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『母と息子の夏休み』
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:『母と息子の夏休み』
投稿者: K
土曜日の夜。
 洋子は風呂あがりの濡れた髪をバスタオルで乾かしながら、居間でテレビ
を見ていた。
 42歳の洋子はいかにも熟女らしい豊満な体つきだった。タンクトップとハ
ーフパンツを
身に着けている。
 隣りで夫がお茶をズルズルすすっていた。その音が耳ざわりで洋子はテレ
ビの音量を
あげた。
「うるさいぞ。上に響くじゃないか。勉強の邪魔になるだろう」
 夫が怒気を帯びた声で言った。
「あの子たちが勉強してると思う? どうせゲームするか、マンガでも読ん
でるわよ」
「真治は大学行くつもりなんだろ」
「さあ、どうだかねえ。まだ決めてないんじゃない」
 長男の真治は高校2年生だ。
 階段をおりる音が聞こえてきた。次男の涼が顔を出した。
「のど渇いたー。お母さん、ジュースある?」
「ないよ、ジュースなんか。麦茶があるでしょ」
「麦茶、飽きたー」
「贅沢言わないの。宿題はちゃんとやってるの?」
「まだ夏休み、始まったばっかだよ」
「毎年、始業式の前の日にあわてるのは誰よ」
「さあ、誰だったかな」
 涼はとぼけて、上を向いた。
「麦茶飲んだら、早く寝なさいよ。明日、練習試合でしょ」
「やべっ、忘れてたー!」
 お調子者の涼は大げさに頭を抱えた。
 涼は小学5年生。少年野球チームでセカンドを守っている。
「自分で起きなさいよ。ちゃんと目覚ましかけとくのよ」
「はーい」
 涼は元気よく返事を返した。台所へ行き麦茶を飲むと、すぐに2階へあが
っていった。
「俺もそろそろ寝るかな」
 夫が立ちあがって、大きく伸びをした。
「あら、ずいぶん早いじゃない」
「明日、ゴルフだって言っておいたろ」
「えー、聞いてないよ。2週続けて?」
「仕方ないだろ。俺たちサラリーマンにとっちゃ接待も仕事のうちだ」
 夫は「五時に起こしてくれよ」と言い残して、2階の寝室へ向かった。
 洋子はテレビを消した。大きなあくびをひとつした。
「私も寝ようかな」
 小さくつぶやいて居間の明かりを落とそうとしたとき、2階から長男の真
治が
おりてきた。着替えのTシャツとトランクスを手にしている。
「あら、まだ入ってなかったの?」
「うん」
「お風呂から出たらすぐ寝なさいよ。夏休みだからって夜更かししてちゃダ
メよ」
「わかってるよ」
 真治は洗面所へと消えた。高校にあがったころから、真治はめっきり口数

少なくなった。そういう年ごろなのかもしれない。
 洋子には真治のことで気がかりなことがあった。
 以前は、家族の中で最後に入浴するのは洋子だった。
 しかし最近、真治が最後に入浴することが多い。その理由はなんとなく
わかっていた。数ヶ月前から洋子の下着に誰かがイタズラしているのだ。
洗濯機に放りこまれたパンティにべっとり精液がついていることが、何度も
あった。
 犯人は真治しか考えれない。
 洋子は真治が風呂から出てくるのを待つことにした。真治が犯人であるこ
とを
確かめようと思った。
 しばらくすると、真治が出てきた。「おやすみ」のあいさつもなく2階へ
あがっていった。
 洋子は浴室へ足を向けた。鼓動が速くなった。
 洗面所には熱気がこもっていた。明かりをつけて洗濯機の中をのぞきこん
だ。
 先ほど入浴したときに、奥のほうへ押し込んでおいたパンティがいちばん
上に
乗せられていた。
 洋子はパンティをつまみあげた。シンプルな白のパンティだ。丸まったそ
の薄布を
ひろげた。
 洋子は思わず息をのんだ。クロッチ部分に放出したばかりの精液がベット

付着していた。青臭い匂いが漂ってきて、洋子の鼻腔に充満した。欲情を
かきたてるような強烈な香りだ。
 パンティの匂いを嗅ぎながら、若い肉棒をしごきあげる真治の姿が脳裏に
うかび、
洋子の胸はざわついた。
翌日。
 予定通り夫はゴルフに出かけた。次に涼が少年野球へ。
 真治は10時すぎに下りてきた。
 いつもと変わらないようすで、黙って新聞をひろげている。
 台所にいた洋子は声をかけた。
「朝ごはんは?」
「いらない」
「食べないと元気出ないじゃない。たくさん食べて、たくさん勉強してもら
わないとね」
 洋子は真治のところまで行って、ポンと肩をたたいた。
 真治は、うるさいなあ、というような顔をしただけだった。
 洋子はソファに腰をおろして思案した。
 昨晩のことを真治に注意しようかどうか迷っていたのだ。一過性のものな

心配いらないかもしれないが、エスカレートする可能性も否定できない。
