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銭湯での出来事 その壱
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:銭湯での出来事 その壱
投稿者: (無名)
盆休みの二日目、52歳の由布子は5歳年上の夫・信一と昼を外食し、午後は一緒に庭木の剪定と芝刈りに勤しんだ。
夏場の作業だけに汗びっしょりとなり、終わるとすぐに車で市内の銭湯に向かった。
昭和の面影を色濃く残す店で、番台には八十歳前後の老夫婦が交代で座っている。
スーパー銭湯のような騒々しさがなく、脱衣場のセピア色の雰囲気、白いタイル張りの洗い場、浴槽の熱めの湯が心身を癒してくれる。

数台しか停められない店の駐車場は満車で、信一は少し離れた所にあるコンビニの駐車場まで車を停めに行った。
一足先に店に入った由布子は番台の女将に夫が遅れてやって来ることを告げ、二人分の代金を払った。
由布子がメガネを外して(仕事場ではコンタクトだが、自宅や銭湯に行くときはメガネである)服を脱いでいると、間仕切りの扉が開いて店主が姿を現した。
番台への上がり口は女湯側にある。

番台に上がった店主に女将は「お二人分の代金を頂いてますからね」と伝えると、由布子に「どうぞごゆっくり」と言い残して出て行った。
洗い場には二人の客の姿が見えるが、脱衣場は由布子一人である。
ブラを取りパンティを脱いだ由布子は、番台の近くに置かれたレトロな体重計に乗った。
文字どおり素っ裸でタオルも手にしていないのに、体重計の針は52kgを指している。
「まだ最低2kgは落とさなくちゃ」と思いながら顔を挙げると、店主が前も隠していない由布子を番台からジッと見ているではないか!

由布子と視線が合うと、店主はすぐに目を逸らした。
この店は数年前から利用しているので、今では番台に店主が座っていても特に抵抗はないが、さすがに夫でもない男に裸をジッと見られると羞恥心と警戒感を覚える。
「イヤだー、見ないで!」と思った由布子だが、それと同時に「いつも見慣れたオバサンの裸なのに、何をもの珍しそうに見てるのかしら?」という疑問も感じた。

由布子の疑問は帰りの車の中で、思わぬ方向に膨らんでいった。
コンビニの駐車場に車を停め、遅れて店に入ってきた信一に店主は、「キレイな方なんで誰だろうと思ったら、奥さんだったよ!メガネをかけてないし、スッポンポンだから分からなかった」と話しかけてきたと、夫から聞かされたからである。
信一の顔を見て由布子が誰だか思い出したのだろうが、キレイと言われて嬉しかった半面、店主は「『イイ女だ。もう、堪らん!』といったイヤらしい気持ちで全裸の私をジッと見ていたのではないか」と思うと、由布子は急に胸騒ぎを覚えた。

店を初めて利用した日、由布子は番台に座っている店主を見て「イヤだー!」という拒絶感を覚えたが、そのときでさえタオルで前を隠そうとはしなかった。
番台が男だからといって前を隠すような真似をするのは、相手を異性として意識しているというメッセージを発しているようなものだからだ。
それに若い娘ならいざ知らず、いい歳をしたオバサンがそんな真似をしたら自意識過剰と店主に笑われそうな気もしたからでもある。
だから、由布子はこれまで店主の前で胸や下腹部を隠したことが一度もない。

「そんな私を、店主はいつもイヤらしい目で見ていたのだろうか?」
「全裸の私を番台から見ながら、一体何を想像していたのだろうか?」
「そもそも番台の男が見ている前で女性客が全裸になるなんて、相当変じゃないのか?」
などとつらつら考えているうちに眠ってしまった由布子だが、翌朝にはモヤモヤした気分は晴れていた。

というのも、目が覚めたとき、
「『キレイな方』というのは枕詞かお世辞で、店主が言いたかったのは、信一の顔を見て初めて私が誰だか分かったということではないのか?」
「『スッポンポンだから分からなかった』という言葉も、もしイヤらしい気持ちがあれば、少なくとも夫に対しては使わないのではないか?」
「だから、昨日の店主は『さて、誰だったかな?』という気持ちで私を見ていただけではないのか?」
ということに由布子は気付いたのである。

「女なんて裸になれば、胸が膨らんでいて下腹部には黒い茂みがあり、お尻が丸いことでは皆一緒で、服でも着ていないと誰だか見分けがつかない」というのが、様々な女性客の裸をイヤというほど見てきた店主の率直な感想なのかもしれない、と由布子は思った。
盆休みの最終日も由布子は信一と一緒に店を利用した。
番台にはやはり店主が座っていたが、特に由布子の方を見ている様子はなかった。
由布子はホッとすると同時に、何だか少し拍子抜けした。

<続く>
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2020/02/08 11:54:25(Qv5C5XWf)
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