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小学生女子に求婚されたのだが 10
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:小学生女子に求婚されたのだが 10
投稿者: たかし ◆vUNIdToRTo

 当然ながら、午後からの仕事は全く手につかなかった。
事務所に戻った俺の顔が相当酷かったようで、事務員の女の子が俺を見るなり所長に報告に走ったのだ。
身体的にはどこもなんともなかったけれど、所長自ら早退して病院に行けと進言してくれたので、お言葉に甘えて14時を前にして早退することにした。
勿論病院になんか行くわけがない。
亜季のお婆さんに会って、亜季の過去について教えてもらおうかとも思ったけれど、ホーコの話からしてそれは期待できるものではなかった。
逆に俺の変な顔を見せることで余計な不安を与えかねないと思い、それは止めにした。
もう一度ホーコに会って話を聞こうと思って花屋に行ったけれど、留守だった。タマちゃんに訊いてもどこへ行ったのかは分からなくて、携帯に電話しても電源が切られていた。
次に亜季の担任の先生であるところの銀澤先生に電話した。すると今学校にいるとのことで会いに行く事にした。
「すみません、夏休み中に」
「いえいえ、夏休みといっても私ら教師はよく学校に来てるんですよ」
と丁寧に出迎えてくれた。
先生に会いに来たのは、亜季が以前通っていた学校での様子を伝え聞いていないか確認する為だった。
単刀直入に訊いたところで教えてもらえないかもしれないと思って『亜季が時々情緒不安定になることがあるのだけど、過去に何かあったのではないかと思っての事なのです』と嘘をついたら実にあっさりと信じてくれた。
「亜季さんの前の学校での様子はもちろん伺って知っています。でもこの学校での様子からはとても信じられない内容なので、私は違う生徒の情報を間違えて送ってきたのではないかと思っているのです。ですので義父さんにも特にお伝えしていなかったのです」
と前置きをしてから銀澤先生は教えてくれた。
 前の学校での亜季。
それは、休みがちで遅刻の常習犯で無口で知能の発達が遅く発育不全の疑いあり。風呂に入らず、いつも同じ服を着てそれが洗濯されることがなかったので異臭を放ち、当然周囲からは毛嫌いされていて、酷いイジメを受けていた。給食は校長室で一人で食べることが多く、給食以外の食事が摂れているのか疑わしいにも関わらず、給食費は一度も収められていなかったという。
出てくる話の全てが、惨たらしいネグレクト児童そのものだった。
その内容は確かに今の亜季とはかけ離れていて、想像さえできないのだけれど、残念なことにホーコの言ってたことと見事に合致したのだった。あの楽しくない『仮説』の信憑性がぐっと上がってしまってがっかりだった。
「ね、これがあの亜季さんの訳がありませんわよね」
先生は『あの』と言った。その中に何が含まれているのかは大体予想はついた。
「はあ、そうですね、それは別のお子さんの情報ですね。えーっと、最近、あの子に何か変わったことはありませんか?」
「いえ、何も思い当りませんよ。一学期は何の問題もない優等生の模範生でした。成績は県でもトップクラスです。前例がないのですが、私立の有名中学校へ特待生として推薦したいと考えています」
亜季が子供離れした頭脳と能力を持っているのは承知しているけれど、それは我が家の中で発揮されているものと思っていたが、どうやら学校でも発揮しちゃってるようだった。
その能力の源が亜季本人のものではないという事に向き合わなければならない身として、その話は重く痛かった。
「由希子先生が亡くなられて、何かと大変でしょうに、よそのお子さんも引き取ってお育てになるなんて、本当に頭が下がります。私共でできることがあったら何でもしますので、気軽に相談してくださいね」
「ありがとうございます。これも何かの縁だと思ってます。それに裕未、あ、娘にとっても亜季がいる方が精神衛生上好ましいんですよ」
姿勢よく座る銀澤先生は、素敵な笑顔を返してくれた。いかにも善良な先生って感じだった。懇ろにお礼を言い部屋を出た。
『由希子先生、か』
その呼び名を久しぶりに聞いた気がする。
