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三人プレイ2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:三人プレイ2
投稿者: まさ ◆72/S7cCopg
 二人は確かに恋人同士ではなく、友人同士に過ぎなかった。しかしそれ
は、体と体とによって繋がる関係であった。
 酔いの勢いに任せて、というのは、慎二の言い訳に過ぎない。舞子の家に
着く頃には、緊張のためにほとんど冷めてしまっていた。彼はただ単純に、
性欲の赴くに任せたのである。
 舞子はアパートに部屋を借りて独り暮らしをしていた。割と新しい建物
で、外観も内装も小奇麗であった。部屋は六畳の1K、便所、風呂付であ
る。
「ああ、酔った、酔った」
 舞子はベッドに倒れこんだ。
「おいおい。これからするんだろ。風呂入ってこいよ」
 舞子は、はあいと言って立ち上がり、風呂場へ行った。その途中で、二人
の後ろに付いてきた慎二とすれ違い、舞子は慎二を一瞥して微笑した。慎二
は顔を強張らせたまま佇立していた。その様子を見た拓也が、どうしたと彼
を気遣った。
「お前たちは普段からよくこんなことをするのか」
「まあな」
 平然たるものであった。慎二はめまいに似たものを感じた。
 拓也は、はじめは戸惑うのも無理ないが、一度してしまえばあとはどうと
いうことはない、本能に従って楽しめばいいのだ、ということを言った。慎
二はそれを聞いても、遠い世界から聞こえてくる、自分とは無関係のことの
ように思われて、まるで現実味を感じなかった。親友の口から発せられた言
葉とは思えなかった。
 慎二はこれまで、女性との付き合いにおいて何より大切なことは、誠実で
あることと信じてきた。交際をするからには、まず何よりも心と心が協調し
ているべきだと断じてきた。それが今、目の前にいる男と女は、体のみに繋
がりを求めようとしている。しかも男のほうは、親友と言っていいほど親し
い、自分のよく知っているはずの男である。そうして、自分も彼らと同じこ
とをしようとしかけている。それは、自分の恋愛観とは全く正反対の、最も
忌むべきはずの行為だったのだから、彼が現在の状況を目の当たりにして、
まるで夢の中にいるかのような心持ちになるのは無理なかった。
 しかし一方で、彼はその状況と、それに流されようとしている自分を肯定
しかけていた。誠実なやり方でした恋愛は、結局破れたから、もっと多方面
に目を向けて女を捜してみようかと思い始めていた矢先だったし、女と別れ
たばかりで淋しいのもあったし、単純に、下心もあった。
「まだそんなとこに立ってる」
 背後から声がしたので振り向くと、バスタオルで体を巻いた舞子がいた。
それ以外に、身に付けているものはなかった。慎二は驚いて、思わず後退り
した。その慎二に彼女は接近した。慎二は石鹸の甘い香りと、女の匂いを感
じた。
「緊張しなくていいのよ」
 微笑しながら漏らしたその吐息まで甘く、慎二の胸は鳴りっ放しであっ
た。脳は、すでに機能を失っていた。舞子は彼の腕をとってベッドへ引っ張
って行った。慎二はなすがままであった。拓也はもうベッドの縁に腰掛け
て、上着を脱いでいた。舞子はその拓也のすぐ横に座り、さらに反対側に慎
二を座らせた。
「緊張ほぐすために、慎二のフェラでもしてやれよ」
 拓也がそう命じると、舞子は素直にうんと言って、にこにこしながら慎二
のベルトに手をかけた。慎二は内心狼狽しながらも、成り行きに任せること
に決めた。
 慎二のものは勃起していなかった。あれ? と首を傾げながら舞子が口に
含んで刺激を与えても同じことであった。心も体も興奮しきっているはずな
のに、そこだけ精力を見せないのは、彼自身にも不思議なことであった。
「酒のせいかな」
 慎二はそう分析した。
「そうかもしれない。酒飲むと、たたなくなるときあるよ」
 拓也は相槌を打った。そうして、
「舞子の腕の見せ所だな」
 と言った。すると舞子は殊更微笑んで、
「私にかかってたたない人なんていないんだから」
 と再び慎二のものを口にした。
 舞子は、舌で先端を舐めたり、裏側を舐めあげたり、咥えて上下させた
り、捻ったり、吸ったり、色々と手を尽くしたが、慎二のものはしんと静ま
って、動く気配すら見せなかった。やがて舞子の表情には不安が滲み出てき
た。
「ああ、なんかショック。自信なくしちゃうな」
「ごめん」
 快感はあるはずなのに、肝心なものが立ち上がらない感覚は、何とも奇妙
だった。慎二は、舞子のためにも早く勃起させなければと思ったが、彼のも
のは、まるで彼のものでないかのように、彼の意思を無視し続けた。
「まあまあ。酒入ってればなかなかたたないよ。焦らずやりな」