もちろん息子のことは信用しているが、女性の下着に執着して下着泥棒に
なってしまう可能性だってゼロではないだろう。道を正すのは親の務めだ。
「真治、ちょっと話があるんだけど……いいかな」
 思いきって洋子は切りだした。
「なあに?」
 真治は新聞に目を落としたまま返事をした。
「大事な話なんだけど……ちょっと顔をあげてほしいな」
 洋子は、できるだけ穏やかな口調で言った。
「なんだよ、急にあらたまって」
 真治は顔をあげて洋子を見た。
「昨日の夜のことなんだけどね。あんたがお風呂から出たあと……」
 そこまで言いかけたとき、真治の顔が真っ赤になった。明らかに動揺して
いる。
「ご、ごめんなさい」
 真治は頭をさげて、そのまま下を向いてしまった。
「え? なんで?」
「し、下着のことだよね?」
「そうだけど……なんでそのことをお母さんが話すってわかったの?」
「お風呂から出て、部屋にもどったあと、もういちど下におりたんだ」
「それで?」
「洗面所に行ったら、お母さんが下着を……」
 語尾はほとんど聞き取れなかった。
「前から真治じゃないかなって思ってたの」
「本当に、ご、ごめんなさい」
 真治は泣きそうになりながら謝った。
「べつに怒ってるわけじゃないのよ。でもあまりいいことだと思わないな、
お母さんは」
「そうだよね」
「自分でシコシコすること自体は悪くないと思うよ。でも下着はちょっとか
んべん
してほしいわね。恥ずかしいわよ、お母さんだって」
「わかった。もうしないよ。だから僕のこと変態だなんて思わないでね。ち
ょっと
興味があっただけだからさ」
「興味があったの? 下着に?」
「下着とか、その、まあ、女の人の体とか……」
「それは正常だよ。男の子なら当たり前」
「でも考えると1日中そのことで頭がいっぱいになちゃって、勉強も手につ
かないんだ」
「それは困ったねえ。今年に入って成績も落ちてるみたいだし」
「けっこうやばいんだ。1学期の期末テストもさんざんだった」
 真治は眉間にシワを寄せて、顔をゆがめている。
 親としてここは真剣に相談に乗ってあげるべきだ。
「たとえば、どんなことがいちばん気になるの?」
「い、言えないよ。そんなこと」
 真治は目を伏せた。
「あら、遠慮しなくていいのよ。お母さんに話してごらんなさい」
「言っても怒らない?」
「怒るわけないじゃない」
 すると真治は大きく息をついてから、ゆっくり口を開いた。
「お、女の人のアソコ……」
「アソコが?」
「どうなってるのかとか……」
「どうなってるのかが知りたいの?」
 真治は恥ずかしそうにうなずいた。
 正直に言うとは思わなかったので、洋子は驚いた。
「それはオトナになったらわかることよ」
「でも……」
「でも?」
「今知りたい……見てみたいんだ」
 真治がうなずいた。
「うーん、困ったわねえ」
 洋子は顔をしかめた。こればかりはどうすることもできない。
 しばらく沈黙が流れた。先に口を開いたのは真治だった。
「お母さん、お願いがあるんだけど……」
「なあに?」
「お母さんのア、アソコ……見せてくれない?」
 洋子は目を丸くして驚いた。息子の予期せぬ言葉を聞いて動揺した。
「ダメダメダメ! ダメに決まってるじゃない!」
 語気を荒げて、息子の要求を突っぱねた。
「ダメか、やっぱり」
「お母さんのを見てもしょうがないでしょ」
「でも……見たいよ」
「そんなこと言われたって、無理なものは無理よ」
「やっぱりダメか。ごめんね、へんなことお願いして」
 真治はがっくり肩を落とし、立ちあがった。居間を出て、階段をあがって
いった。
あまり感情を表に出さない真治が、明らかに落ちこんでいる。
 洋子の胸に不安が広がっていった。
正午になって二人で昼食を食べた。真治は無言のまま、ラーメンをかきこ
んで、
すぐに2階にあがってしまった。
 洋子はソファに腰をおろし、窓の外をぼんやり見つめた。
 真治の落ちこみようを思い出すと、ふたたび洋子の胸に不安が広がってい
く。
 やがて洋子はひとつの決断をした。高鳴る胸の鼓動を抑えて、真治の部屋
へと足を
向けた。
 親子なのだから恥ずかしがることはない。
 息子が悩みから開放されるのなら、陰部を晒すことぐらいなんでもない。
 性教育だと思えばいいのだ。
 階段をあがった。2階のいちばん奥が真治の部屋だ。
 ドアの前に立った洋子は深呼吸をしてから、軽くノックした。
「はい」
 真治の低い声が返ってきた。
「入るわよ」
 部屋に入ると、真治はベッドに寝ころがって天井を見つめていた。
「なんか用?」
「ちょっとお話しましょう」
 洋子はベッドに腰かけた。
「僕は話すことなんかないよ」