由希子は生前、小学校の先生をしていた。先ほどの銀澤先生はまだ若かったから一緒に働いたことはないのだろうけれど、情報として伝わっているらしい。
子供想いの素晴らしい先生との評判だったが、その分家族である俺と裕未はほったらかしになることが多かった。
今更死んだ妻の愚痴を並べても仕方ないのだけれど、由希子は何かに夢中になると盲目的に突っ走る癖があった。
これがホーコの言う『お構いなし』というところなんだ。
何度か裕未との時間ももっと大切にしろよと苦言したことがあるが、その度に
「裕未にはたっくんがいるから大丈夫」
と憎らしい笑顔で言ってくるもんだから、そんだけ俺を信用してるのなら、と思わされてしまい、有耶無耶になってしまうのだった。
今回の亜季の件についても、俺からすればいかにも由希子らしく、所謂『さもありなん』だった。
だからホーコの話は突飛ではあったけれど、違和感なく、すんなり聞くことができた。

 校舎を出た途端に行くアテが消滅するという自分の世間の狭さを実感して苦笑するしかなかったのだけど、家には帰りたくなかった。

 別に嫌いになったとか、裏切られたとか、そんな乙女チックな考えはなかった。
ただ、俺はもうアイツを今までのように無条件で受け入れ、そして受け入れてもらっていてはダメなんだということがはっきりしただけなんだ。
ここ最近、急に近くなった距離に、ときめいて喜んでいた自分が情けなくなった。
ぼんやりとだけど、思い描いていた亜季との未来が、今は全く見えなくなってしまっていた。
こんな精神状態のまま亜季に会うことは避けたかった。
絶対変な顔をしてしまう。
亜季の目を見れないかもしれない。
俺の表情を読み取ることに長けてるから、少なからず不安を与えてしまう。
それは、避けたかった。だから帰りたくなかった。
で、家に電話した。出たのは幸いなことに裕未だった。
「18時には帰れるから、すぐに出かけられるように準備しておけな」
「はーい」
でOK。
これで家に帰っても、特に面と向かう必要も会話をする機会もなくなった。
この落ち着かない俺の心を何とか制するまでの時間稼ぎができたわけだ。
「はぁー・・・」
思わず大きな溜め息が漏れて、その大きさに自分で笑ってしまった。


 校庭横の駐車場に向かってると
「あ、裕未ちゃんのパパ」
と声をかけられた。
見ると3歳ぐらいの男の子を連れた女の子がニコッと微笑んでいた。
見覚えがあるんだけど、えーっと、この子は、裕未の同級生のー、
「あ、ななちゃん」
「はい、こんにちは」
そうだった。この子は西港奈々摘(にしみなとななつみ)ちゃんだ。変な名前だから憶えてる。何度かウチに遊びに来たことがある子だ。
「久しぶりだね。元気?」
「はい、親が離婚しましたけど元気です」
「オイ!」
うっかり突っ込んでしまった。なんなんだよ、それ。もう少しウェットに言えよ。
「離婚って、そりゃ気の毒に。ごめんな、変な事言わせちゃって」
「私が勝手に言っただけです。裕未ちゃんのパパは悪くありません」
「パパ?」
と3歳児が不思議そうに俺を見上げた。
「そう、パパ。お姉ちゃんの友達のパパ」
「ゆうくんのパパは?」
あー、この展開は重いやつだなー、と感じで気が滅入る。
奈々摘ちゃんは両親の離婚を理解して受け入れているようだったけど、弟と思しき男の子にとっては、ある日突然片親がいなくなるという理不尽な現象に戸惑っているだけなんだ。
「弟?」
「はい、弟の夕日朗です。パパの事大好きだったんだもんね」
「(弟も変な名前だー)ゆ、ゆうひろう君かー、いくつ?」
「みっつ」
と指も2本か3本か分からない感じに立てて見せてくれた。その仕草が何とも可愛らしくて、ついついしゃがんで頬っぺたをつんつんしてしまった。
もじもじしながらもニマっと笑ってくれた。抱っこしようと思って両手を差し出したら、すんなり身体を預けてきた。
「おー、重いなー、ゆうひろう君、こんにちはー」
凄く自慢そうに笑ってお姉ちゃんを見ている3歳児。こんな年頃の時の裕未ってもっと軽かった記憶があるので、男の子って重いんだなと単純に感心していた。
「よかったね、ゆうくん、お姉ちゃんよりおっきいねー」
思いがけず不幸姉弟と出会ってしまって、思いがけず団欒な時間を作ってしまった。
よいしょっと弟君を下ろすと、もっともっととせがんでくる。言う事を聞いてたら切りがないので、またねといって背中を向けて去ろうとしたら、うぇぇーんと泣き出してしまった。
