「うん、いいよぉ♪」「ホントに？よかったぁ、じゃあ駅前に５時ね」
「うん、わかったぁ♪５時に駅前ね」
電話を切りシャワーを浴びたり仕度をしているうちに５時になったので家を出た。
夕凪達の近くの駅は急行が停まるぐらいの大きな駅で駅前は繁華街みたいな感じになっていた。
「夕凪、こっちだよ」「あれぇ蜜柑ちゃん、早いね？いつも待ち合わせだと遅いのに？どしたん？」
「それがさぁ、お姉も来れなくなっちゃって…あたしに仕切れっていうんだよ！相手の顔も知らないのにさぁ」「相手の人ってどんな人達なの？」
「お姉の大学の同級生らしいんだけどね、あっ！肝心な事を忘れてた☆今日はあたしたち○校生だからね、宜しくぅ♪」
「へっ!?なんでぇ？」「だって○学生じゃまずいでしょ？」
高校生でもまずいと思うけど…まぁいいか
しばらくして男二人、女二人来て合コン会場に向かった。
「みんなぁ、よろぴくぅ～♪オレ前田正志ぃ～☆」
一人ノリのいい奴が最初に話し出して最初の緊張が取れていった。でも夕凪（大樹）だけ浮いている感じになった。
「はぁ…」
と、溜息をついていると隣に座ってたコが声を掛けて来た。
「ねぇ、君○校生なんだって？何高？ウチ○○校なんだ、アニキに帳尻合わせで無理矢理付き合わされてさぁ…」
そのコは松田由香ちゃんと言った。２年生らしくて○学生だとばれないように話をしていった。
やがて二次会になりカラオケをしようという話になって夕凪は門限があるので帰ろうとしたが由香と蜜柑に止められて少し残ることにした。
歌はもともと苦手な夕凪だったので歌を歌っているふりをしようと思って本をめくっていると音楽が聞こえるのだけど歌が聞こえない…ちらっと回りを見てみるとカップルが出来上がっていてキスしたり胸を触ったりしていた。
「うわぁ…」
ドキドキしながらこれから起こることにワクワクしている夕凪だった…

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