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無題26
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:無題26
投稿者: 酉祷 ◆nontlYsvSg
 ゴミの焼却炉は団地の屋上にある。
 浅津伊勢が屋上に登ったのは、夜の十時前であった。
 伊勢はゴミを焼却炉に入れた。
 火をつけようとしてかがんだときに、伊勢は何者かに背後から抱えられた。
 男だとはすぐにわかった。
 力が強かった。
「声をたてたら殺すぞ」
 男が刃物を握っているのを、伊勢は知った。
 ゆるしてと、伊勢は懇願した。
「スボンを脱いで、這え」
 殺気とも怒気ともつかないものが声に含まれていた。
 伊勢はジーパンを脱ぎはじめた。
 どうにもならなかった。
 パンティを脱いだ。
 男はパンティを荒々しく口に押し込んだ。
 這えと、男がふるえる声でいった。
 伊勢は、脱ぎ捨てたジーパンに膝を突いて、張った。
 男が尻をかかえている。
 男は強引につらぬいていた。
 男は中腰になって責めたてた。
 男は両手で尻をつかみしめて、あえぎながら責めたてていた。
 男が、短くうめいて、はげしく突きたてた。
 生ぬるいものが体の芯に注がれた。
「すばらしい尻だったぜ、奥さん」
 手早く支度をして、男がいった。
「夫には黙っているんだ。一回では済まさないぜ。わかっているだろうな、奥さん」
「ええ」
 精液を受けた姿勢のままで、伊勢は、声を落とした。
 
 妻の伊勢の肢体を思い浮かべた。
 妻は男を引き込んだ。
 男とからみ合う白い肢体もみえる。
 男に組み伏せられてもだえる姿態がある。
 女はだれとでも性交する。
 もちろん、男にもその欲望はある。
 だが、男はたんなる性欲でしかない。
 女はねた相手の男のものにそくざになり得る。
 本質的に、女には決まった男というものはあり得ない。
 男から男へと、女はうつろい歩く。
 男に性のよろこびを与え、自分も貪欲に男をむさぼりながら――。
 妻の白い肢体がある。
 豊かな乳があり、みごとに張った尻がある。
 きれいに伸びた太ももがあり、ふくら脛がある。
 男がその妻に跨がっている。
 男の男根が妻をふかぶかとつらぬいている。
 男の責めに妻が狂瀾に陥っている。
 
 草田は伊勢を素裸にした。
 草田は、伊勢の唇を開いた。
 舌を引き出して、ゆっくり吸いはじめた。
 片手は乳を揉んでいる。
 伊勢は瞳を閉じて、横たわっていた。
 伊勢は人妻である。
 強姦され、脅されて、草田のいいなりになっている。
 夫を送り出したあとで、草田の生け贄になりに、忍んで来る。
 来るのはだいたい、週に一度だ。
 きれいに伸びた足を伊勢は揃えている。
 目を灼くような太ももだった。
 陰毛が黒々とした繁みをつくっている。
 乳を充分に吸ったあとで、草田は伊勢を這わせた。
 尻をかかげさせて、そこをたんねんになめた。
 そして、草田は仁王立ちになった。
「仕えなさい。伊勢」
 草田は、自分のものを誇示した。
 伊勢はうなずいて、草田の前に膝を突いた。
 伊勢は白い十本の指で男根と睾丸の両方を愛撫している。
 伊勢の表情が固い。
「まさか、おまえ、おれに背く気ではあるまいな。おまえは、あられもない姿態で、おれの凌辱を受けた。いまさら、背くことは許さない」
 自動シャッターカメラで決定的な光景を撮ってもいる。
 写真にはさまざまなポーズがある。
 草田の男根を含んでいるのもあり、伊勢が自分で性器を拡げているのもある。
 オナニーをしているのもある。
「これで、おしまいにしていただきます」
 愛撫する手をとめた。
「もう、あなたには、お目にかかりません」
 伊勢は体を起こした。
「待てッ」
 草田は、伊勢をねじふせた。
 伊勢を草田は押し倒した。
 伊勢の性器に貌を埋めた。
 伊勢に声を立てさせてやる。
 もだえさせてやる。
 懸命に愛撫をはじめた。
 舌を使い、手を使い、思いつくかぎりの責めをはじめた。
 気の遠くなるほど、愛撫をつづけた。
 やがて、伊勢がああと、小さくうめいた。
 草田は力を得た。
 伊勢を這わして、後背位で責めたてた。
 伊勢は小さな声を洩らしつづけた。
 草田は懸命に責めつづけた。
「いいか、伊勢! いいか、伊勢!」
「ええ、ああッ――」
 伊勢は貌を振った。
 上下に、振った。
「伊勢ッ」
 それに答えて、伊勢がかん高い声を放った。
 
 三田村貴子は、布団に横たわっていた。
 ラブホテルだった。
 貴子は瞳を閉じていた。
 田口に舌を吸われたばかりだった。
 気が遠くなるほど、田口は舌を吸っていた。
 それから乳を吸いはじめた。
 交互に口に含んだ。
 両手で揉みながら吸いつづけた。
 いまは、田口は足の指を口に含んでいた。
 すばらしいとか、うつくしいとか、女神さまだとか田口は口にしていた。
 なんと表現していいのかわからないほどの美しい肢体だった。
 太ももから陰部にかけての肉づきをみていると目まいがしそうになった。
 黒々とした陰毛は若いいのちのたしかさをあらわしていた。
 貴子は瞳を閉じている。
 凌辱を待っていた。
 尊い人妻が醜い下男に身を投げだしているのだった。
 弱みを握られた人妻には抵抗するすべがない。
 醜い下男の凌辱に堪えるしかないのだった。
 田口はうめきながら、股間に唇を這わせた。
 しがみつくように貴子の足をしっかりと自分の股に挟んでいた。
 貴子は堪えていた。
 田口が執拗に股間をなめている。
 貴子は歯を喰いしばった。
 ああと、貴子は胸中で悲鳴を放った。
 田口に組み敷かれていた。
 貴子は抵抗を捨てた。
 もう、どうにもならなかった。
 堪えられなかった。
 田口の背に手を回した。
 やがて、貴子は後背位の形をとらされた。
 尻を高くかかげさせられた。
 その尻を田口がかかえた。
 屈辱の波が押し寄せていた。
 黒々とした波濤であった。
 屈辱がはげしい分だけ、押し寄せるうねりも大きかった。
 
