改題しています。以前は『俺と彼女の秘密の始まり』というタイトルで載せさせて頂いてました。これよりまえをお読みになりたい方は、お手数ですが5P後ろへお戻りくださいませ。
(2-4)
「はぁ、あぁあぁっ……、」
それに反応したのだろうか、夏姫がおもむろに独り言を発した。
その内容に、俺はまた耳を疑うことになる。
「……、こ、こんな、お兄ちゃんの寝てる横でぇ……夏姫は、お、おねだりなんてしないもん……、夏姫は、夏姫はぁ……っ!」
艶かしい吐息と共につむがれる妹の言葉……だがその言葉は確かに、画面の中のサトシの言葉に反応しているのだった。俺はそれで、夏姫がAVの世界と、自分の今の状況を重ね合わせて興奮を得ている事に気付いてしまう。
おそらく、今夏姫の中で自分の秘所を弄んでいるのは、己の指ではなく、あみを辱しめるサトシの、節立った男の指なのだ。夏姫は凌辱されるあみに自分の姿を重ねて、そして同時に、そのすぐ側で兄が寝息をたてている事を想像して、そこに生まれる被虐心とスリル、背徳感に、厭らしく腰をくねらせているのである。
――ヤバい、勃ってきた……。
(レスに続きまぁす(´д`*))