに、呼び捨てにされたのは初めての事で、戸惑いがあった。 「立って」と低い声が聞こえて、純子は席を立った。 その声に逆らえば、自分がどういう運命になるのか、容易に想像ができた。 「脱いで」 次の指示が飛んできた。 躊躇してしまうが、逆らうことが出来ない。 それに旦那よりも直樹の方が自分を満足させてくれるのは事実だった。 「お酒を言い訳にすれば良いんだよ。初めてじゃないし。」 躊躇している純子に低い声が飛んできた。 昔から知っている直樹とは別人の直樹の目の前で純子は時間を掛けてパンツだけの姿になった。 「これは?」 直樹の指が純子の筋の部分をなぞりながら、低い声がまた聞こえた。 それでも躊躇していると、遠慮なしに指がパンツの中に入ってきて、 「ちゃんと濡れてるじゃん。」と今度は少し馬鹿にしたような笑みが含まれた低い声が聞こえた。 「早くしないと旦那にばれちゃうよ。」 その声で意を決したように、純子はとうとうパンツも脱いだ。 「舐めてあげるから、テーブルに手をついて、お尻を向けて。」 純子は言葉に従い、その姿勢を取った。 後ろにしゃがみこんだ、直樹の舌が尻穴から割れ目まで這っていく。 そして、また撮影された音が聞こえた。 また椅子に座った直樹が、「キスして」と言われたら、純子の方からキスを背ざる負えない。 椅子に座っている直樹に全裸の純子がキスしているところを、直樹が腕を伸ばして、撮影した。 「いい写真じゃない?」 純子に見せたその画面には、まるで純子の方から直樹にキスをして誘惑しているとしか思えない写真になっていた。 見せられている間にも舌が絡み、直樹の愛撫の手は止まらなかった。 執拗な愛撫で、純子の敏感な所は固くなり、そして濡れた。 直樹に言われた通りにしているだけなのに、直樹のズボンを脱がしている姿、 パンツの上から少し大きくなったものに口づけをしている姿、直樹のパンツを脱がしている姿までも撮影された。 もちろん純子が直樹のを口でしている姿も。 言いなりになっていることで、その分ネタも増えていくことは理解している純子だったが、拒否できなかった。 テーブルの上に乗せられて、足を大きく開かされると、股間もさらに自分で両手で広げている写真までも撮影されて、 そこに直樹が入ってきた。 入っていく様子を今度は動画で純子の表情も含めて撮影された。 「熊木さんじゃ、純子のマンコは満足できないんだって。」 直樹の低い声も一緒に撮影され、それに対して頷くように指示されていたから頷いている様子も撮影された。 テーブルから下ろされて、床の上で四つん這いにされて、後ろからされたり、椅子に座った直樹の上で跨って、純子が動いたりと色々と体位を変えた。 「子供が欲しいんだっけ?」 直樹が問いかけた。 何かを察したかのように、「それはダメ…お願い!!それ以外はするから!!」 「そんなに声出したら、熊木さん起きちゃうよ。」 まるで純子の奥深くにこすり付けるように腰を動かしながら、低い声が聞こえた。 「仕方ないな…出そうになった言うから、じゃあ、飲んでよ。」 その言葉通り、直樹の「出そう」という言葉に反応して、純子が直樹から離れて口に含みつつ、激しく直樹のをしごく姿も動画で撮影された。 「そのまま口できれいにしてね。」 純子は目でうなずいた。 綺麗にしているから舌が直樹のに絡んでいた。 その様子を撮影されながら、「そんなにこのチンコが好きなんだね。」と言われた純子は返す言葉がなかった。 「ねえ、近いけど車で送ってよ。」 直樹を送っていった純子はあまりの近さに驚いた。 車よりも歩いたほうが早いのではと思える近さだったが、直樹の目的は違っていた。 義実家も含めて家の近所なのに、深夜に旦那以外の男と車の中でキスをしたのだ。 「じゃ、またね。今度は熊木さんが夜勤の時に行くからね。シフト確認しといてね。俺は知ってるけど。」 そう言って、直樹は住んでいるアパートに入っていった。
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2023/12/16 22:43:23(HbLqhnGd)
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