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某小説サイトに投稿している作品ですが、お読みいただければ、幸いです。
「ここが宿かぁ。観光で来たかったなぁ。」 小さめのスーツケースを引きながら、目の前にある立派な建屋のホテルに到着した。 十月半ばの観光シーズンではあるが、僕は二泊三日の出張で訪れた。 本来ならビジネスホテルに泊まるはずだったが、どこも予約することができず、行き着いた先がこの観光ホテルだった。 ガラス張りの玄関を通るとき、観光ホテル特有の歓迎掲示板が視界に飛び込んできた。 平日のためか、掲示板の空白が多く、宿泊客が少ないことがすぐに分かった。 そのおかげで、上田様御一行もすぐに見つけることができた。 僕の名前は上田ナオト。社会人二年目の俗に言うフレッシュマンだ。 今回はお客様対応として、若干人質のように出張に出され、半ばモチベーションが下がっていた。 それに拍車をかけるように、掲示板には○○婦人会御一行や□□事務所御一行の文字が踊っており、✕✕大学テニスサークル御一行のような出合いやラッキースケベを期待できる要素は限りなくゼロに近いことが約束されていた。 一般の家族連れといえば二組しかいないような状態で、そこにフレッシュマンの欲望の泉から湧き出るものを満足させることは難しいと感じていた。 初日からお客様に叱咤される目にあい、半ば逃げるように到着したホテルでは、そそくさとチェックインを済ませ、簡単に食事を取り、せっかくの観光ホテルだからと大浴場へ向かった。 体を洗い、内風呂の真ん中に浸かり暫くすると、一組の家族が湯気の向こうから入ってくるのが分かった。転ばぬように注意を促す、少々声太の父親とそれに答えるかわいい声の存在があった。 まぁ、小学低学年の混浴はよくあることと、気にもとめず湯船に浸かっていると、目の前を横切るスラッとのびた体型が目に飛び込んできた。 思いがけない映像に、目を見開き凝視すると、胸は膨らみはじめて、見ようによっては中学生と言ってもいいほどの少女だった。 思わず目で追ってしまったが、近くに父親がいるため、注視はできないものの、タイミングを見ながらチラ見するごとに僕の息子はむくむくと隆起をしていった。 それほど自然にオスを掻き立てるほどの体型だった。 ほどなくして僕が入る内風呂の奥のスペースに二人で入ってくると、父親は僕に背を向けるようにして座り、少女は僕の方を向く位置に座った。 そのような位置関係だったため、薄い湯気の中ではあるが、時折湯面から顔を見せるツンとした膨らみかけの胸を堪能することができた。 先程よりも父親の目線を気にすることがないため、度々凝視をしていたためか、少女は僕の存在に気付き、たまに少女と目が合うようになった。 次第に父親と話しながらも、少女のほうからこちらをチラチラと見ていることがわかり、その表情がたまらなく可愛かった。 しかしながら、すでに僕は長時間入っているため、そろそろ限界がきていた。 それでもこの状態が名残惜しいため、浴槽縁の段差に腰掛け、少女を見学することにした。 その状態でも父親からは死角になるため、先程よりも大胆に少女を凝視していたところ、少女のこちらへのチラ見に変化があることに気付いた。 これまでは、僕の顔と父親や外の景色を往き来していた少女の目線が、もう一ヶ所経由するようになっていた。 僅かな時間ではあったが、僕の顔から真下に視線を落としているのは、間違いないと確信した。 僕もそちらを見下ろすと、真上を向いて隆起している息子の頭が、水面から半分ほど湯面の波に合わせて、出たり入ったりを繰り返していた。 この状態を気に留め、恥ずかしがりながらもチラ見するかわいい少女、いや早熟のメスが目の前にいる。 僕は即座に興奮の頂になり、交尾を迫るオスのごとく、自らの性をメスに見せつけたい欲求が芽生えた。 すでに性の一端は見せてはいるが、シンボルのすべてを、明瞭なシンボルを、できるなら目の前で見せつけたい。 いまだ血の通わないオスのシンボルを見たことがないであろう若いメスにアピールしたい。 そう、頭の中をめぐり始めた思考は、僕に行動を取らせていた。 段差に腰掛けていた腰を、ゆっくりと浮かせ、まるで浮上する潜水艦の潜望鏡のように、息子を半分ほどまで湯面に露わにさせた。 そのとき少女は、チラ見どころか、瞳をまん丸にしながら凝視に変わり、視線を外すことなかった。 僕は存分に見てもらうため、あえて少女からは視線を外してるように見せかけ、その様子を横目で確認をしていた。 それにより少女もためらうことなく、思う存分堪能してくれているに違いない。 そんなつまらないサービス精神を装った自己満足の思考は、僕の欲望の一端を満たすとともに、息子のさらなる膨張を助けるには十分で、凝視される潜望鏡は心臓の脈動のように躍動していた。 僅かな時間ではあったが、さすがに父親は娘の緊張に声をかけた。 「どうした?」 それと同時に娘の視線の先へと振り返ろうとしてきた。 僕はとっさに浮かせた腰を沈め始めたが、その動きは不自然なまでの波と音を立てるため、万事休すと悟った瞬間、少女は咄嗟に湯船から勢いよく両手を上げると同時に、父親の意識を自分へと戻すかのように言葉を発した。 