「お母さんの話を聞いて。お母さんね、よく考えたんだけど、真治のお願い

聞いてあげようと思うの」
「もういいよ」
 真治は、ふて腐れている。 
「本当にもういいの? 見たいんでしょ」
「そりゃ見たいけど……」
「真治が見たいっていうなら見せてあげるわよ。ちょっと恥ずかしいけど
ね」
 真治は起き上がって、洋子の隣りに座った。
「本当?」
「見るだけだからね。約束できる?」
 真治はうなずいた。
「あと誰にも言っちゃダメよ。わかった? お母さんと真治、2人だけの秘
密だよ」
「うん。誰にも言わない」
「これはね、性教育なんだからね」
 洋子は立ち上がり、スカートをおろした。
 むっちりした太ももが露わになった。薄いピンク色のパンティをはいてい
る。
「なんか恥ずかしいわね」
 洋子は無理に笑顔を作って見せた。真治は緊張しているのか押し黙ったま
まだ。
 パンティに手をかけ、ゆっくりおろした。
 足から抜いたパンティを畳んで、ベッドの隅に置いた。
「仰向けになったほうが見やすいかな」
 そう言って、洋子はベッドに寝た。
 胸が張り裂けんばかりに高鳴っている。
 これは性教育なんだと何度も自分に言い聞かせ、ゆっくり脚を開いていっ
た。
 洋子の開いた脚の間に真治は移動した。
「見える?」
「う、うん」
 真治は目を見開いて、顔を突きだした。初めて見る女陰を前に息をつぐこ
とさえ
忘れていた。濃いフサフサの陰毛の下に、縦に走る亀裂があった。大陰唇は
プックリと
肉づいている。
「もう、そんな近くで見ないでよ」
 羞恥をこらえ無理に笑顔を作った。その笑顔はひきつっていた。
 洋子の熟れた肉溝に真治の鼻息がまともに当たる。
 洋子は肉体は焼けつくような恥辱で包まれていた。
「これが……お母さんの……」
「そう。これが見たかったんでしょ」
「うん」
「もういいでしょ」
 洋子は脚を閉じようとした。真治は、そうはさせまいと太ももをグイッと
押さえつけた。
「まだだよ。もっと見せてよ」
 真治は先ほどよりさらに顔を近づけた。鼻息が荒い。濃厚な恥臭を吸いこ
んでいる。
「匂いなんか嗅がないでよ。くさいでしょ」
「なんかチーズみたいな匂いがする」
「もう、いやっ」
 洋子はギュッと目を閉じ、さらに大きくなった羞恥心に耐えた。
 息子のためなのだ。これで息子が真剣に勉強に取り組んでくれたら安いも
のではないか。
「お母さん、ひとつ聞いていいかな」
「どうぞ」
「クリトリスって、この割れ目の上のほうにある丸いの?」
「そ、そうよ。どこで覚えたのよ、そんなこと」
「クラスの奴が言ってたよ。女が一番感じるところだって」
「へえ、ませた子もいるのね」
「お母さんも感じる?」
「さ、さあ……知らないわよ」
 そう言った瞬間、洋子の体に稲妻のような快感が走った。真治の指が肉芽
に触れたのだ。
「ああっ! ダメ! 見るだけって言ったでしょ!」
 洋子の唇から甲高い嬌声がもれた。
「感じてる」
「ちがうわ。ちょっとビックリしただけ」
 真治はクリトリスをつまんだ。
「あうっ!」
 刺激の強い愛撫に洋子は身をくねらせた。頭をもちあげ、真治を顔を見
た。目を見開き、
人が変わったようま顔つきだった。
「もういいでしょ、真治」
「まだまだ。性教育してくれるって言ったのはお母さんじゃないか」
「そ、そうだけど……」
 洋子は体にゾクゾクするような甘い痺れが走っていた。早く終わりにした
かった。
「お母さん、なんか出てきたよ」
「え……」
 まさかそんなはずは、と洋子は思った。こんなときに肉体が反応してしま
う自分を
恥じた。
「濡れてるんだね」
 「う、うそよ……そんなはずないでしょ」
洋子は激しく首を振った。
 真治は蜜液が滲んできた肉の割れ目を指でなぞった。濡れた指先を洋子に
見せつける。
「ほらね」
「そ、そんなことしないで!」
 顔を真っ赤に染めた洋子は恥ずかしさのあまり手で顔を覆った。
 真治は人差し指をヌルヌルになった蜜壷に差しこんだ。
「ちょっと……ああっ……」
 体を走る快感が、抵抗する気力を奪っていく。
「どんどん入っていくよ」
 ヌプヌプと音を立てて指が入っていく。
「ああんっ……ダメよ……」
 真治は指を根元まで埋没させた。
「ああっ……真治、あっ……本当にダメっ……」
「どんどんお汁があふれてくるよ、お母さん」
 真治は喜悦に満ちた声をあげた。
「も、もう知らないからっ!」
 洋子の胸中にあきらめに似た気持ちが満ちた。もうどうにでもなれという
心境だった。
 真治は肉穴に挿入させた指をゆっくりと出し入れさせた。白濁した淫水が
泉の
ように湧き出てくる。
「お母さん、濡れやすいんだね。もうお尻のほうまで垂れてるよ」
「そ、そんなこと言わないで……あっ、いいっ……」
