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1:その後の母
投稿者:
(無名)
二人は重なり合ったまま、激しく唇を吸い合う。彼を挟み込む両足は、くの字に曲げられ悩ましく宙をさ迷う。「アッ、またあなたのが硬くなって…」
両足を彼の脚に絡めながら言う。 再び一定のリズムを刻むように彼の腰は動き始める。 「アァ、こんなのって今、終わったばかりなのに」母は彼にしがみ付き歓喜の声をあげる。 動きが早く成るにつれ二人の身体から汗が噴き出し始め、母の身体を滑る音、彼の性器が出入りする音、それに母が切なく喘ぐ声。 「おかみさん。また出る、いくぞ!いくぞ」彼は両腕で身体を支えると歯をくいしばるように顔を歪めながら激しく腰を母に叩きつける。 母も胸を弓なりに反らし彼の放つのを受け入れている。 彼は満足したのか、ゆっくりと身体を離す。母は布団に寝そべったまま手を枕元に伸ばし、ちり紙を掴むと股間を押さえ上半身を起こす、母の手は彼が放った物を拭き取るように股間で蠢く。 二人が立ち上がるのを見て私は静かに寝室に戻る、廊下を歩く音、遠くでガラガラと風呂場の戸が開く音。 その内に私の記憶は薄れ朝になる。 いつも様に母は朝食の支度、不機嫌な私を見た母は申し訳なさそうに 「ごめんね、悪い母さんだよね、本当にごめんね」私を見る目に、うっすらと涙をためている。 「もう、お兄ちゃんとは、あんな事しないから、悪い母さんを許して」私が何かを言おうとした時に彼が入って来て私は話そびれてしまう。 無言のまま朝食を済ませ私は学校に行く、学校から帰ると母は洗濯干場でシーツを何枚か干していた。 父は今夜に帰るはず、おそらく、さっきまで母は彼に抱かれていたのだろう、シーツに隠す様に母の下着も複数枚干されている。 その日から確かに母と彼が絡み合う姿を見る事はなくなったが、それでも雰囲気から二人は未だ続いているのが感じれた。 暫く経って、趣味の和裁をしている時間が少なくなり、母が外出する事が多くなって来た。彼も同じように居なくなる事が多くなる、仕事が遅れ気味になり父がら罵声を浴びる事も度々、仕事場から父の激しい声が聞こえると母は、時々うろたえビクビクと怯えるような仕草。
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2008/07/10 13:09:06(vLfG0.2.)
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