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1:千恵との一夜
投稿者:
くまはら
結婚して夫婦になる相手と「ごく親しい友達」にはそれほど差があるだろうか?ほんの少しタイミングが違っていれば、運命の相手と入れ替わっていたかもしれない異性の友達。誰にでもそんな存在が一人や二人いるのではないか?俺にとってはそれが千恵だった。
俺が千恵とバイト先で知り合ったのはもう5年前のことだ。可愛い…それが俺の抱いた第一印象だった。リスみたいにくりっとした目。色白の肌に薄化粧したピンクの頬。さらさらと揺れる肩までのストレートヘア…。俺から積極的に話しかけると同い年の二人はすぐに打ち解けて、お互いに酒好きということもあって、二人きりで居酒屋へ行くようになった。それぞれ付き合っている相手はいたが、俺がバイトを辞めてからも二か月に1回程のペースで飲みに行っていた。 「なかなか結婚にまで踏み切れなくて…」 二人ともそんな話をするような年齢になった。俺には付き合ってから7年になる彼女、由佳がいた。最近は会う度に由佳が結婚をほのめかすようになっていた。しかし、このまま惰性で結婚していいのかと、俺はあと一歩踏み出せなかった。(由佳は結婚相手として申し分ない。でも…もっといるんじゃないか?俺の運命の相手が…。)そんな思いが俺にはあったのだ。 「千恵もか…。いざ結婚となると踏み出せないもんだよな。」 俺はそう言うと、満足そうに笑った。千恵にも長年付き合っている彼氏がいるが、やはり自分と同じ迷いを抱いている。心強い同調者を得た気分だった。そしてこんな時、いつも俺が思うこと…それはこの千恵こそが自分の真の運命の相手なのでは…ということだった。居酒屋を出た後、飲み過ぎた酒の力も手伝って、ずっと胸の中にしまっていたその想いがついに俺の口から飛び出した。 「なぁ…千恵と俺、もし付き合っていたらどんな感じだったんだろうな?」 「えぇ?うふふふ…おもしろいわぁ!」 「何が面白いんだよ!」 「だって私も同じこと思ってたんだもん。」 「えっ?マジで?」 振り返ると、千恵は俺の腕を掴んで悪戯そうな笑顔を浮かべていた。それは初めて見る千恵の「女」の表情だった。肘に押しつけられた張りのある乳房の感触が、俺の頭の回転を完全に止めた。理性という檻が壊れて、5年越しの願望が言葉となって放たれた。 「じゃあ…試しに…今夜一晩だけ付き合ってるってことにしてみる?」 高鳴る鼓動。その音量は千恵が照れ笑いしながらうなずいた時にマックスに達した。そして、二人はラブホテルが建ち並ぶエリアへと歩いた。その間言葉のやり取りはなかったが、二つの心臓同士がつないだ手を通じてドキンドキンと会話しているようだった。やっぱりちょっと緊張するね…と。 ホテルのエレベーターに乗ると、我慢できなくなった俺は千恵を背後から抱き締めた。茶色の髪から嗅ぎ慣れた由佳のとは違う甘い浮気の香りが立ち上ぼり、俺をますます興奮させた。そして、部屋に着くなりさっきの続きとばかりに、今度は正面から抱き付いて唇を奪った。いつも俺は千恵と飲んだ後に帰宅すると、決まって千恵のカラダを思い浮かべながら自分で処理していた。今日は実物が腕の中にある…自然とキスが熱くなってしまう。その熱意に押されて千恵の口も自ずと開き、俺の舌を受け入れた。くちゅっくちゅっと二人の舌が絡み合うと、千恵もスイッチが入ってきて、うっとりとした表情を浮かべた。スカートを捲り上げて、ストッキングの上から尻や太ももを撫で回すと、大きな目をとろんとさせて色っぽい吐息を漏らした。 「シャワー浴びてくるね…」 浴室へと向かう千恵の後ろ姿を俺は名残惜しそうに見つめた。沐浴の音が聞こえて来るともう辛抱できなくなり、俺も全裸になって浴室へと追いかけた。カゴの中に千恵の脱ぎたての下着が入っている…俺の暴走はもう止まらなかった。Cの70…ブラウスの下に透けていた淡いピンクのブラを手に取ってサイズを確認した。ブラとお揃いの色の綿のパンティもつまみ上げて鼻に押し当てた。いつもの清潔な香りではない、包み隠さぬ千恵のにおい…甘酸っぱく生々しいメスのにおいに、俺のオスの部分は腹に付くほど反り返った。そして、浴室のドアを開けて丸裸で入っていくと、千恵は驚いて何か言おうとした。が、激しいキスでそれを制した。 「ん!んんっ…」 再び千恵の口腔内を舐め回しながら、俺はCカップの乳房を揉みしだいた。千恵は予想外の侵入者に抵抗せず、むしろ興奮を隠せない様子で、俺の右手が乳房をこねくりまわし、時に優しく乳首をいじめる度に、桃色の息を吐きながら裸身をくねらせた。