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ザ・昭和 ~島物語~
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:ザ・昭和 ~島物語~
投稿者: トオル
私が産まれ育ったのは、瀬戸内海に浮かぶ小さな島。今では考えられないが、こんな島でも多くの子供達の声が響いていた。
どこの家庭にも3人や4人の子供がいるのが当たり前の時代、それなのに長男の私の下に兄弟が産まれることはなかった。
海に出た父が、帰っては来なかったのだ。

私は島の小学校、中学校の過程を終えたが、同級生達と同じように本島にある高校に通うことは出来なかった。
10人程度いた同級生は皆本島へと渡り、島に残ったのは私と友美の二人。どちらも貧乏な家庭で、即働き始めることとなる。

私は15歳で親方のところへ見習いとして弟子入り。船の修理工として働くこととなる。
父親と同じ道に進まなかったのは、母の意向だった。同じ海で我が子まで失うことは忍びなかったのだろう。

16歳の頃、私は初めての女性経験を済ませることとなった。相手は同級生の友美だった。
山の中、離れにあった空き家、場所を見つけては狂ったサルのように性行為を繰り返したのです。
しかし、それも一年で終わることとなる。17歳になった友美は夢であったモデルの仕事をするため、島を出たのです。
残念ながら、彼女の夢は叶わず、数年後に会った友美はホステスとなっていた。その姿は垢抜けており、モデルのようにも見えた。

島の男達の仕事は漁師が多い。しかし、中にはうちの父親のように海に出たまま、事故で帰らぬ人もいました。
そうなると、狙われるのは残された妻達。迫って来た男達と今でいう不倫関係となり、バレれて警察沙汰になることもあった。
私の母もその一人だったのかも知れないが、うまくやっていたのか、私が知る限りはそんな気配はなかったように思える。

私は19歳となった。友美と別れて、二年が経過をしている。そんな時、漁に出たまま帰らなくなった男性の話が飛び込んで来ます。
それは私のよく知る人物、友美の父親だったのです。私の頭に浮かんだのは、悲しみ泣き叫ぶ友美の顔ではありません。
末っ子だった友美を本島へと送り出し、漁師をする夫と二人で暮らしていた彼女の母親の方でした。
名前は明美さん。みんなからは、『アケさん。』と呼ばれていて、年齢は57歳となる。
友美を含め、4人の子供を育てあげたためか、少しふくよかな体つきではあったが、美人として通っていた。

次に男達に狙われるのは、この明美さんに違いない。
 
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2021/07/14 17:55:10(JmpTp6h2)
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