次の日、学校に行くと前の日の優希くんの話題で持ち切りになっていた。それでも優希くんは学校に来ていて祐紀ちゃんと何か話をしていた、珍しいなあ…男の子と話をしてるなんて
放課後に祐紀ちゃんと一緒に帰ることになった。
「どうしたの?優希くんと楽しそうに話してたみたいだけど?」
「え?ああ、違うよぉ♪かずくんのこと聞かれたから色々教えてあげたの、迷惑だった?」
「え?それは別にかまわないけど…」
なんでぼくのこと聞いたんだろう?
夜になって部屋にいると窓を叩く音がした…開けてみると優希くんがいて話があるというので公園に行くことにした。
「…悪かったな、急に呼び出したりして……」
「いいけど…何か用なの?」
「前島から聞いたんや、あんたが元男って…」
「うん、まあ別に隠してる訳じゃないからいいけど」「そんでな、実はウチも…元女やねん」
「え!?」