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1:流寓温泉 2日め
投稿者:
風
◆5aBleW04x.
(折角来た事だし、もう一泊して行くかな。今日も泊まれるか、女将さんに相談してみるか。実家に帰っても特にする事も無いしな。)
部屋で朝食を摂りながら、ふと思った。 あどけなさの残る可愛い中居さんが御膳を運んできてくれた。 (しかし飯が旨い。)お膳には、純日本旅館で出されるような、食べ物が綺麗に並べてある。水がいいからなのか、食べる物が漬け物から味噌汁に至るまで美味しい。 (こんなに美味しい朝食、初めてかもしれない。)思わず箸が進み過ぎてしまった。 下の受付に行くと女将さんに聞いて見た。 「あの、今日も泊まれますか?」綺麗なうなじにドキッとしながら尋ねると 「大丈夫ですよ。今の時期なら、人も少ないですし泊まってくれるとこちらも助かります。」と爽やかな笑顔で答えた。紅い口紅を塗った小さめの唇にドギマギしながら 「もう一泊お願いします。」唾をゴクリと飲み込んだ。 「畏まりました。」女の甘い香りに、朦朧しそうになりながら、もう一泊止まる事にした。 「この辺り散策してみるか。」昨日は、霧で分からなかったが、山の谷あい見たいな地形をしていた。そこから、いくつか温泉の湯気が上がっていく。綺麗な川も流れて、そこに水汲み場もある。飲んでみると 「冷たいくて美味い。生きてる水みたいだ。」冷たい刺激が喉を通っていく。こんな風に自然の香りを楽しみ久しぶりにゆったりとした時の流れと楽しんだ。 (飯も食った事だし、温泉に浸かろう。)温泉に向かった。 (しかし、ここの露天風呂いい湯だな。体ポカポカして、肌も生き返るようだな。)美人の湯みたいな美肌効果ありそうな泉質である。のぼせないように湯船を出ると、外の外気温が涼しく体を冷やしてくれる。それが何とも気持ちいい。 (ん。あれは…壁に僅かに隙間が開いてる。) 壁にほんの小さな縦3センチくらいの隙間から光が漏れている。 (たった一枚の壁の向こうは、女湯、あの壁の向こうには、一糸纏わぬ女のパラダイスが広がっているのか。やばい、想像しただけでもムラムラくる~。)良からぬ妄想が頭のスクリーンいっぱいに映し出され、下半身がキュンキュン疼く。
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2020/05/22 18:33:28(UE42C4XE)
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