「オマンコがヒクヒクしてる」
 息子の口から卑猥な言葉が飛び出し、洋子は狼狽した。
「も、もうやめて……ああっ、お、お願い……」
 言葉とは裏腹に洋子の体は火照り、忘れかけていた疼きが全身を駆け巡っ
ていた。
 真治は相変わらず指を出し入れさせながら、洋子の秘奥を刺激し続けた。
 さらにもう片方の手の指でしこりきった肉芽を優しく撫であげる。
「あうーっ! ううっ!」
 強烈な快感のうねりが洋子の体を突き抜けた。
「気持ちいいのかな、お母さん」
「ああっ……ちがうの、あんっ……気持ちいいわけじゃないのよ」
「ふうん。そうなふうには見えないな。気持ちよくてたまらないって顔して
るよ」
「こ、これは性教育なんだから……」
「そうだよね。勉強だもんね。じゃ、これはどうかな」
 真治は洋子の秘裂に刺していた1本指を2本にした。
 硬くなったクリトリスを愛撫していた指にも力をこめる。
「ハウーッ!」
 洋子は激しく体をくねらせ、獣のような声をあげた。
「本当は気持ちいいんでしょ、お母さん」
「ああっ……もう終わりにして……」
 わずかに残った最後の理性を振り絞るが、肉体は快感を求めている。その
証拠に
洋子はもうほとんど抵抗せずに、息子の淫らな指戯に身を委ねていた。
「正直に言ってよ、お母さん。感じてるんでしょ?」
「あっ、あっ……あふっ……気持ちいい……」
 素直な感情を吐露することで、洋子の体はより燃え盛った。
「やっぱりそうなんだ。いやらしいな」
 指の出し入れが激しさを増した。
「あああ、もう限界!」
「すごい締めつけてくる。指がちぎれちゃいそうだ」
「ああっ……いいっ……」
 エクスタシーの気配が目前に迫っていた。
 このまま絶頂まで昇りつめたい。イッてしまいたい、と洋子は強く願っ
た。
「あ、あんっ……いいっ……ねえ、真治……お母さんねえ……イッちゃいそ
うなの……
イクってわかるわよね……」
「女の人もイクんだ」
「そうなの……ああっ……イッてもいい? はしたないとこ真治に見せちゃ
うかも
しれないけど……」
「いいよ。お母さん」
 真治は陰部にねじこんだ指を激しく動かした。
「ああん……も、もうっ、お母さん、イクっ、イクわっ……ごめんなさ
い……真治……
アアッ……ウウウッ……イクッ、イクーッ!」
 全身に強烈な電流がビリビリと流れ、洋子はうわずった声で叫んだ。
 熟れた裸身をガクガク痙攣させた。意識が薄れていった。
 しばらくぐったりしていた洋子は目を開けた。
 心配そうな表情で真治が顔をのぞきこんでいた。
「お母さん、だいじょうぶ?」
「だいじょうぶよ。真治……ごめんなさい」
「すごかったよ、お母さん。いやらしかった」
「絶対、内緒にしておいてね。わかった?」
 洋子は念を押した。
「わかってるよ。そのかわり、また性教育してくれる?」
「考えておくわ。あんたがちゃんと勉強してくれたらね」
 洋子は立ちあがってパンティをはいた。陰部は淫水で濡れたままだ。
 スカートを身につけたとき、真治が声をあげた。
「お母さん、これ見てよ」
 シーツにできた大きなシミを指さして笑っていた。
 洋子は顔を真っ赤にして、部屋を出た。1階へおりて浴室へ向かった。
 こみあげてくる罪悪感が洋子の胸を絞めつけた。
 その日の夜。
 家族全員での夕食が終わり、洋子は台所で食器を洗っていた。
 息子たちは2階へあがり、夫は入浴している。
 夕食の最中、洋子と真治はほとんど顔を合わせなかった。顔を見ることが
できなかった。
 食器を洗いながら、昼間のことを思い出した。
 とんでもないことをしてしまったという後悔の念があった。それと同時に
甘い疼きが、
洋子の体に残っているのも事実だった。
 皿や茶碗を拭き終えたとき、背後に気配を感じた。振り返ろうとした瞬
間、
後ろから抱きしめられた。
「お母さん……」
 小さなつぶやきだった。真治の声だ。真治の吐息が洋子の耳を撫でた。
「真治、やめなさい」
 洋子は身をくねらせた。
「さっきのこと思い出しちゃった」 
「ダメよ、真治。お父さんがお風呂から出てくるわ」
「あと30分は出てこないよ」
「どうしたのよ。ちゃんと勉強するって言ったじゃない」
「昼間にあんなことがあったから……」
 真治は洋子をきつく抱きしめ、首筋に顔をこすりつけた。
 洋子は腰のあたりに硬いものが当たっていることに気づいた。真治がグイ
グイ
押しつけてくる。
「ちょっと真治、オチンチン大きくなってるんじゃないの? やーねえ、ま
ったく」
 洋子は笑顔で言った。
「だって、お母さんのアソコとかいやらしい姿を思い出しちゃったんだも
ん。
お母さんだけイッちゃってズルイよ」
 たしかにそうだった。性教育だとか言っておいて気持ちよくなったのは洋
