裕也という少年と、かほという少女が街を歩いていた。2人は久しぶりのデートを楽しんでいた。
男女の仲にある2人はただの一般人ではない。怪物と戦う力を持った戦士でもあった。その戦士は果実の鎧を模した戦士だ。
裕也とかほは元はただの人間だったが、ある日、仮面と鎧の戦士になる力を異界の森から与えられた。
異界の森から授けられた力で戦士に変身する者はこの世界に数多く存在する。
その戦士達はこの世界の平和を脅かす敵を排除する事を生業としていた。
その敵は野生動物のように市街地に現れたわけではなく、統率する者によって操られていた。
今回、裕也とかほは敵を統率する者によって運悪くマークされていた。
敵の統率者。すなわち敵のボスはこの日のために用意していた策で2人を嵌めることにした。
その日、裕也とかほの歩いていた街に突如、上空から「何か」が出現した。
その「何か」は一瞬で街を謎の光に包んだ。
裕也とかほはその光の海に飲まれた。