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1:私を守る・・・ (第11話)
投稿者:
ユキダルマ
大樹は予定よりかなり早くビストロに着いていた
客は誰もおらず、どの席でも選ぶことができたので、カウンターの端に座り、とりあえずビールを頼んでいた 「あ、待った? ダイちゃん早いね」 「うん、なんか落ち着かなくて・・・」 すみれは予定より5分ほど遅れて着いたが、いつもは10分以上遅れてくるのが当たり前の大樹が早く着いていることに驚き、横に座ろうとしたが、大樹は自分の席を空けて、端が好きなすみれに席を譲った 割と酒の飲めるすみれも同じビールと太いソーセージの入ったポトフを頼んだ 「昨日、聞いたんでしょ」 「うん・・結婚したいってさ・・」 「えぇっ? 本気なの?」 「今すぐってわけじゃないけど、愛してるって・・ショックだっだぁ・・」 「うん・・そうだよね・・」 「すみれだって人ごとじゃないんだよ」 他人事のような言い方をするすみれに強く当たった 「あ、ごめんなさい・・そういうつもりじゃなかったんだけど・・」 「いや・・僕の方こそごめん・・でもさ、仮に、仮にだよ、すみれのお兄さんと僕の母さんが結婚したら、僕たちは兄弟になるんだよ」 「あっ! あ、そうか・・そういうことになるんだ・・考えてなかった・・」 「はぁぁ・・・すみれは気にしてなかったんだ・・・」 「あ、うん・・なんか、そういうこと以前に驚いてて・・」 「・・・うん・・そうなんだよね・・僕もどうしていいか分からなくて・・」 いつになく落ち込み、不安定になっている大樹の手をカウンターの下で握った 「ダイちゃん・・」 「・・うん・・ごめん・・でも・・」 「・・・ダイちゃん・・・」 いつも強気な大樹が初めて見せる弱った姿に、母性本能を引きずり出されたすみれは、大樹のことが愛おしくてしょうながくなり、人の目も気にせず抱きしめ、大樹は肩にあたる大きな胸の温もりを感じていた 客がいないとはいえ、カウンターでのその姿は奇異なものであり、店員もチラチラと目を向けていた 「・・うん・・すみれ・・もう大丈夫だから・・」 「・・ほんとう?」 「うん・・ごめんね・・・」 「ううん・・・」 大樹は目の前にあるビールを一気に飲み干し、店員に同じものをもう一杯頼んで、一息ついた上で口を開く 「母さんは本気だった・・あんな母さん見たことなかった・・」 「そうなんだ・・・どこで知り合ったんだろう・・?」 「分からない・・でも、1年くらい前から付き合ってるらしいよ・・」 「そんなに前から?」 「うん・・全然分からなかった・・・すみれのお兄さんって何をしている人なの?」 「・・私もよく知らないんだけど・・たぶん、雑誌とかから依頼されて写真をとったりしてるんだと思う・・」 「フリーカメラマン?」 「うーん・・そういうと聞こえはいいんだけど、なんかもっと怪しい感じの・・あの、よくあるじゃない、コンビニとかで売ってる夜の街の人の姿とか・・風俗の女の人とか・・あ、あと盗撮みたいな・・」 「あー・・そう・・・そうなんだ・・・なんか、まともな仕事じゃないような・・悪いんだけど」 「うん・・まともじゃないよ・・昔から・・・」 俯くすみれの頭を撫でながら気遣いつつも、母がそんな男に惹かれているのかと思うと悲しくなっていた しかし、落ち込んでいると思っていたすみれの頭は異様に熱を帯びながらワナワナと小刻みに震えているのを感じ、それが悲しみというよりも怒りを帯びているように思え、撫でる手を止めた 「ダイちゃん・・」 「うん?」 「私が何とかするから・・絶対に・・」 「すみれ・・・」 その日の午前中、弘子は身支度を整え、彰宏が待っている駅のコーヒーショップに向かった 深夜から朝方にかけて仕事をすることの多い彰宏は、家に帰る前にしばしばこのコーヒーショップに寄って軽い食事をとっていた コーヒーを飲みながら新聞を読み、それまでの緊張が緩和してくると、身体には疲れがどっと押し寄せ、それに反比例するように性欲が高まってくる 彰宏はその度に弘子を呼び出し、弘子も朝早く呼ばれるときは必ずといっていいほど激しい交わりが待っていることを感じ、喜んで出かけていた 弘子は店に入ると、何も購入せずに彰宏がいつも座る席に向かった 「お待たせ」 「おはよう・・待ってたよ」 「ごめんね・・急いでいたんだけど・・」 「いや、大丈夫だよ、新聞読んでたから・・・すぐに行くかい?」 