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美天使たち
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:美天使たち
投稿者: 健太 ◆mKEMRjuXok
平日の昼休み、午後の銀行への仕事にあわせデパートで食事をしゲームでくつろぐ。
スロットを回すといきなり目が揃い、小さなバケツにコインが溜まってしまった。

視界の隅で拍手するのが見えた気がして左を見ると、少女がコインゲームの前に座っている。
笑顔とサムアップで応えると胸の前で小さく手を振り、隣りの友達のゲームに向き直った。
チラチラこちらを見る視線を感じながらスロットを回したが、13時になり溜まったコインに困りふたりに提供する。
「仕事だから仲良くわけて」
黒髪ストレートの美少女という形容がふさわしい彼女に手渡しその場を離れた。

その週の土曜日、締め切り前に軽く仕事を整理するため休日出勤し、昼過ぎに本屋で立ち読みすると、左の肘をつつく人がいた。
「ん?あれ、えっと…」
「この前のゲームの…」
小さな声で一生懸命話すのはあの黒髪ストレートの美少女だった。
「あの美人さんか。ポニーテールだからわからなかったよ」
「暑いからしばったの。こんにちは」
「こんにちは。この前は学校休みかい?」
「県民の日でした」
そうか、公立学校は休みの日だった。
「今日は一人で来たの?」
「うん、本買いに来たんだけど…」
と言うと袖を引っ張り大きな目で見つめてくる。
「悩んでる?見に行こうか?」
彼女はにっこり笑うと児童書の棚へ進む。
「キミは何年生かな?」
「六年です」
自分の読んだ記憶のある本や高学年指定をいくつか薦めるうち、自分が夢中になったシリーズの一冊を購入した。
「この本知らなかった。楽しみ」

なんとなく歩くうちすぐ上の屋上駐車場のベンチで休憩する。
「本が好きなんだね。勉強も得意?」
「う~ん?普通…でも学校は好き」
「この前の友達は?」
「仲良し。今日はお母さんと一緒だって。おじちゃんはデートしないの?」

唐突な質問に咳込む。
「あ、いや今日は仕事だったから」
「ふ~ん、本当に?」
「疑ってるね」
「だって、里奈に付き合う暇あるし…」
「げっ!まぁそうだね…相手はいない!」
「ほら、当たった。じゃあちょっとだけ一緒にいてあげるね」

ニコニコしながら町並みを見下ろす里奈の髪が揺れ、ワンピースの裾が風に煽られて大人になりかけた色気を漂わせた。
自分の時代なら中学生で通用する容貌に世代を感じ、ついじっと見つめた。
長い膝下に膨らみかけた胸、後れ毛の色っぽさに緊張してしまう。
「おじちゃん、だよな…」
と小さく呟いた。
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2014/12/07 17:06:55(ZH0M5SCt)
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