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ぼくがいた夏 - 最終話
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:ぼくがいた夏 - 最終話
投稿者: 七海 航
6話『慟哭』


その夏、ぼくは部活仲間の彼女がいない四人グループのひとりとして二泊三日の日程で伊豆に旅行に行った。頭の中では夏休み中に童貞を卒業することしか考えていない単純明解な目的があった。偶然同じ民宿に滞在した女子大生グループと仲良くなり、四組の急造カップルが出来上がったが、最初の夜に童貞を卒業出来たのはぼくだけだった。


ファーストキスを経験出来たのは二人いたが、その一人はトラックの荷台で夜空を寝転がって見ていたやつだった。もう一人は海岸沿いの松林でキスをして、乳房を直に触らせてもらったことを自慢していた。最後の一人は手を繋ぐことは出来たが、キスをすることまでは辿り着くことは無かったと残念がっていた。


ぼくは、童貞を卒業したことは黙っていたが、相手をしてくれた女子大生が翌日にやたらと甘えてくることで、卒業を悟ったようだった。四人の中では一番オッズの低かったぼくに先を越されたことを悔しがった仲間たちも最終的には祝福してくれていた。二日目の夜を迎えるに際し、キスすら辿りつかなかった仲間が、カップルの組み合わせをシャッフルするアイディアを出したが、それは余りにもデリカシーが無いからとぼくを含めた三人が却下した。このデリカシーの無さが、奴がキスすら出来なかった理由なのだと教育してやった。温情作戦を考えて女子大生グループに、ぼくたちが童貞であり、この旅行で卒業を目指していると言ってしまったのもこいつだった。


最初の夜は、酒屋のトラックの荷台のフラップに手をつかせ後から挿入したのだが、二日目の夜は荷台のシートを拝借し、荷台上でシートを広げて様々な体位を試して見た。花火のときも女子大生は浴衣を着ることはなく、Tシャツと短いフレアスカートだったから、女子大生はセックスする気満々だったのだと思う。トラックの荷台に乗った時には上も下も下着を付けていない状態だった。ぼくもTシャツとジーンズを履いたままだから、いざという時には何とか誤魔化せる体勢だった。


ぼくが上になったり、下になったり、向き合ったり背中越しだったりと女子大生の感じる体位を確かめながら、残りのコンドーム二個を使い切った。槌色々な体位を試した中でぼくも彼女も一番のお気に入りは一致した。それは、仰向けに寝転がったぼくの上に、女子大生も仰向けに寝転がらせてが後から、そして下から突き上げる体位だった。小柄な女子大生だったから左手を伸ばせばクリトリスを、右手で左右の乳房を交互に責めることが出来る体位だし、女子大生のTシャツもスカートも汚すこともなかった。女子大生が溢れさせた蜜により、ぼくのジーンズはお漏らししたように濡れてしまったが、Tシャツで隠せる範囲だから大きな問題ではなかった。


自分自身が年下の童貞高校生をリードするはずが、童貞のぼくにコントロールされたことで女子大生は、ぼくが童貞では無かったと疑っていた。だから、ぼくは人妻との関係や何をしたかを包み隠すことなく話した。行為をしながらの話に女子大生は衝撃を隠さ無かったし、ある意味言葉責めのような効果も生じたのだと思う、コンドームを外して精子にまみれたままのぼくのペニスを口に含んでくれたのだった。女子大生が、ぼくの前に経験した男とは正常位でしかしていないこと、彼女が感じる前に果ててしまったこと、フェラチオはしたことが無かったことを告白してくれた。そして、二個目のコンドームを使い切る瞬間に初めて絶頂を感じたことも恥ずかしそうに目を伏せながら教えてくれたのだった。


お盆休みの後の月曜日、ぼくは人妻の姿を見つけると周りの目を気にしながら抱き寄せ唇を重ね貪り合うような激しいキスをした。二人で8階の清掃用具庫に向かうと人妻はぼくの伊豆旅行のことを聞いてきた。ぼくは包み隠すことなく女子大生との行為を詳細に説明し、童貞を卒業したことを伝えた。人妻は嫉妬の表情を見せることもなく、拍子抜けなほどぼくの童貞卒業を喜んでくれた。ぼくに挿入することを許せないことをずっと負い目槌に感じていたことが理由でもあったのだが、ぼくは嫉妬して欲しいと感じていたから少しだけ残念に感じていた。槌同時に人妻の反応がどこかよそよそしいと感じ、もしかしたら長期出張から戻っていたご主人とのことを勝手に想像して嫉妬の感情を覚えた。


人妻は、ご主人とはキスすらしなかったことを告白してくれたから、嫉妬の気持ちは一気に背徳感に変わった。その後の人妻の告白にぼくは動揺した。長期の出張扱いだったご主人が九月から正式に転勤になることが決まり、人妻も八月一杯で清掃業務の仕事を辞めて引っ越しをすると言われたのだった。