 拓也は鷹揚に構えて、舞子の体に巻いてあるバスタオルを剥ぎ取り、後ろ
から乳房をもみだした。舞子は、慎二のものを咥えながら、喉の奥で声を出
した。さらに拓也は、舞子の股の間も触りだした。舞子はそれに敏感に反応
し、我慢できないように慎二のものから口を離し、喘いだ。
「ちょっと」
 舞子は迷惑そうに拓也に言った。拓也はそれに構わず言った。
「ほら、しっかりフェラしてやれよ」
「だって」
「ほらほら」
 拓也は舞子を急かし、舞子は仕方ないように再びフェラチオを始めた。す
ると拓也はすかさずまた舞子の股間を刺激した。舞子は、手で慎二のものを
しごきあげるも、咥えようとするたびに拓也が刺激を強め、するとどうして
も声を挙げずにいられないので、なかなか咥えられない。
 拓也は舞子の膣に指を入れ、動かした。卑猥な音が鳴った。
「いつもより濡れてるな。慎二のフェラして感じてるのか」
 拓也はからかうように言った。舞子は何とも応えず、慎二のものを手で擦
り続けた。顔は下を向いているので、慎二も拓也も表情を知ることはできな
かった。舞子は、自分の顔が真っ赤に染まるのを意識していた。
 拓也は遠慮なさげな手付きで舞子の中をかきまわした。それに従ってそこ
からでる音も、彼女の声も大きくなった。慎二は、ずっと舞子が刺激を続け
ていたのもあるが、その音と声に興奮が高まり、ようやくのことで元気にな
りはじめた。すると快感がはっきりとしてきて、慎二も思わずため息を漏ら
した。舞子は喜んだ。
「たった、たった! 慎二が立った!」
「はいはい。そういうのはいいからね」
 そういう拓也と舞子のやりとりの意味も、慎二が理解するには時間が要っ
た。それくらい、脳が鈍っていた。
 舞子がさらに舐めると、慎二のものは完全にそそり立った。
「先に入れさせてあげな」
 拓也の言うことに、やはり舞子は素直に従い、慎二のいる方に足が向くよ
うにベッドに横になると、足を開いた。少しは恥ずかしそうにしたが、実に
慣れた動きだった。
「おい。違うだろ。3Pなんだから」
 仰向けに寝た舞子に、拓也は抗議した。
「あ、そうか」
 舞子は体を回転させて、四つん這いになり、慎二に向けて尻を高くあげ
た。拓也はその彼女の前に移動して、すでに大きくなっているものを出し
た。舞子は躊躇わずフェラチオをはじめた。しながら、
「いいよ。入れて」
 と慎二に言った。
 そう言われても、慎二は狼狽するばかりで、彼女の後ろに膝立ちで立って
みたものの、どうしてよいかわからなかった。
「いいの?」
 などと言う彼の様子があまりにじれったいので、うずく穴に早く入れてほ
しい舞子は、フェラチオをやめ、もうと言って、慎二を寝かせた。そうし
て、慎二には背を向けて彼に跨る、いわゆる背面騎乗位の姿勢になって、自
ら慎二を体内に受け入れた。艶かしく腰を動かす。そのまま上半身を屈め
て、口は拓也のものを咥えた。前と後ろで、男二人が女を挟む体勢になっ
た。
「俺も3Pは初めてだが、いいな、興奮するな」
 言葉通り、拓也は興奮しながら言った。慎二もそれは同様だったが、快感
でわけがわからなくなっているので、そんな感想を述べる余裕はなかった。
 舞子は、腰を動かすのと口を動かすので大忙しである。たまらず、慎二
に、自分で動いてくれと要求した。慎二はぎこちなくも腰を動かし、舞子を
突き上げた。
「ああん。いい」
 舞子はそう言って、拓也にむしゃぶりついた。
 慎二よりも先に、拓也が絶頂に近付いた。
「出そうだ」
「もう? 慎二はまだまだよ」
 舞子の言う通り、慎二の射精はまだ訪れそうになかった。
「緊張してるから」
 今更まだ、慎二はそんなことを言ったが、それは事実だった。
「一回出しても、まだできる?」
「多分、大丈夫」
 それならと、舞子はフェラチオを続け、拓也は苦しげな声とともに、精液
を彼女の口の中に放出した。舞子は搾り出すように手を使い、射精が終わる
と口を放して、口の中のそれを飲み込んだ。
 ビデオでしか見たことのない光景が、眼前で展開されるので、さらに興奮
が倍増して、慎二にも射精感が近付いてきた。そうなるとさすがにぐずぐず
しておれず、慎二は自ら舞子の上になり、腰の動きを早め、直前で引き抜
き、彼女の腹に射精した。舞子は満足そうに、それをすくい取り、舐めた。
はじめ見た印象からすれば、彼女がそんなことをするなど、慎二には到底信
じられなかったが、目の前で起きていることは紛れもなく現実であった。
 
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2007/01/26 20:37:32(9HtxtL0N)
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