「うん、何も頼まなかったから」 「弘子?」 「えっ? 「・・・愛してるよ」 周りに聞こえていないか気にしながらも少女のように顔を赤らめ、小さな声で「わたしも・・」と応えた 会うときは必ず身体を求められ、生理中であっても口だけで終わらない彰宏に対し、時折、身体だけの都合のいい女にされているのではないかと不安を感じるが、周りから見れば明らかに年齢差のある弘子に対して人目をはばかることなく愛の言葉を囁いてくれたり、熱い抱擁をしてくれることが、弘子の不安を払拭するとともに、彰宏への気持ちを深くする要因となっていた 二人は店を出た 弘子は自然と腕を絡め、寄り添うように駅を後にした 「たまにさぁ・・ホテルとか行ってみない?」 「え? あ、うん、いいけど・・」 「弘子も大きな声出せるよ」 「やだっ、あきひろっ・・」 「色んなことできるしさ」 「色んなこと?」 彰宏は何も答えなかったが、弘子はどのような行為であっても彰宏がしたいと思うことであれば受け入れようと期待も込めながら、太腿につたう液体を感じ、それ以上垂れないよう太腿同士を擦りつけた 外出直前に彰宏から下着をつけずに短いスカートで来て欲しいというメールが届いたため、玄関でショーツを脱ぎ、畳んでバッグに入れて出てきていた 駅の階段で後ろから見られてしまうかもしれないという緊張感は、羞恥心を興奮に変え、生尻のまま座るシートに小さなシミを残してしまっていた 駅から少し離れたところには数軒のホテルが立ち並んでいる 一昔前までは『休憩3000円 宿泊6000円~』などと、通行人から入口が見えないようにしている壁に書かれていたが、現在はほとんどのホテルがお洒落なアミューズメント施設のような様相となっており、入口の看板にある文字すらも英語で『REST3000 STAY6000~』と書かれ、ひと目では何の建物か分からない造りになっていた 二人は入口や壁を真っ赤に飾りつけ興奮を駆り立てるホテルに入った 様々な装飾を施し、非日常感を感じさせる設備のある部屋の写真が並ぶ中、彰宏はその中から割と質素な部屋のボタンを押した 鍵を受け取り部屋に入ると、写真だけでは分からない豪華さがその部屋にはあり、踏み入れると真っ白な大理石風のタイルから足裏を通して伝わる冷たさに弘子はゾクリと身体を震わせた 「あっあんっ!」 彰宏は先に部屋に入る弘子のスカートに後ろから手を入れ、太腿の間を通して、既に柔らかく湿っている弘子の秘肉に指を這わせた 「約束どおり、履いてこなかったんだね」 「んふぅ・・んんっ・・あきひろが言うからぁ・・ぁあんっ・・」 「こんなにしちゃって・・弘子もしたかったんだ・・」 「あはぁあっ・・ん、うん・・したかったの・・んふぅん・・」 彰宏は後ろからを触り、顔だけを向けさせ、舌を出した 弘子はそれを見て舌を絡みつけ、口内の味を愉しみながら、自由になっている手で膨らみかけた彰宏の股間をズボンの上からさすった 「弘子、欲しいの?」 「あぅぅん・・欲しいの・・あきひろの欲しいの・・」 「今日はゆっくりとね」 「ああぁん・・あきひろぉおん・・」 「そこに座って」 彰宏は、赤黒いフェイクレザーの長いソファの真ん中に弘子を座らせ、その正面に一人がけのソファを置いて座った 「あきひろ・・どうするの?」 「俺に弘子のそこを見せて」 「えっ? 恥ずかしいよぉ・・」 そう言いながらもソファの上に両足を立てて、スカートを捲り上げ、ヌラリと赤く光る肉襞を開いて見せた 「弘子はいつもそこを弄っているの?」 「え、あ、うん・・たまに・・」 「本当にたまに? 何もしていないのに、そんなに垂れているのに?」 「あーん・・あきひろぉ・・そんな恥ずかしいこと言わせないでよぉ・・」 彰宏はズボンのチャックをおろし、硬くそそり立ったものをそこから出した 「これが欲しいんだよね、弘子?