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記憶の中の女たち
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:記憶の中の女たち
投稿者: 博之
太平洋に面した大きな湾の中にある小さな田舎町で、人口は六千
八百二人程度らしい。
 昔からの半農半漁の町の生活形態が、近年は高速道路が山側に走
り、その周辺の工業団地に幾つかの工場進出もあったりして、幾ら
か過疎化にも歯止めがかかっている。
 近くには和牛肉で有名な大きな街がある。
 そんな町に転居してきて、かれこれ半年が過ぎる。
 私の年齢は六十一歳で、いわば還暦一年生である。
 この町から少し遠い県庁所在地で、長い間会社勤めをして一年前
に定年退職した。
 五十五歳の時に、三十年近く連れ添った妻と協議離婚している。
 子供は男と女の二人いたが、もう其々に成人している。
 離婚の原因は、ご他聞にもれず私の浮気だった。
 離婚に伴う醜態劇や修羅場は何度かあったが、約一千万円の退職
金を慰謝料代わりに渡して、私のほうがほとんど無一文の状態で家
と住み慣れた街を出ることになった。
 離婚の原因となった浮気相手の女の住む町が、今私が住む所であ
る。
 女の年齢は私より十三も年下の四十八歳である。
 名前は久子といって、病院の医療事務の資格を持っていて、今も
幾つかの個人病院をかけ持ち勤務している。
 久子も十年ほど前に離婚をしていて、今二十二歳になる一人娘が
いた。
 娘の名は里香といって、今は調理の専門学校を出て、県外の大都
会の何とかいうそこそこ名の知れた料亭に勤めている。
 久子はこの町の町営住宅に入居していた。
 その町営住宅団地は、町の山側を宅地造成して、鉄筋コンクリー
ト造の四階建ての町営住宅が三棟並んで建てられていた。
 周辺にも幾つかのミニ開発された団地が幾つか出来ていて、この
団地が出来た当初に較べて、人里離れたという感じはない。
 団地から歩いてでも行けるような所に、スーパーや薬局もあり、
コンビニも二つほど出来ている。
 前段が長くなるが、私と久子との関係はもう八年ほどになり、私
の離婚時の醜態劇や修羅場にも動じることなく、私を受け入れてく
れ、同居を進言してくれたのも彼女のほうだった。
 私は定年を迎えたがどこかへ再就職するという気持ちはなく、自
分の趣味を活かすことに決めていた。
 五十を過ぎたあたりから、私は若い頃から柄にもなく読書や文章
を書くのが好きだったこともあり、自己流の小説を書き溜めていた。
 読書のほうは学生の頃からいうと、芥川龍之介から松本清張、五
木寛之、西村京太郎、水上勉、新田次郎、渡辺淳二、近年では村上
春樹まで、種別を問わず読破した。
 そしてもう一人、団鬼六の異端小説にも、私は深く嵌った。
 男女の情交の中の、倒錯的な愛やSMを主題とした耽美的な小説に、
私は極端なくらいに埋没し心酔した。
 浮気が原因で離婚するくらいだから、私自身、女性に対する興味
は若い頃から、おそらく人並み以上は間違いなくあった。
 今一緒に暮らしている久子以外にも、正直いうと、両手両足の指
の数ほどの体験はしていた。
 そうして私は五十を越えたあたりから、無手勝流で小説を書き始
めた。
 小説家になりたいという希望は特段になく、自分だけの密かな趣
味として書き溜めていたのだ。
 小説のモチーフは一言でいうと、団鬼六の倒錯的愛を描く耽美小
説だった。
 気品と気位に満ち溢れた淑女が、下品で卑猥極まりない男たちに
陵辱を受け、女としての奈落へ堕ちるというのが多かった。
 パソコン市場が一気に拡大し、インターネットがこの田舎町でも
当たり前のように使われるようになった頃である。
 近親相姦ものも多く書いたりした。
 実をいうとこの題材には、私自身も少なからぬ関心があった。
 直接的に私はそれを体験はしていないが、例え社会常識から逸
脱することであったとしても、そういうことへの興味は性を意識
し始めた中学の頃からあったのは嘘ではない。
 私の記憶に今も大きく残る女の一人が、もう今はこの世にいな
いが、私自身の性への目覚めの最初は私の母親だった。
 私には兄弟はいなくて一人っ子だった。
 中学の頃、私の母親は四十少し前くらいの年齢だった。
 農家育ちで田舎しか知らない母親で、普段も化粧はほとんどしな
くて、野良義姿の印象しかない女だった。
 父親は役場に勤める公務員で、子供にもめったに怒らないおとな
しく無口な性格だった。
 私が中学二年の夏休みの時だった。
 父親は役場に働きに行き、母親は自転車で山のほうに走って三十
分ほどの所にあるみかん畑に、害虫駆除の作業に出かけていた。
 その前日に私も母親の手伝いで、みかん畑に出かけていて、その
