俺はやつの尻を睨んでた。
傍目も全く気にせず穴があくようにガン見してた。
彼女の名前は優子。
俺が勤めてる運送会社の事務員だ。
年齢は22歳、細見でやや小さく華奢な彼女は
俺の好みにピッタリだった。
ウエストが細いわりに張りのある良いだ。
一生懸命、事務処理をしてる彼女を見ているのに
気づいたのか、彼女は振り返って私の顔を見た。
「あら、坂本さん、戻ったんですか?
お疲れさまです」 彼女はそう言ってほほ笑んだ。
もちろん愛想笑いだとわかってる。
わかってはいるが、やはり彼女に淡い期待を抱いてしまうのであった。
「あぁ、今日は早く上がってね、ここんとこ忙しかったから
今日は早く帰らせてもらうよ」私はそう言って
タイムカードを押して帰ろうとすると
「坂本さん、よかったらアイス食べますか?」と聞いてきた。
「坂本さんのために買っといたんですよ」
またまた誤解を与えかねない言葉をはっする。
彼女は、そう言って冷蔵庫からアイスを取り出した。