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1:魔性の生娘~瞬殺された私(読切り)
投稿者:
唯315
携帯電話に初めてカメラ機能がついた頃の話。
私は折角のメール機能を活用しようとメル作りを模索していた。 それまで何度か失敗しているので今度は頑張ってみようかな、と出会い系サイト(いかがわしいものではなく)でプロフを上げつらって相性の良さそうな相手を探す、というものだ。 ただ眺めているだけでもそれなりに面白かったが、やはり意思を持った人と話す、ということの方が満たされる。 色々な人が同じように出会いを求めて交差していた。私もその1人。 日常と切り離された存在なら相手は誰でもよかった。 男女のそれが目的ではないので性別も問わず。 しかし同性は当然のように異性目当てなので相手にされず。 既婚であることもあり、異性にもなかなか話が合わない。 そんな中、変わったハンネを見つけた。 今でこそウケねらいハンネとか当たり前だけれど当時変なハンネは珍しく、とても目立っていた。 出会いとかそっちのけでそのハンネの意味を知りたい、ただそれだけでその相手にアクセスした。 D(仮称)、そのハンネの主はJK。 反応があるかわからないがとりあえずハンネの意味を問うメールを送る。 なんと瞬時に返信。 真っ昼間、平日なのに。 授業中だろフツー? 私は昼夜交代勤務でその時たまたまシフトの中休みだった。 読んでみる。 D「登校途中にバスの窓から見えたから」 え? それだけ? そのまま返してみる。 私「それだけ?」 D「うん。」 私「………(´・д・`)」 D「何か?」 私「それだけ??てか今授業中とかじゃないの?何で即答出来る??」 D「しつこいなぁ、それだけだよ。授業中だけど暇だもん」 私「…マジメに受けなさい」 D「うるさいなぁ」 謎は解けた。拍子抜けだったけどまあいい。お子ちゃまに用はないしこれにて終了~ 返信するのをやめ、忘れることにした。 その夜。シャワーを浴びてる間にメールが入っていた。 昼間のJK。 D「なにしてる?」 なんなんだろう、この子……? 私「シャワー浴びてましたけど。何か?」 D「ふ~ん」 私「?」 D「暇だからなんとなく」 私「君はなにしてんの?」 D「おかあさんのワイン飲んでる」 オイオイ、未成年のくせに。 私「酒はハタチになってからだぞ?お母さんは?」 D「ちょっとぐらいいいじゃんか。仕事中。まだまだ帰ってこないよ」 私「お父ちゃんは?」 D「いないよ。母子家庭~」 私「とにかくやめさい。戸締りちゃんとして寝なさいな」 D「え~( ̄^ ̄)じゃやめるから相手してよ。なんか面白い話して」 私「……………」 ツレのノリ。なんて馴れ馴れしいんだ。 さすがお子ちゃまJK。 仕方ないから相手をすることにした。 JK相手に面白い話などないのでとりあえず、互いにどんな暮らしでどんな相手か的な話に。 私はともかくまあ根掘り葉掘り聞いて来る。 この娘、余程ヒマなんだな。ま、今日限りだけだからいいや。 そんな軽い気分で知るだけ無駄であろうその娘のことを相手の問いに同じように聞き返した。 D、本名S子。高校2年生。母子家庭。彼氏無し。生娘。小柄。黒髪。セミロング。 私、本名T=ハンネ。既婚。眼鏡野郎。大柄。趣味単車。 寝るまでのヒマ潰しにと特になんの変哲もない自己紹介的やりとりで終了。 関わるつもりはさらさらないから番号登録もしなかった。 翌日。 冴えない工場勤務。一服しに外の喫煙所へ。 ん? 煙草と共に胸ポケットから出した携帯が光ってる。 開けてみた。 090××…「なにしてる?」 へ? もしや昨日の…JK?? なんなんだよ…… 私「仕事中です」 D「ふ~ん」 終わり。 だが。 それ以来毎日のように「なにしてる」攻撃は続いた。 一方的に聞かれるのもなんだからこちらも聞き返す。 私「なんでそんなに聞いてくるのだ」 D「嫌?」 