ぼくは、自分でも信じられないくらい大粒の涙を流し、声を出して泣いた。人妻が驚き、狼狽えるほど激しく泣いた。慟哭と言う意味を辞典で調べると例として説明されるような泣き方だった。こんなに泣いたのは記憶の中でも無かった、小学生のとき母方の祖母の通夜で泣きじゃくる母親や従姉妹の姿を見たときも、これほど激しくは泣かなかった筈だった。槌


想像もしないほど泣いてしまったことを、ぼく自身がすごく驚いてしまったが、人妻にはそれ以上の驚きだったと感じた。普段のマゾヒストの表情は一切見せることなく、慈しみの表情を見せてぼくを優しく抱きしめた。女性の誰しもが持つ母性と言うことだろうか、大粒の涙を流し声を出して泣いたぼくの頭を優しく穏やかに撫でながら、流れる涙に唇を寄せた。


夏休みが終わる八月の終わりには、ぼくのアルバイトも終わることは決まっていた。今のように、殆ど毎日一緒に過ごし、お互いの本能のままに求め合うことが出来なくなることは理解していた。それでも、毎日では無いにしても部活の終わりに立ち寄って人妻を求めることは出来ると思っていたのだった。それが、人妻のご主人の転勤により不可能になることが頭の中で混乱を来たし、慟哭するほどの感情をもたらしたということだった。


ぼくがこれほどまでに取り乱したことは人妻にとっては驚きだった以上に、喜びの感情でもあったようだ。涙が止まった瞬間に交わしたキスが、今までに味わったことのないほど甘く激しいものだった。お互いが酸欠状態でフラフラになってしまうほどの長いキスだった。しゃがみこんでしまった人妻は、そのままぼくのペニスを制服から取り出すと口に含ませて激しく舌を絡めた。人妻は左右の手でぼくの左右の手を握るとぼくが射精するまでフェラチオを続けてくれた。


ぼくの精子を一滴も残さず飲み干すと、人妻は優しい微笑みを浮かべてぼくを見た。清掃業務を始めるという合図を送っていたのだが、トイレの個室か無人の洗面台の前でぼくの肉体の悪魔を解き放つ時間の始まりを知らせる合図でもあった。


人妻は何故か嬉しそうな表情を時折見せていたが、それが四日ぶりの再会を喜んでのことなのか、ぼくが激しく泣くほど自身への愛を感じたからなのかはわからなかった。まるで悪戯を隠した少女のような表情にも見えていた。その理由は洗面台の縁に寄り掛からせて制服のパンツを下着ごと脱がせた時に判明した。悪戯を隠した少女のような表情は人妻の顔だけではなかったからだった。温泉に行くことが好きで出来ない筈だった恥毛を剃り落としてくれていたのだった。ぼくの要望を聞き入れてくれたことは単純に嬉しいことであったし、もしかしたらご主人とは身体を合わせる行為や見せる行為を一切しなかったと証明するためなのかとも思った。槌


元々それほど濃くはない恥毛ではあったが、つるつるの秘部から顔を覗かせている突起したクリトリスは舐めて欲しいと自己主張しているようだった。見つめるだけで蜜は溢れてしまい太腿を伝って流れ初めていた。ぼくは人妻の前に屈むと左右の手を伸ばすと両手の親指で秘部を左右に押し広げた。ぷっくりと突起したクリトリスを上下の唇で挟み込むと、唇の隙間から舌を突き出して左右に動かした。舌の動きに連動し人妻の上半身が仰け反って行くのを視線に捉えた。


人妻は左手でぼくの後頭部を抑え、右手で自らの口を抑え込んだ。喘ぎ声が漏れないために人妻自らの意思で行ったのだが、以前にはビニールテープを貼り口を塞いだり、自らの溢れさせた蜜でびしょ濡れになった下着を咥えこませることもあった。ぼくのそんなサディスティックな面を人妻は好んで受け入れてくれていた。いや、そんなサディスティックな面を人妻に引き出されたと言った方が正確かも知れない、何しろぼくと人妻の関係性を端的に例えるとM性のある人妻に調教されるS性のある童貞高校生なのだった。正確には三日前までは童貞だった高校生と言わなければいけないが。


人妻は無邪気で天然で、年齢が倍であったことを意識させない可愛いらしい女性だった。そして、心だけではなく人妻の肉体の虜になったことも間違いない事実だった。吸い付くような滑らかな肌、そして塾した果実のようにたわわに実ったような大きく柔らかい乳房は感触が脳裏に残っている。何より、どんな要求にも応じようとしてくれたマゾヒストの感性、絶頂を迎えると激しく吹いてしまう潮は達成感やサディスティックな感性への刺激を感じずにはいられなかった。


八月最後の日には、ぼくは涙を堪えていたが、人妻は一筋の涙を流した。ぼくが泣いたときに人妻がしてくれたように、ぼくは人妻を優しく抱きしめると唇で一筋の涙をなぞった。最後のキスは高校生が経験する本来のファーストキスのような軽く短いキスだった。


『ぼくがいた夏』完槌
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2019/02/23 15:00:50(b8bxKH1i)
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