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1:マキ…娼婦の系譜
投稿者:
あすか
母屋をはさんだ、坪庭の先の離れから、鴨川の夏草のむせるような風とともに、女の啜り泣くような声が、する。開け放たれた障子の中から、確かに、くぐもった女の声。
女が、両手を鴨居から縛りあげられ、片足は、宙を舞い、片足の爪先だけで、なんとか姿勢を維持している。乳房の上下に、麻縄が、乳房を絞り出すように、縛り、白い肌に青白く浮き出ていた。 腕から背中にかけて入れ墨をした男が、縛った女の前に座り込み、チビり、チビり、酒を飲みながら、女を眺めている。 たとえ、一度でも、肉の悦びを刻まれると、もうダメなのだろうか? 女は、昨日、強姦に近い状態で、犯されたにもかかわらず、今朝、電話で、会ってほしいと哀願調で、言ってきた。 女は、少なからず、背徳感が、あるのか、うつむき加減に歩いていたが、先斗町の割烹旅館の門をくぐる時、後ろめたさは、吹っ切れ、情欲を満たすため、心は、妖しく、ときめいていた。 昨日は、縛られる事におぞましさを感じたが、今日は、苦にならない。情感が、かきたてられ、淫らに、ネットリ、乱暴に扱われたいと言う欲望が、込み上げてくる。 「まさか、自分から、縛られに来るとはな。好き者だな、奥さん。」 女は、うつむき加減に、 「そんなぁ~」 立ち上がった男は、乳房を平手うちにした。 パシッ~ 「はうう~っ」 「感じやがって~マゾやな。奥さん。」 黒く生い茂った茂みから、女の匂いが、立ち上ると、ズボンの中の逸物が、痛い位に、膨脹した。 「もう少し股を開きな。」 大きく割り開かれた白桃のような秘唇の割れ目が、あらわれ、男は、その肉ビラの一枚、一枚を舐めあげてゆく。 「くふぁ~いや~ヒィ…」 ひきつるような悲鳴をあげながら、腰をガクガクと上下に震動させ、男の舌の動きに合わせている。 「いっちゃう…いっちゃう…また、くる~くるのぉ~」 体をねじるように、したと思うと、女は、秘唇から潮を男の顔面に噴き上げた。
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2017/09/04 17:50:04(rv4MRdqj)
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