子だけだった。
「ごめんなさい。たしかにお母さんだけだったわね」
「オッパイ触っていいかな」
 真治が耳もとでささやきかける。
「うん、まあ、オッパイぐらいなら……」
 言い終わらないうちに、後ろから真治の手が伸びてきた。Tシャツの上か
らEカップの
乳房を揉まれた。
 真治は感触を確かめながら、ゆっくり母の豊乳をこねた。
「大きいね、お母さんのオッパイ」
「そうかしら。だんだん垂れてきちゃってねえ」
 ブラジャーの下で、乳首が硬く尖ってくるのを洋子は意識した。
「お母さん、気持ちいい?」
「う、うん……そうね」
「また濡れちゃうかもね」
「な、なに言ってるの」
 と言ってみたものの、洋子の秘所はすでに溢れ出した淫蜜で潤いはじめて
いた。
「お母さん、僕も気持ちよくなりたい」
 真治は率直な気持ちを口にした。
「出したいの?」
「うん」
 真治はうなずいた。
 昼間、自分だけ乱れ、破廉恥な姿を晒した後ろめたさがあった。それに、
いつ夫が
風呂から出てくるかわからない。2階から「のど渇いたー」と次男の涼が下
りてくるかも
しれない。ここは真治の要求を素直に聞いたほうがよさそうだ。
「わかったわ。手でシコシコしてあげる。それでいいわよね」
「いや……」と言って真治が口ごもった。
「まさか……あんたへんなこと考えてないよね」
「お母さんのアソコにいれてみたい……」
 洋子は絶句した。言葉が出てこない。息子は血のつながった母親との性交

要求しているのだ。
「それダメよ! 絶対ダメ!」
「お願い……」
「ダメよ! そんなこと言うなら今すぐ部屋に戻りなさい!」
 洋子は厳しい口調で言って、真治の手を振りほどいた。くるりと振り返り
真治の顔を
見つめた。
「真治、そんなこと無理だってわかるでしょ?」
「お願いだから」
 真治が上目遣いで訴えかける。
「無理よ。もうお父さん出てきちゃうわよ。じゃあ、口でしてあげるわ。そ
れでいいでしょ?
それがイヤなら、お部屋へ戻って!」
 真治はコクリとうなずいた。
 洋子はひざまずいた。手際よくベルトをはずし、ズボンとパンツを一気に
おろした。
 硬直した肉棒が弾けるようにして洋子の眼前に晒された。
「大きい……」
 思わずつぶやいていた。裏筋をこちらに見せ真上を向いた若い肉棒は夫の
ものより太かった。
すでに先走りの粘液で濡れ光る亀頭はパンパンなって今にも破裂しそうだ。
エラが大きく
張り出していた。濃厚な牡の匂いが漂っている。
「恥ずかしいな」
 真治がつぶやいて、顔を赤らめた。
 洋子はそっと肉茎を握り、ゆっくりと唇を寄せていき、口の中にふくん
だ。
「ああっ……」
 たまらず真治が声があげた。
 真治はよほど気持ちがいいのか、かすかに腰を動かしている。
 息子の肉塊で唇を犯されているような気分になり、洋子の体を淫らな快感
が走る。
割れ目の奥からとめどなく蜜液があふれてくる。パンティはグッショリ濡れ
ている。
「ううっ……僕、もうダメ……」
 真治が限界を訴えた。洋子は荒い鼻息をもらしながら、懸命にしゃぶり続
けている。
「もう出ちゃうよ……お母さん……」
「おクチの中に出しなさい」
「いいの?」
「早く出しちゃいなさい」
 洋子は真治の肉竿に舌をからめ、奥までくわえこみ、激しくすいあげた。
「ああっ……出る!」
 真治は腰を震わせて、母の口の中に大量の精液を放出した。
 そのときだった。戸を開く音がかすかに聞こえてきた。
「やばいよ、お母さん」
 真治がつぶやいた。
 洋子もあせった。風呂から出た夫がもうすぐこちらにやってくる。
 肉棒から口を離すと、白濁液が唇の端からドロリと垂れた。
 真治は急いでズボンとパンツをあげて、2階へあがった。
 洋子は、口の中の青臭い精液をキッチンの流しに吐き出した。さすがに呑
みこむのは、
ためらった。
 その瞬間、背後から夫の声が聞こえた。
「おい、ビールくれないか」
「自分で出しなさいよ、まったくもう」
 洋子はいつもの調子で言い返した。
 九時を少しまわったときだった。
「お母さん、お風呂いいよ」
 涼の声が廊下から響いてきた。洋子はソファに腰をおろしていた。
 夫は缶ビールを2本あけ、少し酔っていた。
「お風呂入ってこよーっと」
 そう言って洋子は2階にあがり、着替えの下着を用意した。一応、真治の
部屋に
声をかける。
「真治、お風呂は?」
「最後でいいよ」
 また下着にイタズラする気なのかもしれないと思ったが、すぐにその考え

打ち消した。先ほど洋子のフェラチオで射精しているのだから、それはない
だろう。
それに、もう下着にはイタズラしないと約束したのだ。洋子は口の中にいれ
た息子の
