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「言霊」の能力者 序章
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:超能力・超常現象等体験告白
ルール: 私は超能力者、そんな私の空想H体験告白
  
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1:「言霊」の能力者 序章
今の世の中では受け入れてもらえないだろう。
需要があっても、供給が規制されてしまっているからだ。
俺の家系はその昔、「貶屋(おとしや)」という裏の家業を営んでいた。
簡単に説明すると、雇い主が気に入った女性を、従順なメスに変貌させる仕立て人、と言ったところか。
一つ言っておくが調教師などいう部類とは違う。
腕の良い貶屋は短時間で、しかも指一本標的に触れずに相手を落とせるのだという。
そもそも貶屋は、特殊な能力の持ち主でないとなれない。
現代ではそんな裏家業は消えてしまったが、その能力だけは俺の中にも受け継がれている。
もっとも、長いようで短い17年間の中、能力とやらを使ったことのない俺にとっては、自分自身、半信半疑な話なのだが・・・・・
与太話のシメにその異能の名を上げておく、話半分で聞いてくれ。
俺の家系、伊沼家に伝わる能力、それは「言霊(ことだま)」。
口から発し、発せられる言葉のもつ催眠の力を増幅し、標的の心身を自在に変化させる力。
「言葉は口にしただけで実現に近づく」という事柄を体言する能力なのだ。

今日もまた憂鬱な放課後がやってきた。
俺の名は伊沼 真人(いぬま まなと)、私立高校の二年生で吹奏楽部に所属している。
うちの高校の吹奏楽部は全国でもかなり有名で、部員の数も学校内で1,2を争うほどの活発な部だ。
男女比も八割、九割が女子部員という男子部員にとってはハーレムのような状況なのだが、厳しい練習スケジュールと高レベルの演奏技術が必要なためか、女子目当てで入部しようという男子はいない。
俺はガキの頃から何らかの楽器に触れていたから何とか入部できたのだ。
そうして本来なら天国のような部活動になるはずだったのだが、大きな問題が一つ立ちはだかっていた。
それは今年度から部長になった吉岡三沙子(よしおか みさこ)の存在だ。
吉岡は楽器の扱いもずば抜けてうまい上、両親が相当の資産家らしく、彼女自身奇妙なカリスマ性を持っている。
そのため、部内は吉岡の一大派閥となっていて、みんな彼女に頭があがらない状態となっていた。
俺も入部したての頃は媚を売っていたのだが、当時最上学年でもない彼女になぜへらへらしなくてはならないのかと考えはじめ、しだいにその輪から離れてしまった。
そのせいか、俺は吉岡から目の敵のように嫌われ、今では部に俺の居場所などない。
いや、ほっとかれるのならまだ良い、俺は彼女とその取り巻き連中からピンからキリまでの様々な嫌がらせを受けている有様だった。
女に足蹴にされるほど弱いわけじゃないが、数少ない男子部員も吉岡のいいなりとなっている上、俺自身「弱み」を握られているため一切逆らうことができない状態なのだ。
振り返ってみると、やっぱり放課後は憂鬱だった。

「それじゃ、お疲れ様―!」
「ばいばーい!」
今日の部活動が終了し、みんな三々五々と帰宅していく。
誰一人として俺に話しかける人はいないが、暗黙の了解のようにこのあと用具、備品の片付けおよび音楽室と部室の掃除を俺一人でやることになっている。
本来、一人でやる仕事の量じゃないためダラダラしているといつまで経っても帰れない。
個人的には不本意だが、俺は急いで片付けに手を付けた。
・・・・・・・・・・
やがて部員もいなくなり、掃除のほうも残すところあと部室のみとなった。
それにしても毎日毎日、面倒な作業である。
全国の主婦の大変さが身にしみる瞬間だ。
俺は一休みのつもりで部室の椅子に腰掛けながら、ふと昔聞いた「伊沼家の能力」を思い出していた。
曰く、口に出しただけで世界を変容するという能力、「言霊」。
もしこれが本当なら、片付け、掃除どころか、この悲惨な状況さえ難なく切り抜けられる・・・・・
「はっ、バカらしい」
このことを考えてしまったとき、必ず最後につぶやいてしまうお決まりのセリフを吐いた。
そのとき、部室のドアが開き女子部員が入ってきた。