時に近くにある物置小屋に、友達から借りていた小説の文庫本を置
き忘れてきたことに気づき、私は昼食を済ませてから一人でみかん
畑に自転車で出かけた。 
 みかん畑の近くまできて僕は自転車を降り、段々のみかん畑のあ
る細い道を汗をタオルで拭きながら歩いた。
 物置小屋はみかん畑の真ん中ぐらいに立っていた。
 折角来たのだから母の手伝いでもしていこうか、と殊勝なことを
思いながら小屋の近くまで来ると、唐突に何やら女性の悲鳴のよう
な高い声が聞こえてきた。
 声の方向に目をやると、小屋のある所よりもう一段上のみかん畑
のほうからの声のようだった。
 母が猪か何かに襲われているのか、と一瞬思ったのだが、その悲
鳴のような声は途切れることなく続いていて、高い声が長く響き続
けていた。
 妙な胸騒ぎみたいなものを、何故かまだ十三歳の私はその時に感
じ、上の段への細い道を身体を屈めるようにして、忍び足で上がっ
た。
 真夏の暑い日差しがみかん畑一面に照りつけていた。
 畑の中央の草むらに青いビニールシートが敷かれていて、そこに母
が何かの上に跨るようにして座り込んでいた。
 母の上半身は裸で、外し取られたブラジャーの肩紐が片方の肩だけ
に垂れるようにぶら下がっていて、豊満な乳房が露わになっていた。
 すると母の下のほうから男の手が二ついきなり伸びてきて、母の乳
房をわし掴んできた。
 道の下のほうに隠れ忍んでいた私がもう少し頭を上げて見ると、母
の下で男が仰向けに寝ていて、その上に母が跨っているのだった。
 「ああっ…いいっ」
 歪めた顔を宙に浮かせるようにして、喘ぐ母の声がはっきりと私の
耳にも届いた。
 下のほうで仰向けになっている男の声が聞こえたが、何をいってい
るのかはわからなかった。
 「ああっ…り、隆二さんっ…いいわぁ」
 はっきりと聞こえるのは母の喘ぐ声だけだった。
 隆二、という名前に私は心当たりがあった。
 父の年の離れた弟で、僕の叔父になる男だった。
 その叔父はまだ三十そこそこくらいの年齢で、結婚はまだしていな
かった。
 「ああっ…そ、そうよ…り、隆二さんの…ち、ちんぼで突いてもら
ってます…き、気持ちいいっ」
 叔父の二本の手で乳房が歪になるほど揉みしだかれ、母の顔は歪ん
だまま宙を彷徨っているようだった。
 身体を屈めて硬直させたまま、茫然とそれを見ていた私の下半身の
一部が、異様なくらいに変化してきているのがわかった。
 勃起していたのだ。
 やがて母と叔父の姿勢が変わり、シートに胡坐をかいた叔父の腹の
下に母が身体を沈め、両足を投げ出すようにして、二人は炎天下の下
で濃厚なキスを何度も繰り返した。
 母の日焼けした両腕が、叔父のいかつそうな肩にしっかりとしがみ
ついていた。
 しばらくして僕は逃げ出すようにその場を去った。
 母のあんな顔を見たのは無論初めてのことだった。
 しかし、自分が男だったせいか、それ以後も母のことを、僕はそれ
ほど不順には思わなかった。
 ただ中学生ながら、母もやっぱり一人の女なのだと生意気に慨嘆し
ただけで、不潔感とかいったものはほとんど感じなかった。
 その一つの証ともいえる行動を、私はそれからしばらくの間続けた。
 家の便所の壁の隅に、蓋の付いた小さなゴミ箱があった。
 それは母の生理の時の汚物入れとして使われていた。
 それまではその汚物入れに何の興味もなかった私だったが、母を女
として意識しだしてから、その汚物入れの中を覘き見るになった。
 母が生理の時、その小さな汚物入れはすぐに一杯になった。
 蓋を開けるとトイレットペーパーに幾巻きもされて、母の血の付い
た生理用品が現れ出ると、私はひどく興奮した。
 赤黒い血の塊のようなものが線状に、生理用品の白い生地を汚して
いるものや、真っ赤な血が白い生地に染みて丸く拡がっているのもあ
ったりした。
 黄色い膿のようなものと赤い血が混じっているものもあった。
 血の付いた生理用品を鼻の前に翳して臭いを嗅ぐと、何か甘酸っぱ
いような臭いがしたことを、私は今でもおぼろげに覚えている。
 ある時、母が煮物を沢山こしらえたから、一人暮らしの叔父の所に
届けてくるといって、夕食後に家を出て行ったことがあった。
 父は素直に嬉しそうな顔をしていたが、母は出かける間際に、村の
婦人会仲間の家に寄ってくるから遅くなると言い残していった。
 父は疑うことなくその言葉を信じたが、わたしは違った。
 友達の家に行って宿題してくるといって僕も外に出た。
 叔父の家は山裾の中腹あたりにあって、周辺には住家はなかった。
 平屋建てのこじんまりとした家で、私も叔父の家には何度も行って
いた。
 敷地の裏側に廻ると勝手口があり、流し台の前の小窓が開いたまま
になっていて、台所を通して居間の畳の室が見えた。
