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1:無題3
投稿者:
みや子
それは苦痛ではなく快楽でした、しかも今まで夢にまで待ち望んでいた最高の快楽でした。私は自分の中で理性と快楽との戦いをしていました。このまま感じるままにこの快楽を享受したい。でもそんなことしていいわけがない。 『私は分別のある大人のはずよ。社会的信用もある教師である私が、娘の恋人ににそんな風にされて快楽に負けてどうするの。』 『いえ、私は自分の意志とは関係なく無理矢理犯されているのよ。誰も非難はしないわ。』 私は無理矢理犯されている。頭の中をかすめる「犯される」というその言葉がまた私の身体を熱くします。女性はいつか男に力ずくで犯されてみたい。そうした願望をもっているものです。少女の頃見たテレビドラマでも正義の味方の戦隊にいる紅一点のヒロインは敵に捕まり、催眠術を掛けられたり薬を飲まされたりして、心を奪われ悪の思い通りにさせられてしまいます。そうしたテレビを見るにつけ、私もいつかは悪い男に襲われて心を奪われ日が来ると思っていました。その日を期待していたのかもしれません。今まさに20歳以上年下の娘の恋人に身体と心を奪われようとしていました。その異常な状況の全てが私の身体を燃えさせていました。 青也くんは私を力一杯抱きしめ、首筋から頬から耳、肩と手当たり次第に接吻を繰り返し、ブラウスの中に手を差し込み、大きな手で乳房を揉み、手先が乳首に達しようとしていました。私は全身から力が抜け、ただ悶え、快楽のため息とともに「だめ、」とか「いや。」とか言うだけで彼の愛撫に身を任せ、完全に快楽の渦の中におぼれていました。私のお腹から胸の下にかけて彼の大きなペニスが突きつけられ、それがこれから起こるであろうさらなる快楽を想像させていました。 その時、今の電話がけたたましく鳴りました。2回、3回、4回。電話は私たちのことなどおかまいなしに10回鳴ると自動的に留守番電話の録音に切り替わりました。 『まったく、何処へ行っちゃったのかしら。お母さん、恵美子だけど、電車、あと一時間ぐらいで動くって。だから6時までには帰れると思う。夕食お願いね。』 電話は言うことだけを言うと勝手に切れました。横須賀で足止めをくらっている恵美子からでした。その声にはこれから恋人と誕生日を祝ううきうきした様子が感じられました。 その声を聞いて青也くんの動きが止まりました。うつむいたまま何かを考えているようで、そしてゆっくりと私の身体から自分の身体を離して行きました。 「おかあさん、ごめんなさい。」 その声は消え入るように小さく、うつむいたまま泣いているようでもありました。すると、次の瞬間、青也君はいきなり崩れるように廊下に伏して、私に土下座をして大声で泣き出しました。 「おかあさん、すみません。僕、僕とんでもないことを、」 その声は半分鳴き声になって、よく聞こえません。 私はつい今までされていた何年ぶりかの愛撫で、呼吸は乱れ、心臓の鼓動も激しいままでした。なによりもまだ身体が熱いままでした。その時の私の身体はこのまま中途半端なままで止められることを我慢出来ませんでした。 「お願いです。この事、恵美子さんには言わないで下さい。」 青也君はまだ土下座したまま懇願しています。私は脱がされかけたブラウスをひっぱり、両手で自分の身体を包みながら、肩で息をし、渇いた喉から声を出しました。「青也君、顔を上げなさい。」 青也君はゆっくりと顔を上げ、涙で潤んだ目で私を見上げました。 「青也君、立って、奥へ行きましょう。」 青也君は何がなんだ分からない風な顔で、それでも大きくうなずきました。 私は、青也君を奥の私の寝室に招きました。青也君は立ち上がり、塗れた下着を着けようとしました。 「そのまま。着ちゃだめよ。」 私が少し大きな声で言うと、青也君はしょぼんとしてタオルだけ腰に巻いて私の後をついてきました。筋骨隆々で大男の青也君がしょぼんとして私の後をついてくる様は奴隷を従えた貴婦人のようでもあり滑稽でした。 私は青也君を寝室に入れると彼を立たせたまま窓の遮光カーテンを閉めました。薄暗い寝室の中で青也君はタオルを巻いただけの半裸の状態で大きな体を小さくしていました。 「なんであんなことしたの?」 「おかあさんが、僕、おかあさんが、あまりに、その綺麗で、見とれているうちに、その、引き寄せられるように・・・」 青也君は泣きながら大きな声で言います。その言葉に嘘はないのでしょう、でも彼が助かりたいがためにお世辞を言っているのだとしたら最高の褒め言葉だと苦笑したくなるところでした。 「恵美子に・・・、恵美子に内緒にして欲しいのね。」 