肉棒の感触を思い出した。あらためて思い返すと、ずいぶん大胆なことをし
たものだと
気恥ずかしくなってくる。
 洋子は階段をおりた。洗面所に入り、服を脱ぎ始めた。ブラジャーをはず
と、
大きな乳房があらわになった。
 パンティのウエストに指をかけたとき、洗面所の扉が開いた。洋子はドキ
ッとした。
真治がそこに立っていた。中に入ってきて、後ろ手に扉を閉めた。
「どうしたの、真治? お母さん、これからお風呂入るのよ」
「やっぱりオッパイ大きいね」
 真治は洋子の肉感的な体に粘ついた視線を走らせる。
「お願いだから出ていって」
 洋子は背中を向けた。すかさず真治は洋子に抱きつき、胸を揉みはじめ
た。
「服の上からじゃなくて、じかに触りたかったんだ」
「ちょ、ちょっと……お父さんが来たらどうするのよ!」
「ソファでウトウトしてたよ」
「涼がおりてくるかもしれないわ」
「もう寝てた」
 真治は素っ気なく言って、母の豊乳をこねくりまわす。
「乳首がコリコリしてきたよ。興奮してるのかな」
「いいかげんにしなさい!」
 体をくねらせて抵抗するが、さすがに力は真治のほうが強い。
「そんなに騒いだら、居間まで聞こえちゃうよ」
「やめなさい。さっきおクチでしてあげたでしょ」
「お返ししてあげたい」
「どういうこと?」
「僕もクチでお母さんを気持ちよくしてあげたいんだよ!」
 真治は母の乳房を揉みしだきながら叫んだ。
「なに考えてるのよ!」
 洋子は強い口調で言った。しかし真治は、まったくひるまない。
 それどころか勃起した肉棒を洋子の腰に押し当ててくる。
 そのとき扉の向こうで足音がした。
「なにしてんだ、なんか騒がしいな」
 夫の声だ。洋子と真治は息を殺した。
「な、なんでもないわよ」
 洋子は大きな声で言った。
「そうか」
 と、夫は言い、足音が遠ざかっていった。
 二人はホッと胸をなでおろした。
 もし夫が戸を開けていたら、何も言い訳ができなかっただろう。
 洋子は血の気が引く思いだった。
「真治、わかってるの? お父さんにバレたら大変なことになるわよ」
「わかってるよ。だからお母さん、僕のお願い聞いてよ、ね? さっきのお
返しを
してあげるだけだよ」
「そんなことしちゃダメなのよ」
「お母さんはさっき僕のチンポしゃぶったくせに」
「それはあんたが……」
「クチでしてあげるって言ったのはお母さんじゃないか」
 洋子は沈黙した。やがて口を開いた。
「お風呂に入ってからにして」
「ダメだよ。さあ、早くパンティを脱いで。早くしないと、またお父さんが
来るかもしれないよ」
 洋子はあきらめざるをえなかった。黙ってパンティを脱いだ。
「本当に舐めるの?」
「うん。そこに手をついて。お尻をこっちに突き出して」
 真治は洗面台をアゴで示した。
「そんな恥ずかしい格好……」
「早くしなよ」
 真治の厳しい命令口調に、洋子はただうなずくことしかできなかった。
 激しい羞恥に絶えながら、洗面台に手をつき、後ろへグイッと大きな熟尻
を突きだした。
「これでいいのね?」
「すごいよ、お母さん! オッパイもでかいけど、お尻もすごいや!」
 真治は感激の声をあげると、まるで痴漢のようにいやらしい手つきで尻を
撫でまわした。
 そして、母の股間をのぞきこむようにしてその場にしゃがみこんだ。
「ああ、いい眺めだ」
 手のひらをいっぱいに広げて、ふたたびムッチリした尻肉を撫でまわし、
しっとりした肌の
感触を楽しんでいる。
「もっと脚を広げて、お尻ももっと突きだして」
 洋子は息子の要求に素直に応じた。花園に真治の鼻息があたり、体がブル
ッ震わせた。
「本当にいい匂いだ!」
 真治は声を弾ませ、濃密な淫臭を鼻から吸引する。
「ダメよ……もうっ……」
 洋子は細い声でつぶやいた。
「もう濡れてるね」
「そ、そんな……」
「ホントいやらしいんだから、お母さんは」
 真治は愛液で濡れた母の秘裂を指の腹でなぞった。
「ああっ……」
「舐めるからね、お母さん」
「汚いよ……」
「そんなことないよ。さっきお母さんだってしてくれたんだから」
 真治は熟れた媚肉に舌を伸ばし、ベロッと舐めあげた。
「はうっ!」
 洋子は声をあげ、尻をくねらせた。息子の舌が陰部に触れたということが
信じられない。
 真治は舌をチロチロ動かして、割れ目を何度もなぞりあげる。秘奥から
濃い淫汁が溢れ出した。
「おいしいよ、お母さんのオマンコから出てくるお汁」
「もう、そんなこと言っちゃダメ!」
 そう言いながらも、体の芯は燃え盛っていた。
「声が大きいよ、お母さん」
 息子に指摘されて、洋子はギュッと唇を噛んだ。こんな快感は久方ぶりだ
った。
いや、初めてめてかもしれない。相手が息子じゃなかったら、「オマンコ気
持ちいい! 
