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人妻は9月の空に何想う ~舞子~
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:人妻は9月の空に何想う ~舞子~
投稿者: パセリ ◆VBiuPLPimk
~舞子出会い~


春乃舞子は足元をじっと見つめた後、お気に入りの丸眼鏡を外し秋晴れの空を見上げた、イワシ雲がたなびく空には真っ赤に色づいた秋茜が天高く空へと舞っていた。

「ここがいいな」
冬乃幸斗は駐車場に車を止め外に出ると、大きく背伸びをしながら辺りを見回した。
幸斗は50代も半ばを向え、コロナ禍で外出を控えていたせいもあるのか、ここ最近の体力の衰えを感じていた。
そこで近所でも見かけるウォーキングを始める事にしたのだった。
ただ、せっかく始めるのに見慣れた近所では物足りなく、景色のいい場所を探していた。
そして、車を走らせて見つけたのが隣町の河川敷のこの場所だった。
広々とした河川敷は穏やかに川が流れ、空き地では少年達が元気に草野球を楽しんでいる。
反対側には住宅街もあり、路肩には定感覚で街灯も備え付けられていた。
木々の紅葉もこれから楽しめそうなのと、春には桜の花吹雪の中のウォーキングも目に浮かんだ。
この駐車場も車は十数台は止められるスペースがあり、トイレや自動販売機も備え付けられた公園になっていた。

幸斗は一昨日買ったばかりのジャージを羽織ると颯爽と歩きだした。
周りにも犬の散歩や、ランニング、幸斗のようなウォーキングに励む人も見受けられた。
歩き始めて5分もしないだろうか、さっきまで爽やかに感じていた青空が突然遠くで雷の音が鳴り出し、灰色の雲が空を覆い始めていた。
何かの心と秋の空とは良く言ったもんだ、加えれば幸斗は自分が雨男だと言う事に恨んだ。
ザーッ‥考えてる間もなく雨雲はこちらへやってくる、周りの人もいっせいに走りだした、近くの木陰に逃げ込む人、準備良く傘や雨具を取り出す人、幸斗のように車へと走る人も多かった。
幸斗は車の中で持ってきたタオルで少し濡れたばかりの身体を拭いた、そんな中で周りを見回すと必死に走っている女性が目に止まった。
傘も持たず手で頭を覆うだけで、車へ逃げ込む様子も見られなかった。
雷に打たれでもしたら、幸斗はエンジンをかけると女性の元へ車を走らせた。
「早く乗って」
「あっ‥でも」
「怪しい者じゃないよ、雷に打たれるよ」
「はい、すいません」
女性を乗せると先程の駐車場へと戻り、スポーツバックの中から新しいタオルを彼女に手渡した。
「ホントにすいません」
そう頭を下げる女性は舞子と名乗った。
幸斗はこれまでの自分の経緯を話すと、舞子もこの近所に住み同じようにウォーキングしていたとの事だった。
ただ、家も近い事からこんなに天気が変わるとも思わず軽装に雨具も準備していなかったとの事だった。
「タオル洗ってお返ししますので‥どうしたら」
「そんなタオルなんていくらでもあるしいいですよ」
「でも、新しいタオルじゃないですか」
「それじゃあ来週、一緒に歩いてもらえますか、初めての土地なんで」
「ええ…案内するほどの場所でもないですが、私は構いません」
「良かった、タオルはその時でも」
「ええ…はい」
幸斗はせっかくのウォーキングの初日が駄目になった事を嘆いたが、それ以上に舞子との出会いに喜んでいた。
 
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2023/04/09 12:34:40(rHTqVMV7)
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