う……… 私「嫌ではないけれど。何が面白いのかな、と。」 D「即答してくれるから」 確かに状況が許す限り即答は心掛けていたが。 私「え?それはたまたま…それだけ?」 D「男の人なのに普通に話してくれるから」 何言ってるのかよくわからない。 しかしよくよく聞いてみると出会いサイトからのメールはヤりたい男ばかりでうんざりしている、かといって同性はつまんない。 らしい。 つまるところ、どうやらお子ちゃまになつかれてしまったようだ(汗) …まぁ希望してたのとは随分かけ離れてるけど…メ友、ってことにしようかなぁ、お子ちゃまだから深い話は出来ないけれど…妥協しようかな それから普通に、近所の子供とおっちゃんのようなメ友もどきの関係が続いた。 そんなある日 D「ねぇ、T(呼び捨て)は奥さんとヤらないの?」 出た下ネタ。まぁそういうことに興味持つ年頃だし、どうあしらおうかな… 私「滅多にしないなぁ」 D「溜まらないの?」 年端もいかない生娘がなんてことを(笑) 私「そういう話は彼氏作ってその人としなさい」 D「ケチ。うちは自慰するよ」 …じ、自慰とは何と古風な(笑) 私「ふぅん。そりゃま、悪いことではないけれど。人に言うことではないなぁ」 D「Tはどんなキスするん?」 私「どんなとは?」 D「うちはうんと濃厚なのがいい。ディープなやつ」 私「そういう意味ね。確かに濃厚なのがいいね。軽いのは挨拶がわりみたいなもんだし」 D「してみたいなぁ」 ま、憧れは憧れだしな。 私「するならちゃんとした彼氏作ってからにしなさいね」 D「うち、魅力ない?」 私「はい?」 写メ交換はそれなりにしている。 私「いやいや、ワタシには妻と夫と嫁が(笑)そういう事聞く相手ではないよ」 D「Tのこと…好き、って言ったらどうする?」 私「オイオイ冗談はよし子さん(笑)オトナをからかうんじゃないよ」 冗談じゃない。相手はJK。しかも生娘。好意を持たれて嫌な気にはならないが…相手が悪い。 D「そだね。奥さんいるもんね」 …おかしいな、そんな気になるような話はしなかったつもりだが… 大抵は説教じみたことしか言ってないのだけれど… D「Tとしたい」 私「あのね。会ったこともない相手に軽々しくそんなこと言うもんじゃないよ。文字だけの相手だよ?モジ。」 D「じゃ会ってよ」 私「…………工エエェェ(´д`)ェェエエ工工」 D「嫌なの?」 私「あのね。君のことは確かに気に入ってるし好きだよ。でもそういう意味じゃない」 D「寝転がってくれるだけでいいよ。あとはうちが好きにするから」 私「ムリ。オジサン捕まるじゃないか(>д<)」 …誰か助けてくれ。なんなんだこの娘。本当に生娘で素人なのか? これまでの会話の集積からしてプロフ通りとは思うのだが… ストーカー化されても困るので、1度だけ顔合わせするという約束で会うことになった。 ま、現物(私)みれば百年の恋もなんとやら、になるだろう。今回歩きだし、モーテル的なものは周囲にないはずだし。 大丈夫だ。 待ち合わせは双方の中間にある港町。 平日の午後。私は非番。相手の学校が終わり次第落ち合う、みたいなことに。 特急で1時間、6号自由席喫煙車。 自分さえ変な気起こさなければ。自信は完璧。あとはもしビジュアルで納得しなかった場合どう説き伏せるか… メンドクサイ。 15時半着。ショッピングモールの入り口で待ち合わせ。 それなりに緊張する。相手が誰であれ、こればかりは何度経験しても馴れないな。 もう着いてるはずだけど…この中にいるのかな? 灰皿の前で吹かしながら見渡し、メールを打った。 私「着いたよ。黒のコート。煙草吸ってるデカいの」 人混みの中から1人、こっちへ向かって歩いてくる少女。 私「あ。」 D「T…さん?」 私「だよ。S子ちゃんだね。ハジメマシテ。」 D「おっきい~」 オイオイ、挨拶しろよ。イマドキの娘は。身長差は予め知ってるだろうに。 上着で制服は隠れているがプリーツスカートで何者かバレている。 