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秘めたる願望3
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:秘めたる願望3
投稿者: (無名)
由貴はビクッとした様な仕草で、そのゴミ置き場の前で立ち止まった。
そして、また辺りを見回し、それからその場でジッと立ち竦んでいた。暫く、その場でジッと立っていた由貴はまた辺りを見回すと、意を決した様にそこに置かれていたSM雑誌三冊をおもむろに掴むと、胸に抱える様にして急いでその場を去った。その一部始終をアパートの部屋で見ていた長谷川春人は、飛び出す様に部屋を出ると由貴を先回りする為に別の道を走った。そして、由貴が歩く先の四つ角で由貴の来るのを待っていた。由貴がビクビクする様な足取りでやって来た。

「あれっ、君は確か同じ美大の人だったよねっ、この間学校の食堂で会ったよね。なんだっこの辺に住んでるんだ、奇遇だな」

「あっ、ええ」

(いやだっ、まずいっこんなとこで同じ美大の人に会っちゃうなんて、この雑誌が見られなければ良いけど)

由貴はびっくりした表情をし、そしてオドオドしながら春人を見た。

春人は由貴が抱える様に持っている雑誌の事は知っている。それは春人がわざと由貴に拾わせた雑誌だからである。春人は何食わぬ顔で由貴を見つめながら、しかし内心はニヤニヤしながら、由貴に話かけた。

「おやっ、随分と大切そうに雑誌を抱えているね。何の雑誌なんだい。少し持ってあげようか」

「いえっ、大丈夫っ」

由貴が恥ずかしそうに後退りした。

「そう言わずに、これも何かの縁だからさっ」

春人がその雑誌に手を伸ばした。すると、由貴は春人の手を遮ろうとした、その瞬間に勢い余って、その雑誌をバラバラと道に落としてしまった。

「あっ、ごめんっごめん、僕が拾うよ」

「あっやめてっ」

由貴は必死の声を出したが遅かった。春人はその雑誌を拾うと表紙を見た。そして、おもむろにパラパラと中を開いた。雑誌の中には女の人が裸にされ縛られている写真が何ページにわたり載っていた。

「へえーっ、君はこんな雑誌を読むんだっ、凄いな」

「あっそのっ、さっき、そこで・・
ひっ拾ったの」

「ふーん、そうっこんな嫌らしい雑誌をなんで拾ったんだい」

「そっそれは・・・・」

由貴はそれだけ言うと、顔を赤くして項垂れてしまった。

「こういうのっ君は好きなの」

由貴は黙って頭を左右に振った。

「でも、僕は知ってるよ、君がいつもゴミ置き場からこんな雑誌を拾ってるのを、僕は向かいのアパートでいつも見てたんだ」

由貴はハッとして春人の顔を見た。

(えっ、この人に見られてたんだ)

「実は雑誌をゴミ置き場に置いてたのは僕なんだっ」

「えっ・・・・」

「どうっこれから僕の部屋に来ないかっ、少し話をしようよ」

春人はニコッと爽やかに由貴の顔を見た。

由貴は何か不思議な力に押された様に、コクンと頷いていた。

暫くして二人は春人の部屋に居た。

「僕は長谷川春人、彫刻科の四年、君は」

「わたしは橋本由貴っ、グラフィックデザイン科の二年」

「そうかっ由貴ちゃんね、可愛い名前だね。それで由貴ちゃんはこういう雑誌の世界に興味があるんだね」

由貴は恥ずかしそうにコクンと頷いた。

「心配しなくていいよっ、何でも正直に話してね。実は僕もこの雑誌の世界には凄く興味があるんだよっ、だってこの雑誌は僕が買った物だしね」

由貴はびっくりして春人の顔を凝視している。

春人は押入れから麻縄の束を取り出した。そして、由貴の前にバサッと落とした。

由貴は麻縄の束を見て、ビクッとし、また春人の顔を凝視した。

「これは何に使うか分かるよね由貴ちゃんっ」

由貴はその麻縄の束を見つめながら、コクンと頷いた。

「嫌だったら、止めてもいいんだよ。どうする」

「会ったばかりだし・・・」

由貴がボソッと口を開いた。

「こういう事は性癖の相性が大事だからね。相性が合えば、後からお互い好きになれば良いんじゃない」

由貴は顔を上げると春人の目を見つめた。

「いいかいっ、縛るよ」

由貴はコクンと頷いた。

春人にはある確信はあったが、余りにもアッサリと春人の申し出に由貴が頷いたことがちょっと不思議な感じがした。縛るよ、なんて言ったら激しい抵抗されると想像していた。場合に寄ってはレイプの様に強引に
この由貴と言う女を、縛ろうと覚悟していたのだが、こんなに旨くいくなんてと春人は拍子抜けしていた。

(もしかすると、この由貴って女っ、僕が想像しているより、この世界に精通しているかも)

これが二人の淫靡な世界の始まりであった。由貴はこの春人と言う青年が初めから嫌いでは無かった。ある意味、春人の陰謀にはまってしまった由貴であったが、強引とも言える春人の行為は、暫くの間一人で妄想に耽り、満たされぬ自分の思いを開放してくれたのであった。滝田や浩と行われた様々な淫らな行為が、春人との間に再び行われる事に、由貴は被虐の悦びを益々深めていった。しかし、由貴は春人との淫らな時間に少し物足りなさを感じて来るようになっていた。それは、滝田達にされたあの淫虐な磔プレイをまたされてみたい。そんな淫らな願望を由貴は感じていた。

その日、由貴は素っ裸にされ自分のベッドに両手両足を拡げられて縛られていた。そして、春人の掴むバイブで割れ目を嬲られていた。場所は由貴のマンションであった。何回か、由貴と春人は春人のアパートで淫らなプレイをしていたが、何せ安普請のアパートである。由貴の喘ぎ声や春人の声が隣に聞こえてしまうのでは無いかと、心配で思い切りプレイが出来なかった。由貴の部屋はシッカリとしたマンションなので声が漏れる心配は無かった。由貴と春人の緊縛プレイは自ずと由貴のマンションで行われる様になっていた。

「由貴っどうだっ、気持ちいいかっ、バイブに由貴の割れ目の肉が吸い付いているぞっ」

「春人っいいっ」

由貴は縛られた肢体を突っ張り、太ももを震わせ、バイブの突き上げに悶え悦び、すすり泣く様な喘ぎ声を出していた。

「ああーーっ、もっと嫌らしい事をしてっ」

「由貴っ、どうされたいんだ、言ってみろっ」

「はっ磔にされたいっ」

「何っ、磔っまた随分と凄い要求だなっ」

「お外でっ磔柱に架けて」

「それが由貴の願望かっ、分かった磔柱で大の字磔にしてやろう」

由貴がコクンと頷いた。

「磔って言ったら、由貴っ、この割れ目を串刺しにされるんだぞっそれでも良いのかっ」

由貴は恥ずかしそうにコクンと頷いた。

(あの磔された恍惚の体験をもう一度味わいたいっ)

春人も実は女の磔には非常に興味があった。しかし、由貴にそれをするのは、余りにも変態過ぎて躊躇っていた。だが、由貴から磔にして欲しいとの淫らな願望を告げられ、春人は胸が高鳴った。

(とは言え、どこで由貴の望みを叶えてやるかな)

春人は由貴を責めながら、思案していた。

続く





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2015/11/05 23:52:41(DcHMo9fj)
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