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夏の夜のノンフィクション
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:超能力・超常現象等体験告白
ルール: 私は超能力者、そんな私の空想H体験告白
  
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1:夏の夜のノンフィクション
投稿者: 唯315
ID:ichino1
今から20年程前、家内とよく行き当たりばったりの旅行に出かけてはラブホ泊を繰り返していた。
まあ安いし、予約不要な上24時間開いててどこにでもあるしでラブホ本来の使い方でなく手軽な素泊まり宿として泊まっていた。
九州一周の途中、長崎市内の川沿いのとあるホテルに入ったときのこと
その日は週末でありどこも満室で、まもなく日付も変わる頃、仕方なく少々割高で口コミ評価もイマイチだったそのホテルに入った
とはいえ空室はラス1でなんとか入れたという感じ

ところが10数分も経たないうちに出るはめに・・・

部屋は当時としても街中なのに古臭く、安アパートの一室のよう

扉を開けて入ると、古い蛍光灯のほんのり薄暗い室内は、なんともいいようのない居心地の悪さとどんよりした嫌な感じがする

ムシムシと重く暑苦しい空気に速攻でエアコンをつけると・・
恐ろしくカビ臭い風が吹き出し、同時に強烈な睡魔に襲われた
旅行バッグを床に落とし、ベッドシーツに倒れ込んだ瞬間、

バンッ!!

真っ暗な浴室の方で扉が勢いよく閉まるような大きな衝撃音と同時に、


"ニャアァーッ!!"


どう考えてもあり得ない猫の叫びに近い一声が!

"ヤバい、この部屋、なにかヤバい!"

本能的にそこにいてはいけないという衝動がこみ上げ、文字通り逃げるように部屋を出た

割高な前払いをしてあったがそんなことなどどうでもよくなるくらい、一刻も早くその場を離れなければならない気分に支配されていた

もしそのまま泊まっていたらどうなっていただろう、あれはなんだったのだろうとラブホに泊まる毎ふと思い出したりする。


まあ、夏の夜話ということで。






 
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2024/07/30 01:32:10(dbBsEUSq)
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