その泣き方というか泣き声というか、何とも物悲しく哀れだったので、つい駆け寄って抱き上げてしまった。
「泣かんでええよ、泣かんでええよ」
ついつい裕未の小さかった頃を思い出して顔を寄せて頬ずりしてしまう。弟君は俺の耳を掴んで離さなくなってしまった。
「ゆうくん、ダメよ、耳掴んだら痛い痛いなんよ」
「やだ」
と唇を噛んで駄々をこねる。大した力でもないので痛くもなんともなかったのだけど、困ってる風のお姉ちゃんが妙に可愛くて、なんだか優しくしてあげたくなってしまった。
「眠いのかな?」
「え?すごーい、わかるんですか?」
「あはは、やっぱりそうなんだ。よしよし、奈々摘ちゃんの家って近いの?」
「え、まあ、10分ほど歩きますけど」
「なんだったらこのまま抱っこして連れてってあげようか?」
「いいんですか?」
「かまわんさ」
ひょんな事から3歳児を抱っこしながら小学生女子と並んで歩くことになった。傍から見ればいい親子だ。
歩きながら、奈々摘ちゃんは言葉を選びながら、ポツリポツリと身の上を話してくれた。
離婚の原因ははっきりわかってないみたいだけど、働き者の優しいお父さんだったようで、本当なら父親と一緒に暮らしたかったとのこと。色々と複雑な家庭のようだ。
明るくさばさばと話していた彼女も、自分の感情が混じる話になると、さすがに声に元気がなくなっていた。
「でも、裕未ちゃんのパパって、ホント、優しいですよね」
「なんだそりゃ」
「裕未ちゃんって、パパのこと自慢するんですよ」
「は?」
「優しくて、料理が上手で、働き者で、勉強もみてくれて、誕生日には必ずケーキを作ってくれるとか、色々」
「へー、裕未がそんなこと友達に言ってたんだ」
「これでお金持ちだったら完璧なんだけどーって」
「オチ付きかよ!」
「あはは、なんか、パパって感じじゃないですよね」
「人間が幼稚なんだよ」
「ふーん」
抱っこしていた弟君がふっと重くなった。見ると肩に頬を乗せて眠ってしまっていた。なのに耳はつまんだままなんだな。
「あら、ゆうくん寝ちゃった」
「かわいいね」
「そうでしょ?」
おっと、こっちはこっちで弟自慢か?ニコニコして幸せそうなんだけど、なんとなく陰のある笑顔なんよな。
そのうち大きな敷地に建つ一軒家に着いた。大きくもなく小さくもなく、古くもなければ新しくもなかった。よくある家って感じだった。
「ここです。すみません、今開けますね」
と鍵を開けて誘導してくれる。大人の足だと10分もかからなかった。
途中で眠ってしまった弟君を下ろそうとしたらむずかって起きてしまった。
「おうち帰ってきたよ、ゆうくん、ただいま」
「たーいま」
と姉弟でのやりとりはいつもやってるんだろうなって感じで、なんだかホンワカするものだった。
座ってる俺の傍らに立ってまだ耳をつまんでる弟君。パパ欠乏症なんだろうなと思うと、なんとも可哀相だった。
「すみません、助かりました、ありがとうございます」
「いいって、じゃ、俺はこれで」
「お茶ぐらい飲んでってください」
と慌てて台所へ走るお姉ちゃん。弟君の方を見ると、俺を見ているようで見ていないようで、どこか上の空でそわそわしていた。
「おふろはいゆ」
「お風呂?」
「はい、お茶どうぞ」
「ありがとう」
「おふろはいゆ」
「なぜにお風呂?」
「ゆう君はお散歩の後は決まってお風呂なんです」
「へー」
「ゆう君、ダメよ、裕未ちゃんのパパは帰らないといけないの」
「パパとはいゆ」
あー、すっかり懐かれてしまったぞい。これはハマった風だな。
駄々をこねてる弟に優しいお姉ちゃんは困ってしまっていた。
「俺は別に一緒に入ってあげてもいいよ。汗もかいたし」
「ほんとですか?そうしてもらえるとすごく助かりますー」
ってことで、よそ様のお子さんとお風呂に入ることになりました。
息子のいない俺にとって男の子との入浴ってのは初体験な訳で、それなりにドキドキしたし、楽しくもあった。
小さなチンコはプルプルしてるんだけど、竿の部分は芯がある感じで意外としっかりしていた。へーと感心しながら洗ってると、不意に浴室の扉が開いて奈々摘ちゃんが入ってきた。
「え!」
「すみません、大丈夫ですか?」
ちょっとあんた、全裸ってどうよ!6年生女子としてもう少し俺を意識して欲しいんですけど!
