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第1章「出会い」
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:第1章「出会い」
投稿者: ◆RxSveB/Q9c
6月、梅雨の合間の太陽の陽射しがジリジリと暑い1日の始まり。
俺は特に予定もないまま街中にパチンコでもと思いやってきたが、
街中、道行く人は流石に半袖が多い。
若い女性は特に露出度が高い。
短パンにノースリーブの女の子が俺の前を歩いてる。
その女の子の左スニーカーの紐がほどけてるのが気になってしかたない。
信号待ちで並んだ時に、
スニーカーの紐がほどけてるよ、と教えてあげるが、一瞬気まずそうな顔を見たかと思うと靴紐を結ぶでもなく信号待ちする彼女。
変なオジサンに声を掛けられてイヤだったのか、
信号が変わると小走りに走り出した瞬間に勢い良く転んでしまう。
言わんこっちゃない、
ポシェットから携帯と小銭入れが飛び出し路上に散乱。それを拾い上げ、大丈夫かなと、差し出す。
膝が擦りむけて血が滲んで痛そうにしてる彼女。
今度は流石に無視出来ない状況で、ありがとうございます、と言ってくれたが、とにかく痛そうに足を擦ってる。
大丈夫と声をかけながら、とりあえず靴紐を結んだらと再度、忠告してあげると渋々と靴紐を結ぶ彼女。
そんな時に通りすがりのおばさんがバンドエイドを俺に使って上げてと差し出してきた。

俺は無意識におばさんにお礼を言うと、そのバンドエイドを彼女に渡してあげた。
バンドエイドを貼り終えると気恥ずかしさからか、深々とお辞儀すると人混みの中を小走りに去って行ってしまった。

高校生であろう彼女にしたら、街中でオジサンに声を掛けられナンパされるとでも思ったのかな?
オジサンと言ってもまだ28、まあ高校生から見れば立派なオジサンかー。

そんな事を思いながら目的のパチンコ屋にやってきた。
北斗、エヴァンゲリオン、どれもこれも満席。
定番の海に座る。

結構回ってくれる。
5連チャンしてくれた所で昼休憩に。

時間は2時前、昼の混雑する時間じゃないから、今日はトンカツでも食べようと店に入るとすぐに席に着けた。
メニューを見てると女の子がお冷やを持って来てくれる。
軽く会釈してくれる姿に、???
誰かな?もしかして知り合い?

色々考えてみるが解らない。
気になりながらその子を見ると、またまた、会釈してくるではないか、

左足の膝を見て、そこで初めて気がついた。
あの子やん!

髪の毛の長い子だったが食べ物屋さんだから後ろで束ねてる。ノースリーブの短パンから店の制服に着替えて、まるで別人に見えるが、あの転んだ子だ。
メニューを言いながら、足大丈夫?と聞くと、バイトの時間に遅刻しそうで急いでたからと、
あの時と違って気さくに喋ってくれる。

俺、六郎28才と樹美17の出会い。





 
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2022/07/18 08:11:29(OXu/2dbb)
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