・・それなら、教えてよ・・いつもどういう風にしているのか俺に見せて・・俺のここをもっと硬くさせてよ」 「えっ・・自分でするの・・?」 「そう・・いつもしているみたいにね・・」 弘子は恥ずかしそうに俯きながら、右手を秘肉にあて、ゆっくりと上下に動かしていった 中指に弘子から溢れる液体がまとわりつき、指の先がふやけた頃、最も敏感な突起に触れた 少し硬くなったその桜色の突起は、いつも被っている包皮からゆっくりと表れ、艷やかに光り輝き出した 「んっ・・あっ・・んんっ・・んんんっ・・んっ・・」 「さぁ、質問の時間だよ弘子・・弘子はどのくらいの頻度でそういうこと・・オナニーをしているの? 正直に答えなきゃダメだよ・・」 「あっ・・んっ・・あっ・・ま、毎日・・毎日してる・・」 「毎日なんだ・・弘子はエッチが好きなんだね・・いつもどんなことを考えているの?」 「んんっ・・あっ・・あきひろに・・あきひろとしているところ・・あんっ・・くっ・・」 「そうなんだ、ありがとう・・俺も弘子のことばかり考えているよ・・弘子の妄想の中で俺は何をしているの?」 「あっ・・えっ?・・んんっ・・んっ・・いっぱい舐めてくれたり・・んっ・・色んなとこでしてくれたり・・ああっ・・ああんっ・・あきひろぉ・・切ないようっ・・」 「まだだよ弘子・・俺はどんなことろで弘子を抱いていたんだい?」 「ああっ・・んんんっ・・あきひろの部屋とか・・わたしの家とか・・ああぁ・・」 「とか?」 「ああぁぁ・・んくぅう・・んんっ・・ビ、ビルの踊り場とか・・仕事場の・・机の上とか・・ぁああっ・・デパートのトイレとかぁ・・・むうぅう・・ああんんあっ・・こ、公園とかぁ・・車の中とかぁぁああ・・」 「俺はいつも優しくしてくれてる?」 「ああぁ・・んんっ・・いつも・・いつも・・強引にぃいい・・あああっ・・んああっ」 「そう・・弘子は強引にされるのが好きなんだね・・Mなのかな?・・弘子が攻めることはあるの?」 弘子は首を横に振りながら、左手をブラウスの中に入れ、ブラジャーの胸元から直接乳首を掴んだ 「あぁあっ・・そう・・そうなの・・あきひろに・・あきひろに強引にされたいのぉぉ・・あああっ・・」 「そうなんだ・・弘子は無理やりされるのが好きなんだ・・いつも俺に無理やり・・」 「あぁんあぁ・・んくぅう・・あぁあっ・・おかっ・・犯してっあきひろっ・・はやく、はやくぅぅう・・」 「まだだよ・・」 「ああぁ・・いじわるしないでぇ・・」 「・・弘子は、そこを触るだけなの?・・指とか入れたりしないの?・・おもちゃとか・・」 「おもちゃ・・なんて持ってない・・んんっ・・指っ・・あああっ・・んんあっああっ・・」 弘子は突起に当てていた中指を肉壁にそって滑らせ、第2関節から折り曲げ、赤みがより濃い部分に突き入れた 秘肉からは生暖かい液体が中指に押しのけられて溢れ出し、尻の下を濡らしていた その液体を掻き出すように中指を出し入れし、その度に嬌声を上げた 「弘子はいつもそうやってオナニーするんだ・・すごいよ・・溢れてる・・」 「ああぁあっ・・いいっ・・いいっ・・あきひろっ・・あきひろぉぉっ・・いいっ・・いいっ・・」 「子供たちがいる時もそんな声出すんだ」 「ちがっ・・ああっ・・いいいいっ・・だっ・・ださないっ・・ああっ・・いいいいっ・・んああっ・・んくぅううんんっ・・あぁあああっ・・ほしいっ・・いれてっ・・いれてっ・・あきひろぉおあああっ・・あっ、あっあっあっ・・いっ・・いくっいくっ・・んんんくううぅうぅうううううううううっ!」 弘子は彰宏のうっすらと瞼の閉じられた目で見られながら、自らの指で絶頂し、ぐったりとしながらハァハァと肩を震わせていた 彰宏はそんな弘子を見て、自らの肉をより硬くし、頭頂部からうっすらと透明な液を漏らしていた 「まだまだこれからだよ弘子・・・」
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2012/01/18 20:37:53(UVKzznc3)
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