「だ、大丈夫大丈夫、ほれ、すっかり綺麗になった」
奈々摘ちゃんの背格好は亜季によく似ていて、体つきも良く似ていた。いかにも発育途中って感じの張りのある小さなおっぱいに色の薄い小さめの乳輪、その中心に大豆のどの乳首が半分ほど埋もれてついていて、あそこの毛は亜季同様の産毛程度だった。
全然恥ずかしがってないようだけど、羞恥心がないというより、単に弟が心配で仕方なかったのだろう。
「ゆうくん、よかったねー」
「ねーたん、おっぱい、おっぱい」
「だーめ、後でね」
「やだー、おっぱい、おっぱいー」
「もう、しかたないなー」
「え?ななちゃん、おっぱい出るの?」
「真似するだけですヨ」
手慣れた感じでシャワーをかけ、ひょいと抱っこしたなと思ったら夕日朗くんはその綺麗なバストに喰らいついた。
弟の髪を撫でながら、黙って乳を吸わせる6年生の姉の図。これは素晴らしく清らかで、素晴らしくエロかった。
さすがに俺に直視されるのが恥ずかしくなったのか、途中でちょっと胸を隠すようにして向きを変えた。でもこの距離なのでそれはあまり意味がなかった。
えぐえぐと乳首を吸う様子と、その刺激にじっと耐えてる表情の姉の顔が、いささか赤く染まっているではないか。
『もしかして、この子、感じてるのか?』
なんてことを考えてしまったら途端に俺の海綿体に血液が急激に注入され、あっという間にフル勃起してしまった。いや、正確には奈々摘ちゃんが浴室に入ってきた瞬間からドキドキはしていたのだ。だって今の俺は亜季の指導のお蔭で立派なロリコンなんだもの。
優しい親切な同級生のお父さんである俺がエレクトパオーンを見せるわけにはまいりません。小学生女子による疑似授乳の図はもっと見ていたかったけど、くるっと体の向きを変えて自分の髪を洗う事にした。
勢いよくシャワーと出してガシガシと頭を揉む。ちょっとでも冷静にならないとマズイ。
「シャンプー借りるね」
「あ、それシャンプーじゃないです、シャンプーは・・・・・あ、えっと、こっちです」
今の間は何なんだ!まさか見られた!?
「あ、ありがとう」
落ち着かなきゃ、落ち着かなきゃと必死になって頭を洗ってると、
「じゃ上がりますね、すみませんでした」
とそそくさとその場からいなくなってしまった。
間違いなくドン引きされた。裕未の同級生の女の子にエレクトパオーンを見せてしまうなんて、なんという失態。
これでは露出狂の見せつけ行為となんら変わらないではないか。
この先学校行事で顔を合わすことがあっても気まずいことこの上ない。正にガーンだった。
身体も洗い終えて、呼吸を整え、勃起も収まらせ、奈々摘ちゃんにどんな顔をすればいいのかわからないまま、とりあえず浴室を出た。
全身を拭き終えて服を着ようとしたらどこにもない。
「あのー、俺の服しらない?」
「あ、洗ってるんです」
と奈々摘ちゃんが駆けてきた。
「すごく汗臭かったんで洗っちゃったんです、勝手な事してごめんなさい、すぐ乾くようにします」
やっぱり俺と目線は合わせようとしない。この表情でさっき見られちゃったのは確実だなってわかってしまう。
「そんなのいいのに、こっちこそごめんね」
「そこにある着替え着て欲しいんですけどわかります?」
見ると脱衣籠の横の棚に、男物のTシャツとカラフルなステテコが置いてあった。
「わかった、これ着るわ、ありがとう」
誰の物なのかなんて詮索はしないでおこう。どちらも新品ではないにせよまだ新しく、使い込まれた風ではない。サイズ的にもぴったりだ。
茶の間に行くと、隣の部屋で夕日朗くんを寝かしつけてるところだった。
「どうしたの?お目々ぱっちりみたいだけど」
「いつもはお散歩してお風呂入ればすぐ寝ちゃうんだけど」
「ゆうくん、どうしたんかなー?眠たくないのかなー」
