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『本当の私』
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:『本当の私』
投稿者: MURASAKI ◆KFERXTSwsg

私の名前は、村崎英里。
35歳の主婦です。
夫(35歳)と息子(13歳)がいます。
自分で言うのもお恥ずかしいですが、私は良き妻であり、良き母親であると自負しております。
しかし・・・これは本当の私ではありません。
本当の私は、夫を・・・息子を・・・
家族を裏切っているいけない女なのです。

~第1話~

○月×日、月曜日の朝、いつものように一番早く起きて夫と息子の朝食を作った後、2人を起こします。
眠そうにしながらも、自分の作った朝食を残さず食べてくれる2人の姿は何年たってもいいものです・・・

息子「お母さん!行ってきます!」

夫 「行ってくる。」

私 「いってらっしゃい。2人とも、気をつけてね。」

これもまた、いつものように玄関で2人を見送った後に、そのままベランダに行き、マンション前から出ている駅まで向かうバスに乗るのを見送ります。
そして、いつもなら朝食の後片付けと洗濯や掃除などの家事をするのですが・・・
今日、月曜日はそれは後回しです。
時計を見ると、時刻は7時30分。

(そろそろ行かなきゃ)

化粧台に向かい、引き出しの奥に隠してあるこの部屋のどこのものでもない鍵を手にとり、玄関に向かう私の顔はたぶん赤らみ、微笑んでいることでしょう。
玄関を出て、すぐ隣の部屋に・・・
そう、先ほどの鍵はこの部屋の玄関の合い鍵です。
私自身の奥にしまわれている、本当の私を解き放つ大事な大事な鍵・・・
玄関に入り、慣れたように台所に向かい、また料理をします。
お味噌汁に、玉子焼きに・・・
まるで、新婚夫婦が愛する夫に料理を作っているかのよつに、楽しそうに料理をする私に・・・
突然、後ろからたくましい腕が絡みつきます。

私「きゃっ!」

「びっくりした?おはよう。村崎さん。」

私「もう、驚かさないでよー。大輝くん。」

「あれ?、そんなに驚いた?」

そう言いながら笑顔で私を後ろから抱きしめる彼の名前は、黒山大輝くん。
某体育大学に通う、大学2年生。
そう・・・今作っている朝食は彼のためのもの、毎週月曜日は授業がないらしく、私はいつも月曜日の朝は夫と息子を送り出した後に、隣に住む彼の部屋に朝からおじゃまするんです。

私「音も立てずに抱きしめられたら、誰だって驚くわよ。」

大輝「その驚く顔が、とってもかわいいから、つい。」

私「もう・・・」

恥ずかしがる私に、後ろから優しくキスをする彼。

私「ん・・・待って、もうすぐ朝ご飯できるから・・・」

大輝「ん~・・・俺、先にこっちがいいや。」

そう言って、彼は後ろから私の首筋にキスをしながら、たくましいその手で私の胸をセーターの上から鷲掴みにしてもみ出します。

私「もう・・・ちょっと待ってって言ってるのに・・・ンッ」

言葉では、そう言ってももう心は受け入れてしまっている私の顔は、きっといやらしい顔をしていると思います・・・




ーーーつづく


 
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2012/12/17 13:39:34(.XK/J7JN)
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