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シーン
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:シーン
投稿者: 茶川
家の階段を音をたてぬように上りながら、高鳴る鼓動を
私は抑えられなかった。二階の部屋で妻は若い男と不倫を
しているのだ。
その日、興信所の男から私の携帯に電話があり、愛人と思われる
男が家に入ったとの連絡があった。私は有給休暇を取って
直ちに勤め先からタクシーで帰宅した。
二階の部屋からは妻の喘ぎ声が聴こえていた。
私は自分の存在が急に軽くなったような
言い様のない不安定な気持ちになりながら、
二階に辿り着くと襖戸の僅かの隙間から中を覗いた。
妻が他の男と性交に耽る姿を私は初めて見た。
遮光性の強い厚手のカーテンの隙間から、初夏の午後の明るい陽射しが
男の汗だくの背中を照らしていた。男はふてぶてしいほど大きな陰のう
をしていた。そこには溜め込んだ精液が妻の膣奥に発射の機会を
待っているのだった。粘液混じりの肉を打つリズミカルな音と、妻の
喘ぎ声が部屋を支配していた。妻の白い脚が男の後ろで交差して
日焼けした男のからだをしっかりと捕らえていた。
「逝きそうだよ、奥さん、中に出してもいいの」
苦しげな声で男が呻いた。
「出して、あたしの中にいっぱい出して」
「子供が出来ちゃってもいいの?」
次の妻の言葉は信じられないものだった。
「いいよ、赤ちゃんちょうだい、あなたの赤ちゃん産みたいの」
結婚7年目だが私たち夫婦の間には子供がいなかった。
その妻が愛人の子を身籠りたいと欲しているのだ。
「もうがまんできない。」
男は腰の動きを速めると爆発する官能に小刻みに震えながら
妻の中に精を放った。妻の足指は官能にそり返っていた。
ゆっくり男が離れると、しばらくして
白い精液がだらだらと愛液に濡れた妻の膣口から流れ出た。
男は妻の傍らに後ろ手を付いて座ると、薄目を開けて
ぼんやりしている妻を見つめていた。
この時私は妻の愛人の男の顔を初めて見た。
二十歳ぐらいだろうか、少年の面影が残るハンサムな青年だった。
私と違い一本の白髪もない、ひとつのシミもない顔には
人妻を寝取っても恥じない傲慢さと、年より臭い思慮分別などは
微塵もない、はがねのような若さが満ち溢れていた。
妻がニッコリと笑うと妻に顔を近づけキスを始めた。
妻は男の首に両手を巻き付けた。
妻の耳元で何かをささやく男の小声と妻の笑い声がした。
直ぐに二度めの性交が始まった。
男のペニスはもう硬くなっていた。今度は妻が上になって腰を
振り始めた。妻は10歳は年下の男に跨がって細いからだを
しなやかにくねらせていた。汗で白い肌が光っていた。
男の開いた両脚の間で先ほど妻の中に放った男の精液が
妻の愛液と混ざって、陰のうに白く流れ落ちていた。

私はいたたまれくなって階段を降り家の外に出た。
完璧に妻を盗まれてしまったと思った。
もはや離婚の選択肢しか自分には残されていないことを私は悟った。

 
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2018/03/14 22:30:05(AJSt0Svs)
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