「パパとねゆの」
「あはは、そうかー、じゃ一緒に寝よか」
「ごめんなさい、裕未ちゃんのパパ」
「あ、その裕未ちゃんのパパって言い方がマズイのかもよ」
「え?あ、パパって、そうか。でもなんて」
「おっちゃんでもいいし、俺の名前貴志だからそれでもいいよ」
「んー、じゃ、たかさん?」
「どっかのタレントみたいで、ちょっと嫌」
「んー、じゃ、たーさん?」
「あーら、たーさん、おみかぎり~って感じがして嫌だな」
「えへへ、何それ。んとねー、じゃたかし様?」
「やめてくれ、勘違いしてこの家に君臨しそうだ」
「じゃーねー、うん、たかしさん、で」
「おおー、なんかドキドキしちゃうな、そんな風に呼ばれると」
「じゃ、たかしさんでキマリ☆」
「なんでやねん」
「へへへ」
成り行き上、俺は人生で初めて年下の女の子から『たかしさん』と呼ばれる事になった。
しかし、何が何やらである。
俺は初めてお邪魔した娘の同級生の家で、風呂に入りその家の服を着てそこの子供と添い寝していた。
全く、生きていると何が起きるかわからないものである。
弟君の隣で横になり、手枕しながらお腹をトントントンと軽く掌で拍子をとる。
「ねーたんも、ねーたんも」
とのおねだりを受けてお姉ちゃんは俺とは反対側に横になった。
3歳児を挟んで俺と奈々摘ちゃんが向かい合う形だ。これが微妙に近くて、思いのほかドキドキしてしまった。
弟君は俺とお姉ちゃんを交互に見ては嬉しそうにしていたのだが、とんでもない事を言いだすのだった。
「ちゅー、ちゅー」
「え!?ゆうくん、変な事いわないの」
「ちゅー、ちゅー」
「ちゅー?」
「キスの事だと、思います」
「ああ、可愛いもんだなー、お姉ちゃんにキスして欲しいんだー」
「あ、ああ、そうか」
なんだか変に焦った風なリアクションの後、弟のほっぺにキスをするお姉ちゃん。
「ちなうー、ちゅー、ちゅーして」
「ゆうくん、どうして欲しいんだろうね?」
「・・・」
奈々摘ちゃんの顔が真っ赤になってる。なんだ?どうしたってんだ?
「たぶん、私と、その、たかしさん とが、キスしろって、意味だと」
「はあ!?」
恐るべき3歳児。とんでもないこと考えてやがった。いや、この場合は考えたってわけじゃないのか。自分の目の前に仲のいい男女がいて欲しいってだけの、両親欠乏症のなせる技なのか。
「ゆうくん、おじちゃんとお姉ちゃんはね、ちゅーできないんだよ」
「やだー、ちゅーしてー」
「ゆうくん、ごめんね、お姉ちゃん、まだ子供だから、たかしさん、ちゅーできないんだって」
ん?その言い方、変じゃないか?
「ちゅーしてー」
だんだん弟君が泣きそうになってきた。このままだと大泣きされそうで、変な緊張感が走る。
「ゆうくん、我慢しようねー」
「やだあ、ちゅーしてえ。ちゅーしてよー」
「たかしさん」
「ん?」
「私はいいですよ」
「な、な、な、何いってるんですか、あーた」
「だって、ゆうくん泣いちゃう」
見るともう限界って感じだった。なんて悲しそうな顔しやがるんだ、この3歳児は!
「お、俺も、構わないけど、奈々摘ちゃん、ファーストキスは?」
「ま、ま、ま、まだに決まってるじゃないですか!そんな事今言わないでくださいよ」
「な、嫌だろ?いくら弟がせがんだからって、こんなオッサンと」
「もう、いいから!」
「んぐ!」
キスされた。キスされました。娘の友達の小学生女子にキスされております。目の前の近すぎる距離にあるその顔は真っ赤になっております。目をギュッとつむって必死に耐えている表情であります。
全く、生きていると何が起きるかわからないのであります。
数秒してぱっと離れたその顔は、本当に真っ赤だった。なんてこったい、すげー可愛いじゃねーか!