もっと舐めて! いっぱい舐めて!」と叫んでいたかもしれない。
 真治は口を広げ、柔らかそうな女陰にかぶりついた。ジュルジュルと卑猥
な音を
響かせながら淫水をすすりあげ、肉裂に舌をねじこんだ。
「おいしい! おいしい!」
「くふっ……ああんっ……ダメっ……もうやめて!」
 言葉とは裏腹に、洋子は桃尻を突きだして、真治がクンニしやすい態勢を
とっている。
「お母さん、気持ちいい?」
「ああっ……気持ちいいわよ……しょうがないでしょ、真治がそんなことす
るんだから……」
「だっておいしんだもん、お母さんのオマンコ」
「本当はダメなんだからね……親子でこんなことしちゃダメなんだから
ね……」
 洋子は快感に震える声で言った。
 真治は相変わらずジュルジュルと愛液をすすっている。
「ねえ、もういいでしょ……またお父さんが来るかもしれないわ……」
 母の言葉を無視して、真治は秘部を舐め続ける。
「真治、お願い。早くお風呂に入らないと……もう終わりにして……」
 洋子の訴えを聞き入れてくれたのか、ようやく真治は立ちあがった。恥ず
かしい格好から
開放された洋子は上体を起こし真治のほうを向いた。
「早く2階に戻りなさい。お父さんに見つからないようにね」
 真治は母の顔を見つめて言った。しかし真治はこれだけでは満足しなかっ
たようだ。
「チンコ入れたい……ダメかな?」
「な、なに言ってるの? さっきもダメって言ったでしょ。そんなことでき
るわけないでしょ」
 そう言ったものの洋子の中で強い葛藤があった。心の奥底で洋子も望んで
いたのかも
しれない。
「お願い、お母さん。ちょっとだけだよ。入れたらどんな感じなのか確かめ
てみたいだけだよ。
性教育の続きだよ。ね? いいでしょ?」
 真治は上目遣いで哀願した。
「困るわよ、そんなこと言われても……」
「ちょっとだけだよ。お願い!」
 洋子は決断を迫られていた。しばし思案したあと、ゆっくり首を縦に振っ
た。
「わかったわ。ちょっと入れるだけよ。終わったら、すぐに部屋へ戻るの
よ。いい?」
「うん」
 真治はうなずいて、ズボンとパンツをおろした。天を向いてそそり立つ肉
棒はガチガチに
硬直し、先端は濡れていた。大きく張りだしたエラを見て、洋子はゴクリと
息を飲んだ。
 こんな大きいの入れられたらおかしくなりそうだ。そう思うと頭がクラク
ラしてきた。
 洋子は夫のものしか知らなかった。この齢になるまで女陰に迎え入れたの
は夫のペニス、
ただ1本だけなのだ。
「いいわよ、真治」
 洋子はクンニされたときと同じポーズをとった。
「うまく入るかな」
 真治は小さくつぶやいて、自らのペニスを握った。濡れそぼった母の秘部
に肉棒に先端を
押し当てた。洋子の体を振るえあがった。
「ここでいいの?」
 真治の問いに洋子はうなずいた。
「そうよ。そのまま入ってきて」
 洋子の肉穴に息子の太い肉棒がゆっくり押し入ってきた。洋子は迎え入れ
るように
グイッと尻を突きだした。
「ああっ……お母さん……」
 真治は歓喜の声をあげた。
「あんっ……これが女の人のオ、オマンコよ……」
 無意識のうちの洋子は淫語を口にしていた。
「気持ちいいね、お母さんのオマンコ。あったかいよ」
「そうでしょう。真治のオチンチンがとけちゃうかもね」
 洋子はおどけて微笑した。
 真治は腰を振りはじめた。
「ああっ……真治、ダメよ……動かしちゃダメ……あんっ……」
 息子の若い肉茎が実母の蜜壷をえぐりたてた。
「ダメっ……もう抜いて……」
「無理だよ……ここまで来たら……」
 真治は洋子の腰をがっちりつかみ、本格的に腰を振りはじめた。
「あ、ああっ……こんなことしちゃダメなんだから……あ、あんっ……」
 洋子は喜悦の声をあげ、尻をくねらせた。自分から尻を息子の腰骨をぶつ
けていく。
「お母さん、自分から腰振ってるよ」
「あ、ああっ……どうしてかしら……ああっ……勝手に動いちゃう……」
「お母さん、スケベだね」
 母の尻に腰を打ちつけながら真治は言った。
「ああっ……言わないで……お母さんのことスケベなんて言わないで……
あ、あああっ……」
 淫らに悶える洋子の姿に興奮した真治の腰使いが激しさを増していった。
「本当はもっと言ってほしいんでしょ、スケベでいやらしいお母さん」
「いやっ……ああっ……真治、今日だけだからね……こんなことするの……
約束してちょうだいね……」
 そう言って、洋子は最後の理性を振り絞った。
あとは、洋子の肉体には、男に肉棒で激しく突かれ乱れ狂いたいという本能
しかなかった。
「いいっ……真治、とっても上手……あ、あんっ……も、もうおかしくなり
そう……」
 洋子は悦びの声をあげ激しく悶えた。
「お母さん、僕も気持ちいいよ……もうイッちゃいそうだよ……」
「ああっ……一緒にイクのよ……真治……」
 洋子の肉体もエクスタシーを迎えようとしていた。
「お母さん、中に出していいの?」
「いいわよ……中に、中にちょうだい……」
「赤ちゃんできちゃうよ」
 冷静な息子の声で洋子はハッと我に返った。
「そうね……それはまずいわね。じゃあね、イクときにオチンチンを抜い
て、