 夏休みが後何日かで終わる頃だった。
 モグラ叩きのモグラのように、私は台所の小窓に顔を上げると、母
と叔父が座卓を囲むようにして、テレビを観ているようだった。
 時折、二人の声が洩れ聞こえてくるのだが、会話の内容までははっ
きりとわからなかった。
 十三歳の私が予想していたことが、居間のほうで間もなくして起き
た。
 叔父が母の前にいきなり立ち上がった。
 何か短い言葉が交わされている。
 畳に座ったままの母の上体が、前に立ち竦む叔父ににじり寄ったか
と思うと、いきなり母の手が叔父のズボンの股間のあたりに伸びた。
 叔父が慌てたような素振りでズボンのベルトを外していた。
 ズボンが叔父の足からするりと落ちた。
 叔父のトランクスに母の手がかかった。
 母の手でトランクスが引き下げられると、ブルンと躍動するように
叔父の大きなものが平行よりやや上めに跳ね上がっていた。
 Tシャツ一枚だけの叔父の身体が母の顔の側に寄った。
 母の顔が上を向くと、目の前に叔父のものがそそり出ていた。
 母の唇がゆっくりと大きく開き、叔父のものを口の中深くに含み入
れていくのが見えた。
 男と女の間でそういう行為があるということは、中学生ながら私も
知らなくはなかったが、まさか自分の母親が、しかも父親にではなく
叔父にしていることが、子供心に少し信じられなかった。
 母の叔父に対するその行為は長く続いた。
 時折、叔父のものから口を離す母の唇から、涎のようなものが滴り
落ちているのが見えた。
 やがて母がその場に立ち上がり、叔父の身体に抱きついた。
 叔父の両手が忙しなげに動いて、母のスカートを脱がしていた。
 母はこれまでにも見たことのない真っ赤なショーツを穿いていた。
 「あなたが…だったでしょ?」
 そんな母の声が聞こえた。
 叔父はそのショーツをしばらく手でまさぐった後、いきなり母の腰
から脱がし下ろした。
 母が前の座卓に手を付くようにして身体を折り曲げた。
 白い臀部が突き上がるように、叔父の目の前に晒された。
 背後から叔父が腰を少し屈めるようにして、母に近づいた。
 「ああっ…」
 と母の甲高い声が急に上がった。
 叔父の腰が母の臀部に深く密着していた。
 顔を俯けたまま母は何度となく、呻くような声を洩らし続
けた。
 背後から立ったまま母を突き立てている叔父が、母の名を
何度も呼び続けていた。
 私の下半身にまたあのみかん畑の時のような、興奮症状が
出てきていた。
 長い時間、母をつらぬいていた叔父が、徐に身体を離した。
 そのまま畳に崩れ座った母の顔の前に、叔父は自分の下腹
部のものの先端を差し出した。
 母の唇が開き、叔父のものを呑み込んだかと思うと、すぐ
に、
 「ううっ…むぐうっ」
 とひとしきり呻いて、叔父のものから口を離した。
 母の唇の端から、何か白いものが糸を引くように流れ出る
のが見えた。
 薄々とだが、それが叔父のものから放出されたものだとい
うのが私にもわかった。
 僕は台所の小窓から顔を外し、そのまま駆け足で家に帰っ
た。
 母が帰ってきたのは、それからまだ一時間ほどしてからだ
った。
 僕が高校一年の時、まだ若い叔父が交通事故で不慮の死を
遂げた時、母は父のいる前で大声で泣き喚いた。
 その母の背中をいたわるように撫で擦る父が、私には少し
哀れに見えたが、結局、父は何も知らないままにこの世を去
った。
 母には無論、人に話せることではないが、そういう思い出
が私にはあったのだ。
 母と私の間に幸か不幸か、身体の関係はなかったが、それ
でも私の記憶の中では、実の親であるという以上に深い感慨
の思いがあったのである。
 話を前段に戻すと、私はそういうわけで小説を書くのを密
かな趣味としていたのだが、ある時、悪ふざけの気分で自分
の書いた「女校長の崩落」というタイトルの小説を、たまた
ま手にしたエロ雑誌の投稿募集に応募したところ、入選作と
なりその本に掲載されるということになったのだ。
 三十代の頃の自分の実体験をモチーフにして、原稿用紙八
十枚ほどに書いた小説の入選で、その出版社から賞金として
五万円が振り込まれてきた。
 そういう類の書籍はかなりあって、その後も何社かにこれ
まで書き溜めていたものに添削を加え、応募したところ、複
数の出版社から版権委譲とか何かの名目で、数万円が振り込
まれた。
 今は久子という女の住む田舎町の、町営住宅に居候をして、
ボチボチと実体験を活かしたエロ小説を書いて、日々を過ご
している。
 次には、その女校長との絡みについて書けたら、またここ
に投稿したいと思っている。
 
 
 
レスを見る(3)
2015/10/07 16:20:00(Ma/277ke)
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