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もぞもぞと布団の中で動く・・・。
美空と激しく愛し合うのはこれで何回目だろうか・・数えたらきりがない。 「あっ、あ・・美月・・もぅ・・?いくの?」 「あ・・がまん・・させるから・・も・・だめ」 腰を激しく振って美空の奥深くで・・。 「あ・・っ・・!!」 「んぁ・・出てる」 どくっ・・どくっ・・。 キューッと締まる膣内。 たまらない・・・。 体に電撃がはしったようにビクッとなる。 美空にしがみついて耐える・・。 「あ・・あっ・・美空・・」「うん?」 「気持ちいい・・っ」 美空の顔を見た。 微笑んでくれる。 僕を愛してくれる。 愛しいよ・・・。 少し汗をかいてしまった。「あんまり激しいのもあれだね・・」 「だね・・またお風呂入ろっか?」 「そだね・・」 美空が汗を拭った。 「ママには言うの?」 「美空・・やっぱり幻覚装置を使うのは・・」 「私も・・やめた方がいいと思ってた・・」 僕たちは子供だけどちゃんと分かってる。 あれは兵器。 何の罪も無い人に使ってはいけない。 それは分かっている。 でも・・・。 「お化け屋敷はやだ!」 「だよね・・はぁ」 美空はため息をついてから窓を開けた。 空を見上げている。 「はぁ・・変な双子だよね・・私たちって」 「うん?」 「ま・・変なほうが楽しいか・・」 美空と並んで空を見上げた・・。 満月だ・・。 月見団子食べたい・・。 ガラッと障子が開いた。 「ふぁ、いいお湯だった!」綾がバスタオルで紙を乾かしながら部屋に入ってきた・・。 僕たちを見てニヤッとした・・。 「気持ち良かった?」 「ちょっ!?」 美空と同じタイミングで顔が赤くなって声を出した。「綾、何の事?」 「ママ、言ってる意味が分からないよ!」 綾は口元をおさえてクスクスと笑う。 なんてかわいいんだろう・・・。 美空は僕を睨んだ。 嫉妬すんなよ・・。 「お風呂・・行ってくる!」美空は綾の横を通りすぎて障子をピシッとしめた。 綾は髪乾かしながら僕のそばに来た。 「美月・・もう平気かな?」「えっ?」 「胸・・苦しくならない?」「まだ・・・苦しいよ」 綾はやっぱり気にしてるみたいだ。 行為の後にやってくる罪悪感・・。 綾は僕を抱き締めて頭を撫でた。 「私も・・消えないなぁ」 「そっか・・」 「考えすぎ・・でもないよね・・」 「うん・・」 悪い事・・だもんね。 他にも悪い事したけど。 ぐいっ・・。 綾に押し倒された。 布団の上で手首を掴まれた・・。 「またお風呂行くんでしょ?」 「綾・・美空が戻ってきたら睨まれるよ」 「うーん・・そだね」 そういいながら綾が唇を近づけてきた。 綺麗な顔・・。 可愛いし・・美人だし。 「ちゅっ、んっ・・」 「んぁ・・ふっ・・」 綾が唇を離した。 もっと欲しくて僕からまた重ねる。 「んんっ・・ふっ・・」 「ちゅっ・・ん・・」 「はぁ・・今日はこれでいいよ」 「綾・・」 綾はニコッと笑った。 「私は大人だからね」 ギュッと抱き締められる。綾も好き・・大好き。 シャンプーのいいにおいがする。 美空が戻ってきた。 僕を睨んだ。 「な、なんだよ」 「気持ち良かった?」 「してないよっ!」 美空は吹き出すように笑った。 「知ってるよ・・ママッ」 綾の所に走って行った。 綾は受け止めて頭を撫でている。 僕もお風呂に行こう。 障子を閉めた。 廊下は薄暗い。 「はぁ・・」 ため息をついて歩く。 二度風呂はあんまり好きじゃないんだよなぁ。 「美月くん、お風呂?」 「あ・・うん」 春だ・・。 どうしたんだろ。 