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ある嫁の危険な関係<1>
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:ある嫁の危険な関係<1>
投稿者: 庄司
 浅木陽子は、結婚十年目の平凡な主婦で、夫の忠夫、幼稚園に通う五歳に
なる英一、姑のタキエの一家四人家族で、郊外にある一戸建て住宅でつつま
しく暮らしていた。
 舅の和夫は、四年前に肝臓癌で他界して、長男である忠夫が、母親のタキ
エとの同居を兄弟から押しつけられた格好で、仕方なく同居に踏み切ったと
いういきさつがあった。
 まだ、生まれて一年の英一への育児疲れで、陽子も体調を崩していたとき
に運悪く、タキエとの同居が重なり、忠夫の悩みの種が増えた。
 
 姑のタキエも持病の腰痛を抱えていて、週二回の病院通いをしていた。
 陽子は、夫の忠夫が、自分に一言の相談もなく、勝手に姑のタキエとの同
居を決めたこと対して腹をたて、同居して四年になるが当然タキエとの折り
合いも悪く、しょっちゅう口喧嘩をしていた。
 陽子が気にいらないのは、夫が自分ではなく、姑のタキエをかばうのが口
惜しく、寝室でも夫との言い争いが、いつも絶えない。
 特に、一人息子の英一を幼稚園に送りだしたあとなんかは、最悪な雰囲気
になるという。
 例えば、食後の食器洗いにしても、イライラしながら陽子が洗うため、ひ
んぱん食器を欠いたり、割ったりしてしまうのである。
 そこで、姑のタキエも黙っていればいいものを口ばしを突っ込んで
「陽子さん、また皿割ったの?これじゃいくら忠夫が汗水流して稼いでも、
いくらあってもたりやしないよ!」
 と、嫌味たっぷりにいうものだから、ますます陽子がイライラする。
 陽子も負けじと反撃をするが、相手のほうが一枚上手で、いつもタキエに
言い負かされている。
 <口惜しいったらありゃしない、あの、あの>
 と、いつも地団駄を踏んでいる。

 ところが、あるとき状況が一変した。姑タキエの持病の腰痛が悪化して、
検査が必要になり、検査入院することになった。
 忠夫が、陽子に詰め寄って、こういった。
「陽子、おまえの配慮が足りないからこうなるんだ!」
「何!あたしが悪いっていうの、冗談じゃないわよ!日ごろの行いが悪いか
らこうなるのよ」
 忠夫の信じられない言動に、陽子はさすがに頭にきて、言い返した。
「何だと!じゃあおふくろが悪いっていうのか」
「ええ、そうよ!あたしが心配して、病院に付き添いましょうか?って優し
くいったのに何ていったと思う、あなたの世話になんかならないわよ!って
吐き捨てるのよ。あなたのお義母さんって最低ね!」
 陽子は、今までたまっていたうっぷんを、すべて吐き出すように忠夫にぶ
つけた。
「陽子、おまえ・・・・・・よくそこまでいえるな」
 忠夫は、タキエを侮辱されたことが忠夫のプライドを傷つけ、その夜から
夫婦別々で寝るようになった。

 数日が過ぎると、タキエの検査結果が出たため、いやいやながらもタキエ
が入院している病院に夫婦揃って出向いた。
「浅木さん、浅木タキエさんのご家族の方どうぞお入りください」
 看護士さんに案内され、タキエの担当医のもとへ行った。
「先生、母はどうなんです?」
 単刀直入に忠夫がきいた。陽子はその横で知らん振りしている。
「ええ、ちょっといいですか」
 と、担当医の先生は、レントゲンを指していった。
「ここのつなぎ目がですね、くっついてしまわれてますね」
「と、いうとどういうことなんでしょう」
「椎間板ヘルニアですね。ただ、だいぶんお年ですので手術はしないほうが
よろしいでしょうと思いますが・・・」
 担当医の先生が険しい顔でいった。
「は?なぜです?」
「いいですか、このお年で無理に手術なされますと、術後のリハビリに影響
しないとも限らないのです。お若い患者さんですと治りも早いのですが、浅
木さんのお母様の場合ひざも痛めてらっしゃいますし」
「どうすればいいでしょうか」
 忠夫が、身を乗り出してきくと
「本人次第ですね。辛いリハビリに耐えられるのであれば、手術しますが、
息子さんのあなたから、直接お母様に聞いてはみてはどうでしょうか」
「わかりました。母と相談して決めてみます」
 そういって立つと、忠夫はタキエの病室にむかった。
 <何よ、お義母さんのことになるとあんなにムキになって心配しちゃって>
 陽子は、無性に腹が立った。
 病室に入ると、忠夫が、さっそくタキエにいった。
「母さん、先生がね、リハビリに耐えられるんであれば手術してくれるとい
ってるけど、母さんはどうしたい」
「母さん、手術もリハビリなんかもしないよ!ほっといておくれよ」
 タキエはそういうと、毛布を頭からかぶって伏せてしまった。

 それなると、担当医の医師に任せるしかなく、二人は病院をあとにした。
 <これでしばらく我が家は平和だわ、いい気味よまったく>
 陽子が、心の中で囁いた。

 タキエが、腰痛のために入院が伸びて、十日ほどした夜に、陽子は家庭用
のヘルスメーターに乗って、体重を測るとぎょっとした。
「あら、やだ、六十キロもある」
 ストレスから食べすぎてしまい、陽子のベスト体重よりも、十五キロも増
えていた。
 <何とかしないと、このままじゃ>
 陽子は悩んだあげく、市の運営するスポーツセンターに通い、ダイエット
することを決意した。
 息子の英一を幼稚園に送り出すと、空いた時間を利用して、スポーツセン
ターに行った。
 ルームランナーで汗をびっしょりとかいていると
「あれ?浅木さんの奥さんじゃないですか」
 陽子が、声がしたほうへ振りかえると、一人のインストラクターの男性が
立っていた。
「あ、みち子ちゃんのお父さん」
 そういって、マシンからおりると、スポーツタオルで汗を拭った。 
「めずらしいですね、こんなところでお会いするなんて、お姑さんの腰の具
合いかがですか?」
「まあ、気にかけていだいていたなんてすみません。義母は、入院したまま
ですわ」
「そうですか、お気の毒に。早く治るといいですね」
「ええ、ありがとうございます」
 いくら憎き義母でも、隣近所の手前、陽子はにっこりと笑ってお礼をいっ
た。
「ところで奥さんは、どうされたんです?」
「ちょっと太りだしてしまって・・・・・・」
 気まずそうに返事した。
「もしよろしかったら、わたしが効果的な運動や食事の仕方教えますよ」
「まあ、いいんですか!専門のインストラクターに教えていただければ、恐
いものなんかありませんわ」
 陽子は、うれしそうにいった。

 危険な関係の始まりであることとも知らずに・・・・・・・
 
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2006/04/23 06:24:25(TAK6j0m8)
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