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たまたま・・・12
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:たまたま・・・12
投稿者: まあさん
今まであったパズルのピースがまとまり、一部ですが絵を見ることが出来ました。今回で一つの結論に達し、これから新しいパズルのピースを組むことになります・・・今回の書き込みにある会話は、少し正確さにかけていますが内容は押さえてあります、僕の中で整理するに時間が掛かったためです、ご了承ください。

12日・・・
今日はタカコさんと合う為に僕はスーツ、ミカはピンクのフレアスカートで8時ごろ家を出た。
今まで買った服とかも持って行こうと思ったが、ミカが反対した。今日は話だけで、戻るにしても納得した上で戻りたいといっていた。
座席に座っている間余り話すことなく、僕の腕をつかみもたれ掛かっている、恥ずかしさや周りの目が気にはなったが今日はミカの好きな様にしてあげるつもりでいた。納得したとは言え、不安や淋しさはあるのだろう。
乗り換えて昼前にG県に着いたが、少し早く着いたので近くのファミレスで昼食を取ることにした。
「ミカ、好きなの食べて良いからね」
「う、うん・・・マサキさん何食べるの?」
「う~んハンバーグとエビフライのセットかな」
「じゃあ、私もそれにする」「一緒だね」
「うん」
やっと今日初めての笑顔が見えた、同じものを頼んだのも分かる気がする。

待ち合わせの駅に着くと
「ミカちゃん!」
一人の女性が手を振ってこちらを見ている、背が低く宮崎ヨシコを若くした感じかな、ミカはキレイと言っていたが、優しそうで可愛い感じの人というのが僕の第一印象だった。
お互いに歩み寄ると、先に僕とタカコさんの挨拶が済み、ミカは僕の後ろに隠れてしまい、タカコさんが呼んでも出ていこうとしない、タカコさんが少し躊躇して困っている様子を見て、ミカに促した。
「どうしたの?」
「・・・・・・」
「ほら、ただ今って言ってみな」
「た、ただいま・・・」
バツが悪そうに俯きながらタカコさんの前に立つと、タカコさんは両手で抱き締め、泣きながら「お帰り」を繰り返し、その気持ちが伝わったのか、ミカも泣きながら「ごめんなさい」を繰り返す。僕は何か、割り込む事の出来ない空間を感じた・・・。
施設では落ち着いて話が出来ない(ミカの事を考えると)と言うことで、近くのゲームコーナーがあるカラオケボックスへ行く事に、店に入りミカはゲームコーナーでメダルゲーム、僕とタカコさんは部屋に入った。
僕は二人が出会った日から昨日迄の事を話し、ミカに対する気持ちを伝えた。
パチンコ店、食事、服と美容院、遊園地、体の関係、水族館・・・
タカコさんは、ミカから聞いていた事もあり特別驚く様子はなく、ただ無言で難しい顔をしていた。お互い無言のまましばらくの沈黙が続き、何とも言いようのない空気が立ち込める。タカコは大きな溜息を一つつき、話し始めた
「紀平さんの言われる事は分かります、でもこのままと言う訳には行かないですよ・・・」
「それは僕も同感です、今の現状を考えると施設には一度戻ったほうが良いと思います、ミカの意志が大切ですが・・・」
「意志と言うと?」
「戻ったほうが良いと自分で納得した。と言う事です、勿論僕とタカコさんで説得する形にはなりますが」
「納得しなかったら?」
「悪い意味じゃなく、少しずつ時間を掛けてと言う事になるかな?そうならないようにしなくちゃなりませんが・・・」
「じゃあ紀平さんは、ミカちゃんが戻る事に協力して頂けるんですね!」
「ええ、ただ僕も聞きたい事があります」
「聞きたい事と言うと?」
僕は、今まで疑問に思っていた事を立て続けに聞いた、施設での出来事、ミカの両親、以前の出会い系サイトの利用、僕とミカの関係をどう思っているか、タカコさんとミカの関係・・・ふさぎがちに聞いていたタカコさんは、最後の質問に驚いた様で僕の顔を見上げた。
ミカの個人的な事になるので、一度ミカに話をしたいと言うので、僕はミカを呼びに行き入れ替わりでメダルゲームを始めた。その時のミカは不安そうな表情を見せていた。
しばらくするとミカが部屋から出てきて、また僕と入れ替わる・・・頭を下げているミカの前に座り「これ持ってて」と財布を渡した、ミカが不思議な顔をしながら受け取ると「財布がないと帰れないから、持ってる人も一緒に帰らなきゃね!」我ながら臭いセリフ・・・今思うと引きますね。うなずくミカの頭を撫で、部屋に入る。
「ミカちゃん、紀平さんに全て話して良いと言ってました。離れたくないとも・・・」
タカコさんは、一つ深呼吸をして話し始めた。
~施設の出来事~
1年ほど前の事、犯人は29の職員、クビになったが刑事事件にはしていない
他の施設の子にもそれが原因でイジメ(性的含む)られた
~両親の事~
父親は交通事故で亡くし、母親は3年前にガンでなくなっている
~出会い系サイトの事~
口数が減り、感情も余り出さなくなったのでメールでやり取り出来たらと携帯を与えた、今まで2回会った事があるがいずれも当日帰って来ていた、先月は施設は嫌だと思った時に誘われて出ていってしまった
~ミカとの関係~
ミカとは少し離れた親類にあたり、後見人になっている
~僕とミカの関係~
14歳と言う事を考えると肉体関係を持つのはどうかと思う。年齢差は構わない(タカコさんも13歳差)、ミカの事を大切にしているのは分かる、ミカが望むなら付き合うのは反対しない、この先関係がどうなるか分からないが悲しむような事はしないでほしい
~他に~
ミカには高校までは行ってほしい、卒業後はミカの好きにして良いと思う、それまでは手元に置いておきたい・・・・・・
ここで今までのピースが組む事が出来た。
~タカコさんとの話し合いで決めた事~
ミカは施設に戻す、ミカと僕の関係は容認、連休夏休み等は僕の所に泊まっても良い、ミカが関係を清算したくなった時は潔く身を退く、ミカとの電話はタカコさんを通す(時間的な問題)、肉体関係は控える(しないとは言えなかった)、僕の身分証明をタカコさんにする・・・また戻る時期は3人で話す事にした。

ミカを呼び今までの経緯、提案を話す。
ミカとの問答が何回かあり、11月の3日に戻る事になった。ミカは泣きながら話していると、タカコさんも泣きながら「ゴメンね」「これが一番いい方法なの」と何回も繰り返した。
僕も泣くのはこらえたが、目は潤んでいた。

ミカも納得したみたいで、この後3人でカラオケ、ゲームコーナー、ボーリング、夕食を一緒に過ごし、現地を7時位に出発した。

帰路の最中ミカは僕にもたれ掛かり、寝てしまっている(腕にはよだれの後)。
最悪のケースは免れたと思うし、現段階では最良だと思った。後3週間足らずで離ればなれになる事を考えると、胸が張り裂けそうになる『隣にいない』『話す事が出来ない』『温もりが感じられない』言葉にするとそれだけなのに、どれだけ大きく重い事なのか・・・ただ、今から限られた時間の中で出来るだけの思い出を作ろうと決めた・・・。

レスを頂いた皆さん、時間が掛かってしまい申し訳ありませんでした。なかなかまとめる事が出来なかったのと、仕事のせいで時間が取れませんでした。応援、心配のお言葉をたくさん頂き、嬉しく思います。
後何回かで第1幕最終章になると思いますが、お付き合い頂ければ嬉しいです。
 
レスを見る(11)
2008/10/16 14:23:39(bXjO0rR.)
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