「ゆうくん、ちゅーしたよ」
「もっとー、もっとしてー」
弟君は二マーっと満たされた表情になっていた。キスを見て安心するってのはどういう心理なんだろう?こればかりはホーコに訊くわけにもいかないから、自分で調べるしかないか。
こんな事、ホーコにばれたら、いや、ホーコよりも裕未に、そして、うん、亜季にも、特に、今の亜季にもばれたら大変な事になる。血の雨が降るのは間違いない。
「たかしさん、もっとですって」
「いや、ちょっと、ま」
ちゅ。
さっきより幾分しなやかなになったとはいえ、なかなか激しいキスだった。
頭の中がグルングルンしてしまっていたけど、これも人助けの一環!という大義名分が思い浮かんだので、俺は覚悟を決めて、奈々摘ちゃんのキスを受け入れた。ギュッと硬くしていた唇から力を抜いて、今も触れている柔らかな感触を味わった。
「ゆうくん、ちゅーしたよ、もういい?」
「おっぱい、おっぱいー」
「もー、甘えん坊さんなんだから」
といいながら。Tシャツをめくりあげ、ノーブラの胸を露わにした。よどみなくするすると弟に胸を吸わせる様子から、多分日常的な行為なんだろう。
もちろん先ほどのキスの直後に至近距離でおっぱいを見せられては、俺に興奮するなという方が無理ってもんだ。ちんぽがどんどん硬くなるので、脚を組んだりしてどうにか目立たなくするのに精一杯だった。
ボーっとした顔で、じーっと見ている俺の目線にはっとなって、もじもじしだす奈々摘ちゃんだったけど『授乳中』で動くに動けない。
「あんまり見ないでください、恥ずかしい」
「あ、ごめん、あんまり綺麗だったんで、つい」
「ごめんなさい」
「ねーたん、ちゅー」
「たかしさん、おねがい」
「ああ」
動けない彼女はこちらに顔を向けて目を閉じるだけ。
俺はその唇に俺の唇を重ねる為に身を乗り出す。
間に弟くんがいるので覆いかぶさったりなんかはできない。ちょっと腕が攣りそうになりながら、ちょっと長めのキスをした。
そして、漸く弟くんが寝息をたて始めた。
いそいそと胸を仕舞って、弟くんのお腹に手を置いてトントントンと拍子をとる奈々摘ちゃん。
「やっと寝てくれましたぁ」
「かわいいね」
「でしょう?」
「ゆうくんの事じゃないよ」
「え・・・・」
「こうやって小さな子供を挟んで寝てると、なんか『もう一人欲しいね』とか言ってる夫婦みたいだな」
「夫婦?もう一人?」
「あは、ははは、そんなのななちゃんにはわかんないよね、ごめんごめん」
「・・・あの」
「ん?」
「お風呂、入ってきていいですか?」
「あ、そうだったね、お風呂、途中だったね」
「すみません、まだ髪洗ってないんで」
「いいよ、入っておいて、ゆうくんは見てるから」
「おねがいします」
すっと立ち上がって浴室に向かう彼女を目で追っていた。
ちょっと前なら何も感じなかったであろうその肢体を、俺はあろうことか『おいしそう』と思って見ていた。
ついさっき、俺たちはキスをしていたんだ。
由希子や亜季に対する罪悪感がもっと湧いてこなきゃいけないはずなのに、気持ちがぐらついてしまっていたせいか、罪悪感よりドキドキ感の方が勝っていた。
可愛い寝顔の3歳児は早くも寝汗で髪の毛が濡れ始めていた。
「夕日朗、お前は何者なんだ?天使なのか?それとも悪魔の使者なのか?」
この子がいなかったら、彼女の裸を見ることも、キスすることもなかったのだ。それどころか、この家に来ることすらなかったのだ。
15分ほどして浴室のドアが開く音がした。やはり女の子は真夏でもちゃんと入浴するんだなーと変なところに感心していた。
脱衣所のマットを踏む音、タオルの擦れる音、ブラシを持つ音、ドライヤーの音、歯ブラシを使う音、うがいの音、足音。
その何でもない音の一つ一つに俺の意識が集中する。何なんだろう、このドキドキ感は亜季にさえなかったものだ。
「たかしさん、ありがとうございました。麦茶飲みませんか?」