俺はキスを終えると、まじまじと千恵のカラダを見ながら、改めて両手を使ってふくらみの柔らかい感触を楽しんだ。彼女である由佳のものよりも少し大きく、形もお椀型で美しかった。五百円硬貨ほどの赤茶色の乳輪から、小振りの乳首が吸って欲しそうにぴょこんと立ち上がっていた。俺は顔を近付けて舌を伸ばすと、そのリクエストに応えた。 「んん!あっ!あん!感じちゃう…」 狭い浴室に千恵のなまめかしい嬌声と乳首が吸われる音が響いた。どんなだろうと何度も想像してきた千恵の喘ぎ声…正解は俺の予想以上に色っぽかった。ついに答えを知った喜びを込めて、舌でレロレロと千恵の乳首を執拗に転がした。その都度千恵のエッチな声が大きくなっていく。たまらなくなった俺の手が千恵の下半身へと伸びていった。 「あっ…ダメ!明ばっかり!」 千恵は股間の繁みをまさぐる手を払いのけると、しゃがみ込んでペニスをぱくりと咥えた。亀頭を舌で刺激されるとびくびく動く俺の腰を左手で抑え、右手で幹の部分をしこしこと擦った。そして、蕩けた表情で気持ち良い声を上げている俺を上目遣いで見上げると、千恵はさらに激しくじゅるじゅると唾液の音を立てて、しょっぱい味がし始めた硬い肉の棒にむしゃぶりついた。 「あぁ…もう…ベッドへ行こう…」 長年オナニーのおかずにしていた千恵が自分のをしゃぶっている…それだけでもうイキそうだった俺は暴発する前に千恵を止めて、手を取って浴室を出た。タオルで身体を拭き、またすぐに抱き合ってそのままベッドに転がった。上になった俺が千恵のカラダに舌を這わせてゆく。唇…首筋…胸…へそ…そして…。 ついに舌が終点へとたどり着くと、俺は震える指でヌルヌルしている陰唇を開いた。ほのかな照明に照らされた粘膜…濃いピンク色のそこは淫らなジュースで妖しく輝き、とても美しく、何よりもエロチックだった。 「んんっ!あ…あああっ!気持ちいいっ!」 俺の舌が一番敏感なところを往復する度に、千恵は大きな喘ぎ声をあげた。小陰唇、穴の回り、クリトリス…丹念に舐め回していく俺の口の中に、女の興奮を示す酸っぱい分泌液の味が広がり、ピクン…ピクン…と千恵の腰が跳ね上がった。その何度目かの着地の時に、膣口からドロリと白い粘液が垂れてきた。それは男性器を早く早くと待ち焦がれていることを表す子宮のよだれ…女の本気汁だった。そして、いよいよ千恵が腰を左右にくねくねさせながら叫んだ。 「お願い…もう挿れて!」 俺は身を起こし、カチカチのペニスを千恵の入口にあてがった。この瞬間を妄想しながら何回自分でしごいただろうか。とうとう妄想が現実となる時が来たのだ。亀頭が熱い肉の門をくぐると、二人はしっかりと手をつないだ。そして…俺は思い切り腰を沈めた! 「あっ!あああああっ!」 二人が一つになった瞬間、歓喜の叫び声も重なりあった。ぬぷぬぷぬぷ…たっぷりの潤滑油に誘われて、俺の肉棒が千恵の最奥まで一気に貫いた。すると、待ってましたとばかりに、膣内のひだが子種をおねだりするみたいに絡み付いてきた。(気持ちいい…!)すぐに爆発しそうになった俺は、ゆっくりとかき混ぜるように腰を動かした。ペニスの根元が千恵のクリトリスに円を描くような心地良い刺激を与えた。 「ああんっ!いいっ!それっ!いいっ!」 千恵の乱れっぷりに気を良くした俺は、腰を動かしながら乳首も指と舌で責めた。(あの千恵がこんなに淫乱になるなんて…)だんだんはしたなさを増すよがり姿を見て、もはや俺も我慢の限界まで上り詰めた。 「ああっ!ちんちん膨らんだっ!いくのっ?」 「ああ…もう…いくよ!」 「あっ!あっ!わたしももうっ…だめっ!」 「いくよ!千恵っ!一緒に…!うっ…!」 「あああああっ!いくっ!いくうぅぅっっ!」 千恵の裸身が魚みたいにビクンビクンと大きく痙攣した。それと同時に、俺のペニスが5年分の想いのこもった特濃ミルクをドクンドクンと千恵の肉壺に注いだ。二人とも息を整えながらしばらく抱き合っていた後、どちらからともなく熱いくちづけを交わした。そして、さらなる快感を与え合うため、再び互いの性器をまさぐり始めた…。 数日後。ますます「運命の相手」について迷っていた俺に千恵からメールが届いた。 「この前はありがとう!わたし…結婚することにしたよ…」 (そうか…「卒業式」だったのか…) 俺は少し寂しそうに笑って千恵に祝福の言葉を送り返すと、あの熱い一夜のことを思い出しながらオナニーをした。そうして自分の「卒業式」を済ませると、決心したような表情で由佳にメールを打ち始めた…。
レスを見る(2)
2011/01/08 00:36:55(YaPueJ3t)
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