「なっ、なんでもないよ!あっ、あの木の扉の部屋は何なのかなって、思ってただけっ!」 少女の起こした波と音は、僕の回避行動を紛らわせてくれるだけではなく、肩までゆっくりと入水する余裕を持たせてくれた。 少女も自分が見ていたものが父親にバレるのを嫌がったのであろうが、お互いに事態は好転していて、感謝でしかなかった。 しかし、またすぐに少女へ視線を戻すのは、早いと思い、これまで気にも留めていなかった、窓の外を眺めた。 そこにはいくつかの露天風呂を確認し、もしそこに少女と二人きりだったら、自らの欲求を存分に開放することができるのではないかと妄想にふけると、今のアクシデントで幾分か頼りなくなった息子も揺れる湯面の下でみるみる水面を目指す生き物のようにそそり立った。 状況は少なくとも膠着状態であり、欲望の終着を目指すことは諦めるしかなかった。 しかし遠巻きだが、そそり立った全容を見せることは叶いそうだ。 僕が湯船から出るところを見せつけたい。 そのタイミングを図るため、再度少女の方へ目線を戻した瞬間、少女の瞳も横目でこちらを向いてきた。 何を思ったか、僕は小さく頷き、あたかも意思疎通しているかのように合図を送ったが、それは僕の自己陶酔からであろう。 少女と同じ目的を果たそうとするエゴな義務を自らに課し、ゆっくりと湯船の縁の段差にふたたび腰掛けた。 その様子を確認した少女もまた、唇を多少噛み締め、目線は、父親のほうを向いているが、周辺視野で僕のことを探っているようだった。 その二人の共感空間を感じ取ると、僕は風呂を上がる動作の中でも、天井を指し示さんとする息子を、ゆっくりと亀頭から露わにしていった。 少女もその動きを周辺視野で確認したのか、さらに強く唇を噛み締めながら、瞳の黒目をゆっくりとこちらへと向けてきた。 興奮のあまり、あたりはスローモーションに包まれ、少女の目に届いているであろう昇り龍の光景は、数分に渡っているようにも感じた。 僕は立ち上がり終わると数秒、股間を突き出しこれでもかというほど、若いメスにセックスアピールを行った。 初めて見せたときとは異なり、少女の瞳は大きく見開かず、そのかわりオスのシンボルを欲するかのようなトロンとした眼に変わっていた。 その状態で息子が2回ほど跳ねただろうか。 それを合図に僕は振り返り、湯船を後にし、少女の視線も戻っていった。 それからは興奮のあまり、脱衣所までの道のりはガクガクの脚をだましだまし進み、なんとか父親に気付かれることなく脱出することができた。 脱衣場に出ると、長湯に当てられた身体を休めるため、洗面所の鏡の前に座った。 あたりは適度に涼しく、火照った身体を冷まし、徐々にぼやける頭も明瞭になり、先程までの行為を思い出し興奮するには最適だった。 興奮が冷めない息子を鏡越しに眺めてると、この景色を少女は目に焼き付けたのかと、見せつけたい欲望の一角が満たされるのを感じた。 すると、鏡に映る僕の後ろに焦点を移すと、脱衣カゴが目に入り、同時にカゴからはみ出すピンクの生地が目に飛び込んだ。 その瞬間、僕は振り返りながら立ち上がり、最短距離で獲物に近づいた。 正しく、先程の少女の抜け殻で間違いないことを悟った。 咄嗟だったが、僕はカゴ内の抜け殻の折り重なりを覚え、痕跡を残さないように慎重に物色し始めたのは、己ながら拍手を贈りたいとまで思った。 まもなく目の前には、少女の柔らかな肌に直接触れであろう、魅惑の五角形が現れた。 しかも混浴適齢期のホームベース型ではなく、大人のものに近い、魅力を持つものだった。 立ち上がってから数秒の出来事だろうか。 手にした抜け殻を顔に押し付け、一息で吸える量を遥かに超えた空気を抜け殻のフィルターを通して吸い込んだ。 そこにはなんとも表現できないロリフェロモンとも言えるロリコンだけが持つセンサーを刺激する何かがあった。 顔に押さえつける手は、空気を含ませるかのごとく優しく構えるが、逆の手はまさに噴火せんとばかりの強張りを激しく刺激していた。 突然の噴火警報に僅かながら残っていた理性が踵を返し、所作を継続しながらも、噴火の矛先を洗面台にかろうじて届けた。 顔を花園にうずめ、下では烈火の白濁を出し続けるなんとも言えない姿を鏡は映していた。 大きく深呼吸を二回ほどしたとき、噴火は収まり、だらしない顔の男がそこに佇んでいた。 こんな姿を少女に見られたい。 新たな欲望が生まれた瞬間だった。 咄嗟に我に返ると、朧気に覚えた抜け殻の配置を脳裏からたどり、修復すると、四方に飛び散った溶岩流を備え付けのペーパータオルで拭き取った。 急ぎホテルの浴衣に袖を通し、帯も頼りなく手で抑えながら出口の暖簾をくぐった。 部屋までの道のりはさほど記憶がなく、気が付くと自室のベッドの上で、再び少女の瞳を思い出しながらその後の進展を妄想して止まなかった。 衝撃の出会いはこうして終わっていった。
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2024/04/05 20:28:49(ol6DXQoe)
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