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その気になって
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:その気になって
投稿者: みわく
決断しなければならなかった。

あんなに順調だった主人の会社が傾くことになるなんて、寝耳に水だった。

ある程度の借金を清算すれば、まだ生き残りの道は残されるらしいのだけど。

あらゆる手を尽くしても結果は見えていた。

絶対に嫌だった。

一度ハイクラスの暮らしに馴れた自分には、再び庶民の暮らしが想像ができないのだ。

見かねた知人がある話を持ち掛けてきていた。
とても言いにくそうに話始めた。グラビア撮影の仕事があると。

内容を聞いて、怒りを感じた。
ヌードグラビアだというのだ。
バカバカしい話だ。
主人の顔見た。
私よりも屈辱的に感じたらしく声を荒げていたが、次第に尻萎みとなって腰を落としてしまった。
暮らしが変わるのは私達だけではない、従業員を路頭に迷わす寸前なのだ。

不承不承、この話に乗るしかなかった。


先方の事務所に出向いた。
倉庫だったらしい建物をリノベーションをしたのか、奥まった場所が撮影スタジオ、手前が事務所だった。
話を聞いた。

基本的に全裸での撮影だという。
大人のはエロチズムというのがテーマらしいのだ。男性モデルとも絡むらしく、基本的には局部のズームはなくて、特段の手入れは必要がないのだと露骨な説明があった。

40を目前にこんなことになるなんて…暗い気持ちになったが、やるしかなかった。


撮影の当日。シャワーを自宅で済ませてから主人と一緒にスタジオに入った。
セット裏でワンピース、上下下着の全てを脱いだ。用意された足首までのマントを身に纏い、緊張しながら表通に出た。
カメラマンとアシスタント、男性モデルが既に待っていた。

緊張しないでリラックスしていきましょう!
それじゃ、始めましょうか。

言葉だけを聞けば普通の撮影なのだけど…。

男性モデルの所へ進み出た。
爽やかな笑顔にバランスの取れた身体、黒色をしたビキニパンツを身につけていた。
カメラマンの掛け声に、勝手知ったる仕草だった。馴れた動作でパンツを脱ぐと、釘付けになりそうなぺニスが現れた。
思わず目を反らした。

撮影が開始した。

まずは様々な抱き締められかたを撮された。それが終わった。次はゆとりのあるこのマントに男性モデルと一緒収まるというのだ。

従うしかない。

男性モデルの素肌が密着した。
様々なポーズを撮影するが、私の表情が固いのだとカメラマンが納得しない。

その気になった表情が欲しいというのだ。

こういう時に男性モデルの協力があるかもしれないと、聞かされていた。

私が思う理解とは違っていた。

マントの中でウエストを抱き締めていた手が今や、乳房を包んでいた。
こういうことかと思った。
羞恥心に体温が上昇するのを自覚する。
後から首筋に口をつけ、左腕はウエスト、右腕は右手は乳房を包み、然り気無く乳首に触れていた。先程から男性モデルの熱くなったぺニスがお尻に当たっていた。
男の生理現象だとは知っていても、心穏やかではない。
知らず知らずのうちに顔が強張っているという。
男性モデルが股の間に入れて来ていた。
内腿で熱いぺニスを挟む形になり、鼓動が早くなる。
然り気無い乳首の触れかたが羞恥心を煽り、カメラマンはやっといい表情になったと張り切っている。
意図的なのか、不可抗力
なのか、ぺニスが脈動するように力が入る。
両乳首が指に挟まれていた。
フニフニと微妙に刺激を受ける。
このままでは感じてしまう、やり過ぎだと感じていた。

マントを止めるヒモが解かれ、落とされた。
男性モデルの露になった勃起したぺニスを見ている筈だが、よくあることなのか撮影はそのままだ。

私の陰毛を隠すように、男性モデルが手を置いた。羞恥に顔が上気していく。
片膝を持ち下半身を密着、騎乗位の形…覚悟はしていたが、ここまで露骨なポーズを撮影するということは、男性向の画像撮影なのだろうと思った。
再びマントを着ての撮影。
早く時が過ぎて欲しいと願う。

四つん這いになり、様々な表情を要求された。
男性モデルがお尻に密着する。セックスでいうところのバックスタイル。
恥ずかしいどころではないが、お金の為だった。
先程と同じようにぺニスを破れ目に密着させてきていた。
………………熱い。

微妙に動かしている。
なんのつもりなのか。
先程から触れる空気が冷たく感じている。

濡れていた。

滑りが良くなり、破れ目を広げるように擦っている。
危険と怒りを感じた。
認めたくはないが、僅かな興奮を覚えざるを得ない。

当てていた。

まさかと思った。

一瞬の圧迫感に息が詰まった…挿入されていた。

カメラマンは女性が眉間にシワを作るのを見て何やら察していたが、いつものことだと思っていた。
 
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2023/09/14 05:04:31(SEJ7igoV)
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