私は高校ではなく職業訓練生として他県に就職した。
同じ寮生には荒くれ者もいたが、いろんな話を持ち込んで談笑した。
後、私は自慰をして楽しむことを覚えてしまったのです。
ある日,エロトピアというコミックを古びた喫茶店で見つけた。
凄いデフォルメされた女性の漫画に目を留めた、あのケン月影の漫画である。
顔といい乳房といい尻といい完全にはまってしまったのである。
その時ふとあの秘密の穴から覗いた多恵を思い出してしまった。
あの時の衝撃が我を襲ったのである。
顔はともかく尻は月影氏が描くほど官能的であった。
私はその時まだ小説など投稿することなど考えてもいなかったが、30代の終わりごろある雑誌の投稿募集におうぼしたのである。
丁度その頃、里の便りで多恵さんの夫が亡くなったことを知ったのである。
つづく