鈴本佳織(すずもと かおり)、吉岡にいつもくっついているうちの一人、いわば幹部みたいな女だ。
顔のつくりは中々の美人さんで、スタイルも標準以上にいいのだが致命的に性格が悪い。
「イヌ、まだいたんだ?アタシらの私物、物色したりすんなよ」
どうやら彼女は忘れ物を取りに来たみたいだった。
ちなみに「イヌ」は彼女を含め数人が使っている、俺のあだ名だ。
彼女だけは、いくら俺が反抗できないにしても、一対一の時さえ突っかかってくる気の強い女子部員である。
「するか」
俺はそっけなく答えて、掃除の続きをすることにした。
「・・・声かけてやったっていうのに無愛想じゃん、挨拶くらいしろよ」
佳織は俺をいたぶる事が、吉岡への点数稼ぎになると考えている節がある。
(この女に切れられたところで一対一なら恐くもないし、無視だな)
俺は黙々と掃除を進めた。
「アンタさぁ、ホント立場分かってないんだね、イヌの大事な横笛がどうなっても知らないよ?」
俺は思わず、そっちをふりかえると、俺のピッコロをいつの間にか取り出し、窓の外にだしている佳織の姿が目に映った。
手を離せばすぐにでも楽器は落下し、使い物にならなくなってしまうだろう。
吹奏楽部員として最低の嫌がらせに一気に俺の頭に血が上った。
「鈴本、笛をよこせ!」
軽く睨みつけて言う。
「そうして欲しかったら土下座して頼みなさいよ」
俺の楽器を中空でぶんぶんと振ってみせる。
誰がこんな女に土下座なんかしてたまるか!
金魚の糞のような存在のクセに何様のつもりだ!!
俺は怒りに声を震わせながら、低く、短く言い放った。
『やめろッ』
さほど大きな声を出したわけでもないのに、その声は部室中に響き渡ったような感覚を覚えた。
途端に。
それまで突っかかってきてばかりの佳織が、ぴたりと笛を振り回すのを止めた。
「・・・・・?」
(一体どうしたんだ?)
彼女自身何が起きたかわからない、といった表情で自分の腕を見ている。
「・・・か、返すよ、はやく掃除おわらせな」
結局そのまま気を削がれたのか、まだ納得していない顔で笛を机に置いてしまった。
今のような感触は初めてだった。
体内から溢れる強い波。口から言葉となって紡ぎ出る力の放出。次の瞬間彼女が俺の言う通りに動くはずだ、という確信に近い妙な自信。
これが、例の能力なのだろうか・・・・・。
本当の本当に「言霊」なんて力が持てれば全てを逆転させられる!
当の佳織は荷物をまとめここを去ろうとしていた。
もし、今この自分の能力のかっこうの練習相手を逃したら次にいつこんなチャンスが来るかわからない。
俺は覚悟を決めた。
「おい、待てよ!」
ドアノブに手をかけた佳織がこちらに顔を向ける。
心を落ち着かせ、精神を集中させる。
一言一句、確実に奴の中に響き渡るように話した。
『鈴本・・・!』
たったこの一言を発しただけで。
紡いだ言葉が見えない矢となり彼女を貫き、
そのとたん佳織の「世界」が音もなく崩れ去っていくのを感じる―――――
『・・・今までのことを心から俺に謝れ!』
完璧に出来たはずだ、俺自身の手ごたえはあった。
俺は佳織の反応をうかがう。
ノブにまわした手はそのままで、
少し見開いた佳織の瞳が徐々に潤んでいく。
そうして彼女は身をちぢこませ、うつむきながらその場にしゃがみこんでしまった。
「・・・・うっ、・・ううっ・・!」
(な、泣いてんのか!?)
佳織は確かに声を殺して泣いていた。
俺がそろそろと佳織に近づくと、俺の方に這ってきて、足もとにすがりついてきた。
「ごめんなさぃ・・・お願いだから、許してぇ・・・」
涙と鼻水でお世辞にも「かわいい」とは言えない顔になっている。
(うっわ・・・)
「う、わかったから、許す、許すよ」
ついこっちが引いてしまう。
「アタシ、お詫びに何でもしますからぁ・・・お願いします、アタシに何でも言いつけてください!」
泣きじゃくってばかりの佳織は、何かしないと気が済まないらしく、しつこく俺にまとわりついてくる。
いままで受けてきた恨みだ少し困らせてやるか、と思い仕方なく俺は佳織に命令してやった。
「衣服を全部脱いで、素っ裸になれ!」
特別、「言霊」の力を込めたわけじゃない。
ただ困惑した表情を見てやりたいだけだった。
しかし、
「はい、わかりました」と佳織はすんなりそれを承諾してしまった。
(おいおい、マジかよ、こいつ裸になるのに抵抗がないってのか・・・?)
