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単身…
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:単身…
投稿者: ぼぶ ◆cu.FqnHyD6
ID:bigdk58
県庁所在地の外れにある団地。
市内の中心部を外れてしまうと、車中心の生活になってしまう地域。
古びた4階建ての同じ建物が6棟ほど立ち並び、さらに少し外れた所に、
そこよりも少し新しい7階建ての建物が13棟並んでいた。
それぞれの建物の間には、大きな駐車場があり、その団地の入居者は1世帯当たり2台まで駐車可能だ。
さらに空いているスペースを利用しての家庭菜園もあり、高齢者が目立つ団地なのだが、
時折、都会から離れたがる40代くらいの夫婦も見かける。
一昔前までは、商店や診療所が並んでいた場所もあったが、今では小さなシャッター通りになってしまっている。
高齢者が多い中で、一番近くの診療所までは、車で15分かかる場所だ。

堀越祐二は、薬の訪問販売の営業マン。
そのエリアの担当として、単身赴任で東京からやってきて4年が経っていた。
都内では、意外にも薬の訪問販売の需要がそれなりにあり、祐二はそこそこの実績を上げていたから、
まさかそのエリアを一人で任されるとは夢にも思っていなかった。
それに子供がいないとはいえ、共働きの妻と離れ離れになるのは、心許なかった。
今どきの家庭らしく、『マイホームを持つまでは共働き』と結婚の時の妻との約束もあり、
妻はそんな田舎に付いてくることはなかった。

朝9時前、その祐二が会社の白い軽自動車を客用の駐車スペースに止めて、
古びた団地の間にある駐車場を眺めていた。
『ほう…今日はヒットかも…』
駐車場の各世帯のスペースには、部屋番号とNo.が書かれている。
例えば、308号室の世帯なら、『308-1』、『308-2』という感じだ。
駐車場から出ると、70代のご夫婦が散歩をしていた。
「おはようございます!」と爽やかに挨拶をすると、
夫婦も「おはよう。いつもありがとね。後で寄ってくれると助かるよ。」
と穏やかな口調で返してくれた。
「じゃあ、後で寄りますんで!」と爽やかに返して、祐二は建物に入っていった。
祐二が配属されるまでの間の前任者は団地の存在は知っていたが、そこで売り上げを伸ばそうとは考えていなかった。
前任者も祐二と同じく都会から来たせいか、団地ではなく都心部を中心に商売をしていた。
ところが、そこはもうある程度ベースは出来てしまい、さらに大小の診療所や病院も増えてしまい、
どちらかと言うと、売り上げは減少傾向にあったところで、祐二が目を付けたのが、この団地だった。
1階の目的の部屋に着くと、古びたインターホンを鳴らす。
出迎えてくれたのは、50代のふくよかな主婦だった。
「おはようございます!」
「あらっ!なんか久しぶりな感じね。」
そう言いながら、玄関から顔を出して、辺りを一度見てから、祐二を部屋に上げた。
慣れた様子で、ダイニングテーブルの一角に座った祐二は、薬箱を出してくる主婦に向かって、
「旦那さんは、今日もゴルフ?」
薬箱をテーブルの上に置いた主婦は祐二の隣に座りつつ、「そうなのよ~」と返答した。
祐二が薬箱を開け、無くなっていた薬を補充し、テーブルの上で伝票を書くと、主婦の耳元で、
「いつもありがとね。」
と親しげに囁いた。
一気に主婦の顔が赤くなっていく、それと同時に主婦の服の上から祐二の手が弄り始めた。
「今日はどうする?」
祐二が囁くと、主婦は祐二の太ももに手を置いて擦りながら、「時間はあるの?」と聞いた。
「どうせ一人だからね…」
祐二が答えると、主婦は祐二にもたれかかった。
重みに耐えながらも祐二の手は主婦の服の中に入っていく、どちらからとでもなく立ち上がると、
和室へと移動した。
「脱がせて。お願い…」
主婦の声に少し湿り気がある。
応じるように祐二は、主婦の下着も含めて全てを脱がせていった。
興奮を隠せない主婦も祐二の服を脱がし始めながら、キスを求めた。
祐二は濃厚に舌を絡めてキスをしていく、祐二よりも主婦の方が興奮しているのが鼻息で分かる。
「久しぶりだから…」
言葉では恥じらいを見せた主婦も全裸で寝そべり、祐二の愛撫が始まってしまえば、祐二に身を任せるしかなかった。
四つん這いになると、だらしない腹が下に垂れるのもお構いなしに、祐二にされる愛撫に翻弄されてしまう。
旦那すら弄らないアナルに指を入れられるのも、快感になっていた。
祐二のを咥えながら、「このおちんちんが、一番おいしい。」とまで平然と言ってのけた。
そして、自ら祐二を求め、大きく足を開く。
祐二が絶頂に達しようとすると、自分から顔を寄せて、口の中に祐二のエキスを発射させ、それを飲み込む。
さらに、何も言わなくても、祐二のを綺麗にし、時には2回目を求めてしまう事すらあった。
そういう時は、祐二は「さすがに、時間が…」と断っていた。
帰り際に、主婦は玄関まで祐二を見送った。
「また来ますね。」と言う祐二に、「毎日でもいいわよ。」と笑みを浮かべて、冗談なのか本気なのか分からない感じで言った。
玄関のドアが閉まると、「相変わらずだな…」と独り言を言った。
1階はもう1件寄ってみた。
そこは休憩がてらに薬の補充と世間話だけで終わったが、祐二がその気になれば、出来ないことはなかった。

元々、そんな営業を始めたのは、この地域独特な保守的な考え方を打ち破るためだった。
ゴルフ以外の娯楽は家庭菜園くらいなもので、試しに暇な主婦を遊び半分で口説くつもりで、
営業を掛けてみると、意外にも乗ってくる主婦も多く、あれよあれよという間に、体の関係を築き、
さらには売り上げも上げることが出来た。
もちろん嫌がる主婦もいたが、それは普通に話を進めていくうちに、薬を買ってもらうことが出来、
そこそこの売上が上がり、今では団地の3分の1以上の世帯に祐二の会社の薬箱が常備されている。
30代の祐二からしたら、もちろん好みでない女性もいるが、そこは『仕事』と自分に言い聞かせていた。

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2016/05/12 15:31:30(XDK3LTRo)
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