とキッチンの方から声がしたので
「あ、ありがとう、もらうわ」
と起き上がり、そちらに向かった。
「!!!」
そこにいたのはバスタオルを巻いただけの奈々摘ちゃんだった。
「ちょ、おま、なんて格好してるんだよ」
「え?あ、お風呂上がりはいつもこれなんです。ダメですか?」
「ダメっていうか、俺だって男なんだから、目のやり場に困るっちゅーか」
「あ、ごめんなさい」
ここで会話が途切れてしまった。
ただ黙って冷えた麦茶を飲んでいた。
「あのさ」
「はい」
「お母さん、どうしてるの?」
「仕事に行ってます」
「ふーん。夕方には帰るのかな?」
「帰りはいつも10時ごろです」
「遅いなー、そりゃゆうくんがお姉ちゃんに甘えるわけだわ」
「そうですね。帰ってこない時もあります」
「え?」
「彼氏ができたみたいで」
「へー、そーなんだ」
また沈黙だ。こういうの、きついんだよなー。
「ゆうくんは、私に甘えて・・・ママは、彼氏に甘えて・・・」
両手で握った麦茶の入ったコップを見つめながら、奈々摘ちゃんがぼそっと小さく喋る。
この続きは言わなくても分かる。
すごくドキドキしてくる。
駆け引きを心得たズルい女ならここで黙るはず。
もし、その続きまで口にしてしまうのなら、思慮の浅い馬鹿な弱い女だということだ。
「私は、誰に、甘えたら・・・」
あーあ、言っちゃった。
これに俺が応える訳にはいかなかった。不安でいっぱいの小さな女の子に優しくするのは簡単だけど、この場合、一旦それをすればとんでもない責任が発生しそうだった。
俺は今、自分の家の事でいっぱいいっぱいの筈なんだ。これ以上のゴタゴタを抱え込む訳にはいかなかった。そんなの、まっぴら御免である。
「さて、じゃあそろそろ」
と席を立つと、『えっ、そんな』って表情をされた。こんなオッサンにそんな顔するなよな、お譲ちゃん。
「何か予定でもあるんですか?」
「6時に帰って裕未と温泉行くんだ」
「はぁーーーー、ほんと、優しいパパだなー。嫉ましい」
「あ、なんだったら一緒に行くか?ゆうくんも連れて」
「遠慮しておきます。後から余計寂しくなりそうで」
「あ、ごめん。その通りだな」
うっかり危険な提案をしてしまった。この子たちが飢えている家庭の温かみみたいなものを無責任に見せつけるところだった。
不用意に優しくするのは無責任だみたいなこと考えた矢先にこの発言である。俺も38歳とはいえ、まだまだ未熟。情けない。
時計を見ると15時55分だった。まだ時間があると言えばある。さて、どうするか。
「もう少しいてくれませんか?」
「うーん、1時間ぐらいなら・・・」
「ほんと?」
「ああ」
「ありがとう、嬉しい」
「何かして遊ぶ?ゆうくん寝ちゃってるけど」
「お昼寝しましょ♪」
「へ?」
「いつもゆうくんと一緒に私もお昼寝してるんですヨ」
と弟君が寝ている部屋に移動する。扇風機の微風がそよそよと通って心地いい空間だった。
「お昼寝で、いいですか?」
「いいよ」
すると奈々摘ちゃんは押し入れからふわっとした肌布団を2枚出して、そこに並べて敷いた。そしてタオルケットを抱えてその上に座った。
「俺は、どこで寝ればいいのかな?」
「ここを使ってください」
と今敷いたばかりの肌布団に手を置く。
「じゃ」
とごろんと横になる。すると隣の布団で奈々摘ちゃんも横になった。
「タオルケットは一枚しかないんで」
「わかった、一緒に使おう」
と長手を横にして二人のお腹に掛けた。
「お休み」
「おやすみなさい」
「・・・・・」
ここですんなり睡眠に入れるほど俺の神経は図太くはない。
いくらなんでも無理だった。
あれよあれよとお昼寝態勢になってはみたものの、奈々摘ちゃんはバスタオル一枚のまんまだし、右には寝がえりゴロゴロの3歳児がいるし、だいたい初めてお邪魔した家で、馴染みのない天井で寝れません!
