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カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:女
投稿者:
 私が初めて女性と関係を持ったのは、中学1年生のときだった。それか
ら、私の忌まわしい女性遍歴が始まった。
 12歳の時分、マンションの隣の部屋に、大学生の女のひとが住んでい
た。大学に通うために、くにから出てきて1年くらいの人だった。明るく、
社交的なひとだったので、私の家族とも、その他の近所の人とも、すぐに打
ち解けて、楽しそうにやっているようだった。私も、そのひとのことを、お
姉さん、と呼んで、慕っていた。けれでも、格別、恋感情はなかった。
 ある日、私はそのひとに部屋に招かれ、慣れていた私は疑いなくお邪魔し
て、そうして犯された。あっけなく、童貞を喪失させられた。
 そのひとは、性欲の強い女だった。男がいないと我慢ができない、と言っ
ていた。そのとき、交際していた男と別れてしまって、悶々としていたとこ
ろに、私が目に付いたという。
 私は、はじめのころこそ、後ろめたさがあって、そのひとから誘ってこな
ければ部屋に行かなかったが、だんだん慣れてきて、快感がわかってくる
と、誘ってくるのが待ち遠しくなり、やがて誘われなくても自分から行くよ
うになった。
 そのひとは、自分の快楽のために、女体を感じさせる様々な方法を、私に
教えた。私は素直にそのひとに従い、そのひとが誉めてくれたら、嬉しかっ
た。いつの間にか、そのひとのことを好きになっていて、寝ても覚めてもそ
の人のことを考えるようになった。
 そんなことが3年続いて、私は中学卒業、その人は大学卒業、ということ
になり、私は高校に進学するだけのことだったが、その人は、就職先が離れ
た場所だったので、引越しすることになった。高校生の私には、ちょっと行
けなさそうなところだった。私は、それほどまでに好きにさせておいて、自
分勝手に離れて行ってしまうその人を、激しく憎んだ。私がそのことを言っ
ても、その人は微笑するだけで、そうして、その日がきたらあっさりと行っ
てしまった。
 別に私でなくてもよかったのだろう。私が便利だったから。
 高等学校に入学して、しばらくは普通に高校生をしていたが、どうにもや
りきれない思いがした。どうやら、私にも、忌々しい性質が蛭のように身体
にこびりついてしまったらしい。欲求不満になった私は、女を求め、類は友
を呼ぶのか、すぐに女は見つかった。Nという、あのお姉さんと同じ臭いの
する女だった。
 Nは、15歳にしてすでに経験豊富で、そのときもたくさんの男を手中に
していた。しかし私にとってはそんなことはどうでもよかった。自分の欲求
不満を解消できればよかったし、お姉さんのおかげで、技にはかなりの自信
を持っていたので、他のどの男よりも、Nを感じさせられると確信してい
た。本当に、その当時は、他の男が下らなく見えたものだ。うわべは仲良く
していても、言動、行動の稚拙さに閉口することはしばしばあった。
 ともかく、私とNは、利害一致というようなわけで、Nの男の多いため
に、呼び出しに応じないことがあったには少々苛立たせられたが、ちょくち
ょく性交し、私の欲求不満もどうにか治まった。
 Nとの関係は続けていたが、2年生にあがって、後輩ができると、その中
に変な女を見つけた。Tという、純愛主義、などと、恥かしげもなく口にで
きる女だった。頭が悪かった。白痴ではないかとさえ思われた。なにしろ、
なにかというと、純愛、純愛、と言って、澄ましていた。まあ、確かに処女
の香りがしたし、純真無垢といえば、そうであるような気がしないでもなか
ったが、無知ゆえの無垢などは、浅はかなだけである、と私は断定してい
た。
 あんまり純愛とうるさいので、私はいきなりキスをしてやり、
「これも純愛」
 と心にもないことを言った。ぶち壊してやりたいと思ったのだ。けれど
も、Tは、
「純愛」
 と言って、笑って、私にキスをしかえした。私は呆れて、いよいよ本物の
気違いだ、と決めつけてしまった。
 Tがどこまで私を信じるのか試してみたくなって、いろいろ無茶なことを
命じた。下着を着けさせずに学校に来させたり、通学の電車の中で自慰させ
たりした。校内のほとんどの場所で性交した。それは私にとっても冒険だっ
たが、馬鹿なTは、その全てのことを、私の愛情ゆえであると信じ、従順だ
った。Nと違って、呼べば必ず来たので、毎日のように犯した。しかも、そ
れまでは場所を選ばない、ということはなかったのに、Tとするときだけは
ところかまわずにした。愛しているから、家まで待てないのだ、と言ってや
ったら、本当に嬉しそうな顔をしていた。
 あまりの頭の悪さに、いささか気味悪く思い始めたころ、Tは急に学校に
来なくなった。理由は誰も知らなかった。私も、不気味に思い始めていたの
だから、知ろうともせず、かえってせいせいした気持ちで、たまにNと遊び
ながら、3年生になった。
 そのとしの新入生の中に、すごい女を見つけた。それまでの女とは一味も
二味も違う、女の中の女、という気がした。Eという、美女だった。しか
し、容姿の美しさなどは問題でなかった。美人といえる女など、ちょっと探
せばいそうなものだ。Eには、どんな美女もかなわない、高貴な気配を持っ
ていた。あひるの中の白鳥だった。私はすぐに夢中になった。この女をもの
にしなければ、今までの人生全てまやかしだ、と思った。生まれて初めて、
本当の恋をした気がした。
 必死に口説いて、晴れて、交際するに至った。そのときの喜びといった
ら、比類がない。
 けれども、私は調子狂った。あんまり燦然としているので、それからどう
あしらったものか、わからなくなったのだ。むやみに傷つけてはいけない、
と思って、慎重に慎重に付き合った。今までのような欲情は、なぜか湧いて
こなかった。きっと、私は、かなりびくびくおどおどしながら、Eに接して
いたと思う。Eは退屈して、やがて愛想を尽かした。
 そうして、白鳥は飛び去った。烈しい侮辱の言葉を残して。
 Eの前に、すっかり自信をなくしていた私は、ぐうの音も出なかった。屈
辱は感じたが、どうすることもできなくって、やけくそになった。それで、
いろいろやって、留置場に入れられた。
 ぼんやりと、Eのあの高貴な気配はなにゆえだったのだろう、と考えた
が、答えは出なかった。そうして、あれでは男が欲しくなっても、手を出し
てくれるやつがいめえ、苦労するぜえ、へっへ、と卑しくつぶやいていた。
 留置場を出た後もやけくそを続けて、私の身体は半病人のようになり、か
つての精力は見る影もなく、ごろりと身体を横たえて、かすかに思うこと
は、Tの純愛だった。こうなったら、それだけが尊く思われる。
 すると、ふとしたことからTと再会して、私は涙ながらにTに抱きつい
て、俺が間違っていた、許せ、と言って、Tは黙って私の頭を撫でた。など
と幻想を抱くのだが、今の私の周囲には、Tはおろか、どの女も近寄らな
い。
 
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2005/09/17 22:55:15(uMcdiF71)
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