｢うぉーい、あきらー、いるんでしょー｣

｢お姉様のお帰りだー、ぎゃっはっはー｣

｢うるせーよ、おい。今何時だと思ってんだ｣

｢うー、気持ち悪い。風呂借りるぞー｣

｢人の話聞けよ。｣

｢ふぅーさっぱりー｣

｢おい、ﾊﾞｽﾀｵﾙ巻いて出てくんなや｣

｢いーじゃん、暑いんだし。ってかいい加減ｸｰﾗｰ買えよー｣

｢んな贅沢品はいらん。扇風機で十分じゃ｣

｢あ゛あ゛あ゛あ゛～｣

｢ｶﾞｷか、お前は。
んで、今度はいったい何が原因でｹﾝｶしたんだ？｣

｢はぁー？あんた、何で判ったの？｣

｢ﾜﾝﾊﾟﾀｰﾝすぎんだよ、姉貴の行動は。
旦那とｹﾝｶしちゃ毎回②夜遅くにｳﾁきやがって。｣

｢…まぁそう言うなよ、可愛い弟に会いに来てやってんだからさ｣

｢へいへい、有り難いことですねー全く。
で、何があったん？｣

｢………ってた｣

｢は？何？

｢ふ、う、ぞ、く！旦那が風俗行ってたの！！｣

｢それで？｣

｢それでって…嫌でしょ普通ー｣

｢風俗くらい行くだろ、男なんだし｣

｢なんで！？全っ然意味判らんし！
あたしがいるのになんで他の女とﾔﾘたいの！？｣

｢ちょ、でかい声出すなや。｣

｢………男の人ってどうなの？一人の女じゃ満足できないもん？｣


｢人によるんじゃね？｣

｢あんたはどうなの？やっぱ色んな女の人とﾔﾘたい？｣

｢彼女とか嫁がいればしねーかな｣

｢ほらー、それが普通でしょ｣

｢でも、浮気のｴｯﾁって気持ちいいんだぞ｣

｢それは…知ってるけどさー｣

｢結婚してから浮気したのか？人のこと言えなくねぇ！？｣

｢違うよ！昔の話｣

｢なんだ、そっか｣

｢でも奥さんいて風俗は駄目！やっぱり絶対許せない！｣

｢まぁ気持ちは判らんでもないが…姉貴も27なんだしもっとでかい器ってゆうか、云々｣

｢あんた1つしか違わないのにおっさんみたいなこと言うねー。
でもされてみたらわかるよ。正直しんどい。｣

｢まぁ今日は泊めてやるからもう寝ろ。
明日には帰ってちゃんと話し合えよ｣

｢わかった、じゃ寝よ｣

｢ああ、おやすみ｣

｢ねぇ｣

｢あ？｣

｢さっきの浮気ｴｯﾁが気持ちいいって話｣

｢ああ、どうかした？｣

｢あきらは何で気持ちいいと思う？｣

｢ん～、背徳感っての？しちゃいけないことしてる、って思ったら興奮するからじゃね？｣

｢そか、同じだね。姉弟だから考えも似るのかな？｣

｢普通そんなもんじゃねーの？みんな同じこと言うと思うぞ｣

｢ねぇ｣

｢あん？｣

｢あたしとｴｯﾁしたいとは思わないの？｣

｢はぁ？ないなぁ、全く持ってなし｣

｢背徳感、感じない？｣

｢いやいや、それ以前の問題だろ普通｣

｢あたしは…ｱﾘかも｣

｢ﾏｼﾞすか、ってどこ触ってんの。｣

｢しちゃいないこと、してみない？｣

｢無理無理、絶対立たないって｣

｢これでも？｣

｢やめろって。ﾏｼﾞ有り得んし｣


｢…起ったね｣

｢そりゃﾌｪﾗなんかされたらしょうがないよ｣

｢ほら、あたしのも触ってみて｣

｢何で何もしてないのにこんな濡れてんだよ｣

｢だから興奮するんだってば、…ぁん｣

｢泊まりに来る度にこんなこと考えてたのか？｣

｢、ちょっと期待はしてたかもね…ゃん｣

｢道理で毎回薄着なわけだ。風呂も入るし｣

｢お、襲いたくなったことあったでしょー？｣

｢だからないって。姉貴となんか無理｣

｢じゃこれはなに？もう完起ちじゃんよ｣

｢生理現象だよ、たとえｵｶﾝにでもﾌｪﾗなんかされたら起つわな。

はい、終了②。寝るぞ｣

｢………｣

｢おい、やめろって｣

｢どうせだから抜いてあげるよ。生理現象で逝っちゃっていいからね｣

｢なんでｵﾚだけ…｣

｢いいじゃん②、さ、さっさと出しちゃってね｣

｢なんだよその言い方…あっ｣

｢ほらほら～はやく｣

｢駄目だ、逝く！｣

｢………｣

｢…いっぱい出たねぇ。生理現象、お疲れ様。
おやすみ～｣

｢何で飲んでんだよ、寝るのかよ、何がしたかったんだよ｣

｢おやすみ～、くぅ～｣

｢わけわかんね

…おやすみ｣