俺は、いえ、私はベッドの上に仰向けにされて
足をＭ字にひざを立てたまま、ショーツは、
足から抜くことを認められないので足首まで下げて
両足に錠をかけられた格好だった。
彼の反り返ったペニスが左右に首を振りながら
ワニが獲物を物色するように私に迫ってきた。

私は両腕を、二の腕を彼にベッドに押さえつけられて
ショーツを彼の片ひざで押さえられていて
まったく身動きか出来なかった。
ペニスが俺のバギナに当てられてすぐに、
体がぐっと頭側に押しずらされてそのとき
俺の膣に彼のペニスが狭い肉穴を拡げながら侵入していくのが
絶頂の快感で背中を貫通して頭の頂点に貫いていくのを感じた。

彼は、バギナに入れたペニスと、二の腕を押さえつけている両腕で、
私の体の自由を奪い、上から私を見下ろして男としてとても勝ち誇っている。
私は男にペニスと力で征服されて、女の喜びを感じていた。

彼は私のバストに目をやった。
仰向けにされた女の乳房は、重さで平たくつぶれて乳首だけが残っていて
男時代に見たそんなシーンに興ざめしたことがあったが
彼は、そのことを予想していたかのように、
ブラのホックをかけてから俺を仰向けに寝かせた。
そのため俺のバストは、ブラに守られて形よくバストから膨らんでいる。
白いはだけたブラウス、その間から白い隠れて見える４／３カップのブラ、
そのブラから白く柔らかく膨らんだ乳房。
清純な女子高生が、彼に、彼の性欲に誘いをかけていた。
彼は俺のブラウスの右肩に手をやり、そこからブラウスをずらして
右肩を表に出した。細い肩ひもが女のひ弱さ、私の従順さを見せた。

ようやく彼はゆっくりと腰を前後に、ピストン運動して
俺の体もベッドをきしめた音を出しながら前後に揺すられた。
快感が全身に走り、俺は恍惚感に浸り、頭の中にははっきりと
過去の映像が映画という感じでなく、実体験としてリプレイされた。

俺は、校庭に立っている。俺が立っている列は、ずっと前の方も
後ろを確認しても、俺が今ベッドの上で着ているブレザースカートを着た
かわいらしい女の子ばかりだ。
俺は、「しまった」女子の列に間違って並んでしまった。
そう思って隣の男子の列に戻ろうとすると、男子が俺を突き返した。
服装を確かめると、俺も同じスカートを着て校長先生の話を聞いている女の子だ。

朝礼が済んで、俺は女の子たちと連れだって教室に入る。
席に着くと「私は、由佳。あなたは？」と隣の女の子が話しかけてきた。
「私は、明美。よろしくね」
ここから俺は高校生活を女の子としてやり直す記憶が始まった。
体育の時間、女の子同士、わいわい、がやがやと楽しく更衣室で
ブルマに履き替えたり、スクール水着に着直したり、
生理用品が空を飛んで女の子から私に。
「明美、昨日そろそろ始まるって言ってたじゃない、ちゃんと持ってきてる？」
そんな光景が走馬燈のように脈絡なく、わしの大脳の記憶領を上書きして
男としての高校時代は女の子の記憶に直されていく。

ときどきフラッシュバックのように、今の現実、彼にペニスを挿入されて
犯されている女子高生が現れて、その光景は、男の俺が通っていた制服を着た
男子高校生にその生徒の家だと思われるその男子の寝室で同じ体位で
犯されている女子高校生にだぶり、俺の実際の記憶領にある過去の事実、
事実としての男子高校生と、新しく記憶領に刻み込まれていく女子高生としての
俺、
その二つの事項が矛盾なく新しく記憶領でつなぎ合わされていくのだった。

すべてが、俺が実際に経験した高校生活、ただ男子しての経験はすべてが
女子としての経験に置き換わっていた。

彼はペニスから精液を発射して私の上に倒れてきた。
俺ははっとして、現実に戻された。
俺はブレザースカートの制服を見て、指でスカートやブラ、そして乳房にそっと触
れて
現実を再確認して、そて過去を思い出そうとした。
高校生活、思い起こそうとしても、すべての事実は、体験は、
女子としての映像しか思い起こせず、男の記憶はすべて消去された。
アルバムに写真は残っていないが、頭の中には鮮明に女子高生の記憶が残ってい
る。

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