「そっか・・」 「春はどうしたの?」 「うーん・・寝れなくって外に行こうかなって」 「大丈夫?しっかり寝ないと・・」 春に近づく。 少しだるそうだ。 「美空と少し喋ったら?」 「あ・・そうだね・・うん・・そうする」 春は嬉しそうに綾と美空のいる部屋に向かった。 まだ好き・・かな・・。 美空の事・・。 脱衣場で服を脱いでお風呂に入る。 「はふぅ・・」 お湯に浸かってポケーッとする。 たくさん汗かいたし・・さっぱりしなきゃ。 ガラッ 脱衣場の扉が開いた。 「あ、入ってまーす」 返事はない・・。 誰・・・? においがない・・。 黒い人影・・。 怖い・・これって・・。 ゆ、幽霊・・。 【美空!助けて!!】 テレパシーで美空に助けを求めた。 怖い・・なんなの? 黒い人影は僕と同じくらいの大きさ。 立ったままだ。 ブルブル震える・・。 「美月・・」 声がした・・。 僕・・・? 僕とそっくりな声。 「綾を・・お願いね」 黒い人影から聞こえる。 「だ、誰・・なの?」 「君の・・お父さん」 恐怖から・・嬉しさに変わった。 お父さん・・パパ・・。 「パパ・・」 「美月・・綾と美空を・・お願い・・」 黒い人影は消えていった。 「パパ・・待って!」 「二人を・・愛してあげて」 完全に消えた・・。 足音が聞こえた。 美空だ。 「美月!?」 美空が風呂場の扉を開けた・・。 僕はお湯につかっている。美空は僕を睨んだ。 「なによ・・もぅ・・」 「美空・・パパが・・」 「な、なに?」 涙が・・出てきた。 幽霊・・だけど。 嬉しかった・・。 パパ・・・。 美空は脱衣場で待っててくれていた。 さっき起こった事は話した・・。 「パパ・・怒ってなかったよ」 「そっか・・」 「美空・・見ないでね」 「分かってる・・」 風呂場から脱衣場に入って体を拭く。 「綾には・・」 「言わない方がいい・・ママは・・」 「うん・・」 部屋に戻ると綾は春とゲームをしていた。 綾の方がはしゃいでる。 「にゃあ・・負けた・・」 「えへへ・・」 「美空、美月もやる?」 僕と美空は首を横に振った・・。 春はあくびをした。 「そろそろ・・寝ますね・・お騒がせしました」 春はペコっとお辞儀をして部屋を出ていった。 僕と美空は布団の上に座った。 綾はため息をついた。 「ふぅ・・負けるとは思わなかった・・」 どうしよう・・。 やっぱり言おうかな。 綾は布団に寝転がった。 「・・今日はね・・君たちのパパの命日だよ」 「えっ!?」 びっくりした・・。 綾は少し笑った。 悲しそうに・・。 「ルカ・・あっちで元気にやってるかなぁ」 言おうか・・。 そう思った。 でも・・冗談に思われるかも・・。 綾は布団を被った。 泣いている・・・。 僕と美空は顔を見合わせた・・。 部屋の電気を消して綾の布団に潜り込んだ。 「あは・・可愛い我が子・・優しいね」 綾に抱きついて。 ゆっくりと眠りについた。 翌朝。 目が覚めると綾はまだ寝ていた。 僕はしっかりと抱きついた・・。 体の大きさも綾の方が大人・・。 僕が幸せにしなきゃ。 美空も・・綾も・・。 「んにゃ?」 「綾・・おはよ」 「どしたの?」 「なんでもないよ?」 「ふーん・・する?」 「いい・・しばらくこのまま・・」 「うん・・」 パパ・・お父さん。 頑張ってみるよ・・。
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2011/04/13 08:13:19(W2E/h6/T)
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