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明日への道
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:明日への道
投稿者: 理絵
目の前で,女が痙攣しているのを,無感動に見ていた・・・・・。・・・・・・・・・・目線の前で火花が散っている。
鉄の焼ける臭いには,もう馴れていた。
高校を卒業して,この鉄工所に勤めて二年になる。
住まいは会社の寮だ。俺の毎日は,鉄の焼ける臭いで始まり,鉄の焼ける臭いで終わる。
高校までは孤児院で育った。
俺には弟がいた。
高校では兄弟で駅伝選手で,毎日練習に明け暮れていたものだ。

周囲の期待に応え,将来は明るい未来が待っているはずだった。

あの日がくるまでは。

その日は来たる駅伝に向けて,路上練習をしていた。
ペ-スも順調で,なにも問題はなかったはずだ。
練習も佳境にはいった頃,目前のカ-ブを曲がり切れなった車が,センタ-ラインをはみ出し,弟を・・・。

その時の記憶は今でもよく覚えていない。

以来,心の何かが壊れたのだろう。
心から笑う事ができなくなり,体が鈍感になってしまった。
指を切れば,実際は痛みを感じる。が,まるで何事もないようにも感じてしまう。
鈍感になってしまったのだ・・・・・。


休日に,宛てもなく街にでた。とくに用もないのだが。
街にはろくでもない輩がいるものだ。
チンピラだ。
つまらない因縁だった。
肩がぶつかったか,どうかという,そんなことだったと思う。

気がつくと,足元に血まみれの男が倒れていた。
誰かの叫び声で,我にもどって,その場から逃げた。

男は目を開けたまま,動かなかった。

寮に戻った俺は,有り金をすべて持ちだし,走っていた。

走ることは,苦にならない。何故か心が安らぐのだ。

どこに逃げるかなんて,考えなかった。

ふと足をとめると,となり街まできていた。
腹がへった。空腹をだまらせるのに,サンドウィッチを缶コ-ヒ-で押し流した。
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2008/08/17 01:55:38(JeYxa7hW)
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