お母さんのお尻にかけて……」
「いいの? 汚れちゃうよ」
「ううん。いいのよ。お母さんの大きなお尻の思いっきりかけて」
「わかった」
 真治はうなずくと、鋭いピッチで母の女陰を突きまくった。二人とも汗ま
みれで
腰をぶつけあった。
「あうっ、あんっ……もうダメ……イキそう……」
 洋子は限界だった。
「ぼ、僕もだよ……イクよ……」
「ああっ……ちゃんと抜いてね、お尻にかけていいから……ああっ……イク
ッ、イクーッ!」
 洋子は昇りつめた。頭が真っ白になった。
 ブルブルと愉悦に震える母の尻に真治は濃厚な白濁液を解き放った。その
まま前に倒れ
汗に濡れた母の背中に抱きついた。
 二人の荒い息づかいだけが狭い洗面所に響いていた。呼吸が落ち着くと真
治は
母の耳もとでささやいた。
「お母さんとエッチしちゃった」
「初めての相手がお母さんでよかったの?」
「うん、よかった。お母さんには僕の童貞を奪った責任をとってもらわなき
ゃ」
「どういうこと?」
「今日だけじゃなくて、またお母さんとしたいんだ。毎日でもしたい!」
「そ、それは……」
 そこまで言って口を閉じた。洋子も同感だった。また真治としたい。毎日
でも真治と
セックスしたい。そう思っていた。でもそんなことは言えなかった。
「ダメなの? お母さんもしたいでしょ?」
 洋子は迷った。なんて答えたらいいのかわからなかった。
「うーん、お母さんはね……」
 洋子が口を開いたとき、ガラガラと音を立てて扉が開いた。
「お、おまえたち! なにをしてるんだ!」
 夫が怒りに満ちた形相で立っていた。
 二人は密着していた体を離した。
 洋子は驚愕のあまり心臓が止まりそうだった。真治は細身の裸体をブルブ
ルと震わせた。
「ち、ちがうの!」
「なにがちがうんだ! さっきから様子がおかしいと思ってたんだ! ふざ
けやがって!」
 洋子の頬に夫の平手が飛んできた。
 


 窓からオレンジ色の夕陽が差しこんでいた。洋子は台所に立っていた。真
治が
大好きなカレーを作っている。もうすぐ真治が帰ってくる。
 カンカンカンとアパートの外階段をあがる音がした。間もなくドアが開い
た。
「ただいま」
 作業着姿の真治だった。
 入ってくるなり真治は「ああ、いい匂い」と言って笑顔を浮かべた。
「もう食べる?」
 洋子が尋ねると、真治は首を振った。
「汗かいてるから、先にシャワー浴びてくる」
 そう言って、浴室に飛び込んだ。すぐに水が流れる音と真治の鼻歌が届い
てきた。
 あの日から一年がたとうとしていた。
 洋子と真治は二人で家を出た。小さなアパート借りて暮らしはじめた。洋
子はスーパーで
パートの職を見つけ、真治は工場でアルバイトをしている。親としては高校
ぐらいは卒業して
ほしかったが、真治は「お母さん一人に苦労はかけられない」と言って高校
を中退したのだ。
 真治が浴室から出てきた。
「もう腹ペコペコだよ」
「すぐに用意しますからね」
 狭いキッチンから奥の六畳間にカレーとサラダを運んだ。
「いただきまーす」
 真治はすごい勢いで食べはじめた。
「よく噛んで食べないと、おなか壊すわよ」
「もう子供扱いしないでよ」
 真治は口をとがらせた。
「だってまだ子供でしょ」
「もうすぐ18になるんだから。それに18になったら正社員にしてやるっ
て社長が
言ってくれたんだ」
「本当? よかったじゃない」
 洋子は穏やかな微笑をうかべた。
「給料はそれほど変わらないけど、ボーナスが出るんだ。そしたらもっとマ
シなとこに
引っ越さない?」
「お母さんはここでじゅうぶんだけどね」
 カレーを食べおえたあと、コーヒーを飲んだ。
 真治は洋子に寄り添った。
「お母さん、新しいところに引っ越したらさ、夫婦として暮らしたいんだ」
「誰と?」
「お母さんとだよ。もちろん法律上は結婚できないけどね。お母さんと夫婦
になりたい」
「ダメよ。いずれあんたは誰かいい人を見つけて……」
「その先は言わないで」
 真治がさえぎるようにして言った。
「だってそうでしょう。いつまでもお母さんと一緒じゃないのよ」
「俺はお母さんと一緒でいいよ。いや、お母さんと一緒じゃなきゃダメなん
だ」
 真治は洋子を見つめた。二人は顔を寄せあい、唇を重ねた。真治は洋子の
肉厚の
唇に吸いついた。熱い舌を絡めあう。
「俺と一緒じゃイヤ?」
「ううん。お母さんも……真治とずっと一緒にいたい……」
 洋子は本心を言った。
「ずっと一緒だよ」
 真治はそう言って洋子のスカートをめくりあげパンティの上から女陰にタ
ッチした。
「ああっ……昨日もしたのに……今日もするの?」
 洋子が聞くと、真治はうなずいた。
「その前の日もしたよね。というか毎日してるよ、俺たち」
「そう言われてみるとそうだね」
 二人は笑った。洋子と真治は毎晩のように抱き合っていた。台所や浴室で

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2007/10/22 14:03:29(7ZjZ2D0B)
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