「だったら、これから起こることも、恵美子には内緒よ。」 青也君はまた意味が分からないような顔をして私を見ました。 「続けて。」 「何を、ですか?」 「青也君は私が欲しかったのよね、力ずくでも目の前の女を自分の物にしたかったんでしょ。だから、いいわよ。・・・・私を犯して。」 自分でも何ていうことを言ってるのか驚くようなセリフでした。でもなぜかぺらぺらと言葉になって口から出てきたのです。 「そんな、そんなこと出来ません。」 青也君は真面目に答えましたが、私の顔を見たり、すぐまたうつむいたり、明らかに私を女として見ないように視線をそらせているのが分かりました。私は彼をかわいい思うと同時に悪魔的な考えが頭に浮かびました。このカワイイ」若い男をもっと困らせて自分のモノにしたくなってきたのです。そして青也君が視線を逸らす自分の姿を鏡で確認しました。髪は少し乱れているものの、魅惑的で濃い化粧はまだ落ちていませんでした。私は唇をなめて口紅の輝きを取り戻させると、青也君をベッドに座らせ、私も隣に座りました。 「さっきの事は恵美子に内緒にして欲しいのよね。」 私にはこの言葉が彼を縛るための唯一の切り札でした。 「青也君、こっちを見なさい。私を見るのよ。」 青也くんが唾を飲み込む音が聞こえて、ゆっくりと私の方をに顔を向けました。自分で命令しておきながら、若くて美男子の青也君に見つめられるとこちらのほうが、恥ずかしく、目を逸らしたくなります。 「さっきは、力ずくで私とセックスしたかったのよね、やってもいいのよ。」 私は青也君の腕をさすりながら、微笑みを浮かべて言いました。 「そんなこと出来ません。」 「なんで、」 「そんな、あの、恵美子さんが悲しみます。」 恵美子の話を出すことが、母親である私に対して一番断りやすいと思ったのでしょう。それとも私が青也君の恵美子への愛情を試しているのかと勘ぐっていたのかもしれません。私は青也君に顔を近づけ、彼の胸を触りながらゆっくりと言いました。 「恵美子には言わないって言ったでしょ。それに、わたしも、・・・・。」 青也君は先ほど言われたとおりに私の顔を見続けています。私はキスする直前までに顔を近づけて、つづけます。 「わたしも・・・して欲しいのよ。」 私のパールピンクのマニュキュアを塗った私の指は胸からおなかをさすりながら、バスタオルの上からいきり立ったペニスに触れました。 「あっ。」 ペニスの先端に触れた瞬間、青也君の身体全体がピクッと動いて声が漏れました。その反応がますます私を喜ばせます。もう完全にS女とM男くんの世界です。私は調子に乗って青也君のタオルをはずしました。そして再び目の前に現れた青也君のペニスの大きさに驚愕したのです。私はわざと、そっと触りました。男の人はぎゅっと握って欲しい、素早くしごいて欲しい、分かっています。でもそっと撫でるように触れました。ペニスが生き物のように動きます。もっと強く握ってくれって言っているようです。 青也君の心臓の音が聞こえるようです。息も荒くなっているのが分かります。呼吸とともに筋肉で覆われた厚い胸が動きます。でも、呼吸や脈拍が激しかったのは私も同じでした。そして私も股間が熱く濡れているのが触らなくても分かりました。私も我慢できなくなりました。 ペニスを撫でていた右手を左手に代え、右手で青也君の左手をとり、ぐっと引き寄せ私の腿に置きました。 「もっと上を触って、」 青也君の鼻息が聞こえます。彼の手がだんだんとにじり上がってきます。 「青也君、私を見続けるのよ。」 青也君はもう爆発寸前のような顔つきです。かわいい。 青也君の手は私の腿の上をだんだんと上がってきて、ついに股間の部分にふれました。 「あっ。」 今度は私が声を上げてしまいました。 私はその感触を味わうために瞼を閉じゆっくりとため息を出しました。ブルーのアイシャドウが塗られた瞼とローズピンクに輝く口唇が半開きになり、“感じた顔”を演出したはずです。 っと、突然、青也君が私の肩をつかみ、押し倒してきました。そして唇を押しつけてきたのです。若い男はまんまと熟女の罠にはまりました。いえ、罠にはまったのは私の方かもしれません。唇を押しつけられ、舌を入れられ、身体中を電気が走り下腹部には硬い物が押しつけられます。私の頭の中はもうこれから享受するであろう快楽のことしか考えられなくなってしまいました。
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2003/08/01 18:12:21(u3TUNISU)
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