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1:魔法の使い道
投稿者:
愛
◆pax7qGzlJ2
その本を借りて、家へと帰りました。
早速本を読もうと思い、本を手にとりました。 図書館では気付かなかったのですが、本は項目別に色分けしてありました。 最初の項目から、紫、黒、赤、黄色、ピンク、という順番になっています。 1ページめくると…そのページの真ん中に、文字が縦に並んでいました。 『これだけ?』 全部のページが、同じようになっていました。 『な~んだ。つまんない!』 と思った私は、その本を机に置きました。 その時、その本全体から淡い光が出てきました。 『!?』 少し興味が湧いた私は、最初に書かれてあった文字を読むことにしました。 「アンナフレブソート?」 言葉を言い終わった時、本から一筋の光が天井より遥か上に伸びていきました。 『!!?』 驚いた私は、本を投げ捨ててしまいました。 その光は、徐々に光を失い、最後には跡形もなく消え去りました。 その光が消えた後、周りになにか変化が起きたように感じました。 しかしその変化がなんなのかは、まだ私には分かりませんでした。 私は怖くなったので、図書館へ早く返そうと思い、家を出ました。 『なにか違う…』 いつもとはなにかが違うのは分かるのですが、それがなんなのか分かりません。 私は図書館にいつもより早足で向かいました。 『…!?』 大通りへ出た私は、その異変に気付きました。 大通りには、車一台ありません。 繁華街にも人一人いません。 そうなのです。 人がいなのです。 なにかが違うと感じたのは、いつもの工事現場の音がしなかったからです。 「どうなってんの?」 取り合えず私は、家に帰ることにしました。 帰る間も、人は一人もいません。 なんでこんなことになったのかを、帰りながら考えました。 『…この本が原因!?』 私は自分の手にある本を見つめ、思いました。 『そんなことより、これからどうしよう…』 明日は学校です。 『みんな来るかな~……明日になったらみんな戻ってるかも!取り合えず、今を楽しむか☆』 私は寿司屋に行きました。 『作る人はいないだろうけど、作ってあったりするかも☆』 私はこの状況を、楽しむようにしました。 寿司屋につくと、やはり人はいません。 しかし、今までそこに人がいたような雰囲気がありました。 客席には小皿に醤油がたらされており、お茶が注がれてあるのもありました。 寿司が何個もあったので、それを堪能しました。 まだ続きます。 ありがとうございました。
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2006/01/25 19:18:12(oYW1oW0x)
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