かえって困ってしまった俺をよそに、佳織はスルスルと服を脱いでいっている。
「ちょっと、ま・・・・」
止めようとしたのだが制服のシャツの下から現れた水色のブラジャーに目をうばわれて言葉につまってしまった。
悪いスタイルではないと思っていたが、ブラジャーに包まれてツンと主張をしている胸部、そしてパンティ越しになだらかな腹部のラインを浮き上がらせている下半身を見ると想像以上に女性を感じさせる体であった。
いままで女を抱くどころか、生で裸でさえ見たことの無い俺のモノは、ムクムクと膨れ上がり痛いほどにズボンのなかで硬くなっていた。
「ち、ちょっと待ったー!」
佳織は下着も取ろうとしたが、これ以上はやりすぎだと思い俺はスットプをかけた。
予想外の出来事にびっくりしたが、これはこれで利用しがいがある。
というのも、俺が彼女たちに握られている「弱み」とは去年合宿に行ったときに無理やり撮られた俺の裸の写真のことだからだ。
そして、その写真の持ち主こそ佳織本人なのだ。
「いいか鈴本、脱ぐのはもういい、お前の家に俺の裸を撮った写真があるだろ?許して欲しいんだったら明日それをもってこい!」
あれさえ処分すれば、もうこいつらの命令を聞く必要もなくなる。
「あ、はい!もちろん持ってきます、本当に・・・今までひどいことしてゴメンナサイ・・・」
そう言ってまた半泣きになった。
(・・・・・ただ明日まで効き目があるかが微妙だな、対策を練っておくか)
「明日渡すときになってごねられちゃ堪らないからこっちも写真を取らせてもらうぞ、いいか?」
俺はケータイを向けながら聞いた。
「はい、どうぞ」
いやにしおらしくなっている佳織を数枚ケータイで取り終え、俺は今日はもう勘弁させるつもりで顔をそちらにむけた。
すると、
「・・・あの、失礼かもしれないけど・・・」と、オズオズと佳織が話しかけてきた。
「伊沼くん、ズボンが盛り上がっていて、その・・・」
俺はつい自分の股間を見た。
(う、確かに)
「はは、これはちょっと鈴本に反応しちゃってさ、き、気にしないでくれ」
ごまかしが利かないほど俺のアソコは立体的に突き上げられていた。
少し慌ててそこの部分を隠す。
そんな動揺している俺に向かって、佳織はとんでもないことを言ってきた。
「良かったらアタシが相手しましょうか?」
(はあっ!?)
思わず声に出そうになってしまう。
「あ、や、ほんと気にすんなって!」
(平気でこんなこと口走るとは・・・相当の数の男を相手にしてるんだろうな)
「はぁ、そうですか・・・」
なんだか気まずいムードが流れる。
(そこそこ顔もいいし、可能性がないわけじゃないよなあ)
俺は悶々とそんなことばかり考えていた。
(どうせだからきいてみようかな?)
俺は恥かきついでに、佳織がどれほどの男と付き合ってきたのかを探ることにした。
「鈴本って今、彼氏いるの?」
ここから「何人目?」だの「どういうのがいたの?」とのとつなげるはずだったが・・・
佳織から返ってきた言葉は俺の想像以上だった。
「ううん、アタシ男と付き合ったこと無いよ」
「・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・
「はああっ!?」
今度はさすがに声が上がってしまった。
「だってよ、その割りに脱いだりさ、今だって・・・」
混乱して支離滅裂な俺のセリフの意図を、佳織は汲み取ってくれたらしく、
「アタシだって吹奏楽はちゃんとやっているんだからそんな時間はないよ、今日のことは今まで本当に悪いことをしたんだなって反省したから・・・」などといってきた。
するとなにか?俺のやっていることは「借金が返せない女を無理やり手篭めにする取立てヤクザ」みたいなものなのか?
俺は自分の能力がかなり強力なことを実感すると同時に、佳織にたいして申し訳ない少し気持ちになってきた。
この分ならきっと明日、確実に俺の写真を回収できるだろう。
「鈴本、例の写真さえ持ってきたらすぐにケータイの画像は消すから絶対に持ってきてくれよな!」
「うん大丈夫だよ、安心して待っていて」
この分なら俺が地獄のような状態から抜け出すのもそう遅くはないだろう。
==================================================================
長い上にエロくない。
自分の悪い癖です。
次はもっとそっちの描写の入れられたらなぁ、と思います。
 
レスを見る(7)
2004/10/29 23:55:26(twfiR8zr)
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