しかし…可愛い娘だな。モテるだろうに…ヤり目的の輩なら格好の餌食だな。 こういうの、ほぼ100%、写メより実際の方が上。 しかしいくら可愛いかろうがこの娘は対象外&目的外。やれやれ。 私「人、多いし、ちょっと散歩でもしながら話そっか?海も見たいし」 若狭湾。原発、見たい(笑) D「うん!」 凸凹と2人並んでなんでもない世間話的なことをしながら港に向かって歩く。 時々チラチラと見上げられている視線を感じながら内心ちょっと焦り始めていた。 嫌がらないのか? 港に着き、整備された遊歩道のベンチに並んで腰掛けた。春目前とはいえ夕暮れ時の港(日本海)は風が冷たい。 途中で買ったホット缶を飲み、夕日を見ながら会話する。 私「ほらね。本当に会うと冷めちゃうでしょ。」 D「冷めるって何が?」 私「ヤりたいとか何とか。可愛いんだから男前の彼氏作ってそいつとしなさいな」 D「冷めてないよ。勝手にきめないでよね」 私「……約束は守ったよ。じゃ、そろそろ帰ろうか。寒いし」 会うだけの約束だ。早く逃げよう(汗) 両手をコートのポケットに突っ込み、投げ出した両足を立ち上がろうと引いた瞬間、 隣に座っていたはずの彼女の顔が目の前に。 プリーツスカートの股を割り、私の腰あたりに馬乗りに。 一瞬のことで何が起きたのかわからない。 ポケットに突っ込んだままの両腕は彼女の腿で動かせないようブロックされている。 彼女はそんな体勢で私の頭を両腕でがっちりとホールド。 下手なマンガならここで私の顔は彼女の胸に埋もれるところなんだろうが、 私「むっ!!………」 いきなりの口づけ。 それも半端じゃない力で押しつけてくる。 私「むむむっ!んーっ!」 強引に唇を割り、舌を入れてくる。不意打ちを喰らって防ぎ切れない。 女の子の力とはいえ両腕でがっちり頭をホールドされている。 め…眼鏡壊れる…(笑) 私「んーっ!ん……んんっ」 舌で咥内をまさぐられる。口づけ、と言うより文字どおり貪るように。 強く押しつけられた唇。 何より息ができない。 辛うじて動きの中でたまに開く隙間から鼻で吸い込む。 バッ! 彼女も限界なのかやっと外れた。 私「ハアーッフウー!」 だが。 D「もっと」 そう言うと私が言葉を発する間もなく、間髪入れず第2撃。 私「むむむむっ!ーんっ!」 強引に舌を吸い出される。 呼吸を調えられなかったのでまたもや無抵抗。 D「もっと。」 夕日が眩しい港のベンチに人目もはばからず(犬の散歩やら遠目ながら結構いたと記憶している)大胆な彼女。 D「もっと!」 口の周りは唾液でもうデロデロ。 息継ぎを兼ねた催促。 いつ終わるともわからない。 だんだん頭がぼーっ、としてくる。 私「んんん…ん…」 これ、文字表現ではすぐだけれど1回 ゆうに5分はある長いものなのだ。 4度目の催促で私は堕ちた。 彼女のそれに応えるように自ら舌を絡ませ、吸いはじめた。 踏みとどまらなくては、て理性とか本当に初物なのか、て疑問とか一切吹き飛び、押し寄せる行動から伝わってくる気持ちに、同じだけ応えようとする。 彼女もそれを感じたのか、腕を緩め、体をずらし、私の動きを自由にした。 今度は私が上体を起こし、右腕で彼女の体を抱きしめ、左手を後頭部にあて口づけを続けた。 長い長い口づけ。 初めててありながら、超ディープな口づけ。 彼女が未成年であるとか、自分が妻帯者であるとか、そんなことは意識の中から消し飛び、ただただ、貪り続けた。 帰り道。 2人の影は1つになり、彼女は私のコートの中で腕を腰に回し、私はそんな彼女の肩をしっかりと引き寄せて歩いた。 この2人。 後に男は主様と呼ばれ、娘は所有物としてまぐわいながら、幾年月を過ごすことになる。
レスを見る(1)
2019/03/24 04:30:38(l1IXDxEd)
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