2020年末日本の音楽市場はniziuで埋め尽くされた。2021年、味を占めたK-Pop勢は次々と日本人っメンバーを含むK-Popアイドルグループを送り込み、「素人っぽく親しみやすさ」を売りとするJ-Popは絶滅危惧種とすら揶揄され、日本の中高生は皆K-Popアイドルにあこがれ、才能あるものはK-Popアイドルを目指すようになる。

韓国からの逆輸入アイドルに追い詰められた日本アイドル産業は、過去の成功体験から難局を乗り切ろうと必死だ。この物語は2022年に始まる業界の巻き返し実話を忠実に記録するものだ。

2022年初頭から日本アイドル業界は危機感を共有する政府・与党を巻き込み、法改正に踏み込んだ韓国との全面戦争に突入しようとしていた。ちなみに前年の総選挙で政界は一気に若返りを果たし、首相は45歳でアイドル・風俗好きで知られる真鍋まさし（日本リベラル等）が就任していた。

中高以上のアイドル人材は全てK-Pop勢に奪われた今、残された人材は小学生しかいない状態。その中で何ができるのか？日本の頭脳を集め、戦略が練られる。アイドル業界のみならず、日本を代表する学者、医師、企業経営者、技術者が動員された。

日本のアイドル史で小学生が活躍した事例と言えば90年代のSPEED寛子、フォルダー５くらいだ。またアイドルとは少し異なるが80年代、伝統的アイドルを押しのける勢いを誇った少女ヌードアイドル。。。

当初は成功例と考えたフォルダー５だが、SPEEDの成功からは大きく水を開けられていた。メインボーカルのアキナはSPEED寛子にも引けを取らない歌唱力を誇っていたのにだ。この二人の比較が大きなヒントになる。両者間にはエロス面で大きな違いがある。

小柄であどけないクリクリお目目のアキナはいかにも小学生らしい愛くるしさだが、世間はスルーした。一方、小学生にしては身長が高く、プライベートでも中学生と間違えられたという寛子はやや細い釣り気味な目で大人びた雰囲気を持っていた。またダンスで鍛えられた肢体はスリムで手足が長く「美しいカラダ」の持ち主だった。世間は小学生女子を見る目で寛子を見るのではなく「女」として寛子を見た。デビュー時点でまだまだ胸も膨らみ始めだったにも関わらずだ。

背景には所属事務所の巧みな戦略が見え隠れしていた。実は寛子はデビュー前の時点で性体験を持っていた。そんな寛子が上京して多数の大人との接触を持つようになると寛子が数々の業界関係者に抱かれるのだ。寛子はそんな大人たちとの関係を隠すこともなく、白昼堂々と手をつないでデートする場面を目撃される。当時、円光ブームがあり、大人と小中高生のカップルがホテルに入る姿も珍しくなかったこともあったのだが、アイドルが円光少女のような行動は普通はネガティブだ。しかし事務所はそんな目撃談がネットに流れるのを放置した。そうすることで小学生女子の可愛らしさと怪しくエロティックな魅力を兼ね備えたアイドル寛子が成立したのだ。

さかのぼること80年代の少女ヌードブームでも同様に「可愛い子」より、脱ぎっぷりの良い「エッチな感じの子」のほうが写真集が売れた。

成功へのキーワードは「幼さとエロスの同居」と結論され、時の権力者：首相真鍋まさしに上程される。真鍋はまず、警察庁長官に指示し「児童ポルノ取り締まり」の停止を命じ、同時にこの情報を芸能界のキーマンにリークする。

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