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母親という女性。
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:母親という女性。
投稿者: ケイ
僕が中学1年の時に、父親が呆気なく急死をしてしまいます。高校生の頃は、プロ野球のスカウトが見に来る程の選手だった父。
そんな父が、たったの一週間でこの世を去った。

父を心から愛していた母の悲しみは計り知れなかった。仕事中は気丈に振る舞っていたが、家に帰れば人目を気にせず、僕の前でも毎日泣いていた。
小さな僕は、そんな母に何もしてあげられない。ただ、悲しむ母を見守るしかありませんでした。

母の和枝、当時47歳。無口というより、気が小さい。やせ形で、顔は最近分かってきて美人の部類。父のよきサポート役でした。
母は父が亡くなってからも、仏壇には父の好きだったビールを毎回毎回供えていた。それは今でも続く。それほど愛していたのだ。

高校生になると、近所の方や親戚の方にこんなことを言われるようになった。
「ちゃんと、親孝行しなさい。」「お前がお母さんを守るんぞ。仕方ないぞ。」「ケイちゃん、最近お父さんに似てきた?」などと。
その言葉に「僕が母を、この家を守らないと。」という気が芽生ます。そして、顔のことは意外だった。ずっと母親似と言われてましたから。

「母を守る。」、その言葉がどこかで間違った方向に向かってしまう。母親は大きな存在だった。一生勝てるはずのない存在だと思っていました。
しかし、僕も成長してくると、母も僕を頼りにし始めめ、知らず知らずのうちに大黒柱的な存在になって行かされます。
父がいれば、40歳手前くらいで世代交代となるのでしょうが、うちは違う。年齢が足らなくても、やるしかない。やらないと、母と二人で生きていけないのだ。

僕が19歳になると、母は52歳になっていました。母は、ますます僕を頼りにします。これからのために、サポート役に徹し始めたのです。
そんな母を見て、僕に変化が生まれます。一生勝てないと思っていた母の弱さやけなげさが見えてきたのです。「この人も、普通の人間なんだ。」と。

母は強いから母でした。そうでなくなったら…、僕の歯止めがズレ始めます。あってはならないこと、母を、女性として興味を持ち始めたのです。
何十年と見てきた母の顔は憧れの女性の顔に変わり、何十年と見てきた後ろ姿は性の対象になっていきます。
この頃です。母を思い、自分の手で慰めたのは。出してしまった白い液体を掃除しながら、「バカだなぁ。」と思う反面、異常な感覚に興奮します。

そして、母にも変化がありました。男の影でした。父親一筋と思っていた母が…まさかでした。
僅か数週間のことでしたが、相手は会社関係の男性。母より15歳も若い方でした。男をあまり知らない母、半分騙されたのです。
心と身体をゆるした男性に、最後は年齢のことを捨て台詞のように罵られ、そして捨てられました。

落ち込む母を見て、可哀想だとかは思いません。僕も大人です。それでも、慰めてあげないといけないのが悲しい。母一人、子一人です。
そして、もうほおっておけませんでした。フラフラと男についていった母。僕がちゃんと彼女の歯止めであれば、こんなことはないはずです。

母に思いを告げました。もちろん、相手にはされません。それでも告白をし続けました。最初の断る姿は母親でしたが、最後は一人の女性の姿になってました。

結果、母と子の一線を越えるのに、それからまだ半年以上の時間が掛かりました。
 
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2016/04/26 14:23:10(4Pyu0Aac)
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