かといってここでこっそり抜け出そうにも服がなかった。おそらく乾燥機の中に入っているのだろうけど、それを開けて他の洗濯物まで出てきたら何かとヤバい。
せめて30分は待ってからじゃないと身動きできないのだった。
少しでも眠れないかと目を閉じで頑張ってみたけど、やっぱり無理で、数分で目をぱっちり開けて辺りを窺った。右のゆうくんは完全なる熟睡の図。左横の奈々摘ちゃんもそうなのかと思って見たら、目をが合った。
「あれ?寝ないの?」
「寝れない」
「どした?」
こっちを見ていた顔が天井を向いた。なんだかちょっと照れたような仕草が初々しくて可愛かった。
「・・・ドキドキしてる」
「ん?」
「たかしさんは何ともないの?」
「え?」
「すっごいドキドキしてるの」
「うん。キス、しちゃったもんな」
さっと顔に赤みが差した。俺もドキドキしてくるっちゅーに!
「うん。でも、それだけじゃないよ」
「え?」
「夫婦みたいとか、もう一人とか、何の事か、もうわかるんだよ」
「そ、そうなのか、ごめん、別に君にどうこうしてくれって意味じゃ」
「わかってるって。でも、それより、なんでって思う」
「なんのこと?」
「さっき、お風呂で、たかしさんの、あの、たかしさんの・・・」
うわー、顔が真っ赤ちんかだわ。これはアレのことだな。
「あ、ごめん、ちんちん、みちゃったのかな?」
「うん」
「ごめんな、見せるつもりじゃなかったんだけど」
「あれが、勃起っていうの?」
「知ってるんだね。保健体育で習うんだっけ?」
「うん、習った」
「本当、ごめん。奈々摘ちゃんの裸が凄く綺麗で女らしかったんで、ついついドキドキしちゃって・・・」
「ほんとに?」
「うん。それにゆうくんにおっぱいあげたでしょ?ゆうくんが羨ましかった」
「え?どうして?」
「あんな綺麗なおっぱい独り占めしてるんだぜ。吸ってみたいなーって思っちゃうって」
「へへへ、変なのー、赤ちゃんみたい」
「男はいくつになっても赤ちゃんなんだよ」
「えへ、じゃあ~、いいよ、吸っても」
「何言ってんだよ」
んしょっと言ってバスタオルを解いて、その綺麗な体がすぐ隣で露わにされた。心臓の音が聞こえるほど激しくドキドキしている自分がいた。
「たかしさん、いいよ」
「バカ言ってんじゃないよ」
「たかしさん」
「なんで、俺が、」
「た か し さ ん」
「大人を、からかう もんじゃ」
「吸 っ て」
その魅力に勝てっこなかった。見れば見るほど綺麗な胸だった。夢中になって舐めてそして吸った。
俺の頭を抱きかかえて、奈々摘ちゃんは小さく身悶えていた。
「んま、んま、じゅるる~、レロレロレロ、んま、んま、ちゅーっ」
華奢な背中に腕を回し抱きかかえ、左右の乳房の全てを舐めつくすかのように、いやらしく、しつこく、変態のように舐めに舐めた。
「た、たかしさん」
「すっげーおいしい、最高のおっぱいだ」
「へへ、ほんと?」
「ほら、わかるか?」
「え?」
ステテコ一枚だったので、俺の勃起は自由に暴れていた。
それを奈々摘ちゃんの太ももに押し当てた。
「あ、」
「こういうことすると、こうなっちゃうんだよ」
困ったような、驚いたような、緊張したような微妙な表情で、俺を見ていた。
「あ、ごめん、変なもんくっつけて」
と離れようとすると、
「ううん、違うの」
「ん?ははーん、さては触りたいんだな」
「え?」
「触っていいよ」
「ホント?」
「ほら」
と俺は奈々摘ちゃんの手をとって、俺の勃起を握らせた。それは信じられないくらい硬く、大きく膨張していた。





 
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2014/02/09 16:09:04(bkCAcuaR)
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