 飯田は広美の体を狙っていた。
 ある日、重大な話があるといって、穀倉に広美を連れ込んだ。
 広美は広大な穀倉の中に立った。
 飯田は分厚い扉に中から心張棒をかった。
 諦めることですと、飯田はいった。
 広美は飯田に舌を吸われた。
 広美は黙って立っていた。
 飯田は広美を立たしたまま着衣を脱がしにかかった。
 広美は素裸にされて立っていた。
 飯田が乳を吸っている。
 はげしい勢いで揉みながら交互に、狂ったように乳を吸っている。
 真白い裸身だった。
 主家の若妻を嬲っているのだった。
 広美は二十六歳になる。
 娘を一人、生んだだけだ。
 体にくずれたところはなかった。
 乳も尻も豊かに張っていた。
 乳から飯田は股間に移った。
 立たせたままの広美の足を拡げた。
 広美は無言で従った。
 飯田は股間に貌を埋めた。
 両手は太ももを握りしめていた。
 広美は動かなかった。
 声はたてなかった。
 やがて、飯田はうしろに回った。
 尻の隆起をつかみしめて、口をつけた。
「ねかせて。おねがいです」
 細い声で広美は哀願した。
「だめだ」
 飯田は拒否して、隆起の間に貌を埋めた。
 飯田は立った。
 広美の肩を押し下げて、床にひざまずかせた。
 貌の前に怒り猛ったものを押しつけた。
 広美はじっとしていた。
 含めと、飯田は命じた。
 広美は口に含んだ。
「四つん這いに、這え」
 やがて、飯田はうめいた。
 広美はゆっくり、床に手足を突いた。
 飯田は真白い尻をかかえた。
「これからは、おれの女になるのだ。わかったか」
 責めながら、飯田は、あえいだ。
「はい」
 細い声で、広美は答えた。 
 広美は鬱病にかかっていた。
 毎日のようにやって来る飯田のいいなりになった。
 飯田は母屋で堂々と広美を転がした。
 酒を呑みながら、広美を転がして弄んだ。
 広美はいいなりであった。
 つねに放心したような状態にあった。
 飯田は広美の股間に酒を溜めてそれを飲んで愉しんだりした。
 広美は命じられれば庭ででも這って尻を差し出すまでになっていた。
 
 飯田俊二は、待っていた。
 料亭に席をとってある。
 女たちは電話をかけてきた。
 名前はと、訊いた。
 陽子と道子だと答えた。
 俊二は笑顔で迎えて、料亭に案内した。
 陽子も道子もジーパンをはいていた。
 ジーパンほど体をすなおに出すものはない。
 陽子と道子のくっきりした尻が俊二を納得させた。
 すばらしい獲物だと、俊二は思った。
 陽子も道子も水割りを数杯飲んだ。
 俊二は陽子と道子は同性愛だと悟った。
 同性愛でもすばらしい獲物であることに代わりはない。
 むしろ、その淫靡さが俊二を麻痺させた。
 女同士が白い体を寄せ合う光景は男には堪えがたい思いがする。
 そうしている陽子と道子を、自分が踏みにじる。
 女同士でむせび泣いたあとで、こんどは陽子と道子は男の荒々しい凌辱にもだえるのだ。
 飯田俊二は、中座した。
 陽子と道子は似た年頃だった。
 二十七、八歳にみえる。
 二人はどちらも人妻だった。
 同性愛に陥った。
 それは妖しい光景であった。
 端麗な容貌肢体の陽子と道子が重なり合うのだ。
 その中に一人の男を迎え容れねばならない。
 一人の男に、陽子と道子は白い花弁を開かねばならない。
 狂おしいまでに燃えながら二人して一人の男に仕えねばならない。
 十分ほど中座して、戻った。
「おれは、きみたちのうつくしさに惹かれた。二人の仲は、割かない」
「わたしたちの仲を割かないと保証していただければ、二人でお仕えいたします」
「保証する。今夜はホテルをとってあるが、そうと決まれば……」
「こちらに参りました夜に、一泊したモーテルがございます。よろしければ、そこで、わたしたちを、可愛がって、いただきたいと……」
 語尾が、細って消えた。
「道子も陽子も、ここに来なさい」
 両膝の脇に道子と陽子を呼んだ。
 俊二は二人を並べて押し倒した。
 一人ずつ唇を吸った。
 二人ともすなおに舌を差し出してきた。
「ああ、俊二さま」
 道子が、そう、うめいた。
 モーテルに入ったのは八時三十分であった。
 飯田俊二は道子と陽子に命じた。
 先に二人で愛を交換し合いなさいと。
 道子と陽子は一緒に風呂に入った。
 風呂を出てきた二人は浴衣姿で俊二の前に正座した。
「はじめて、よいぞ」
「最初は、俊二さまに――していただいたほうが――体が汚れますから」
「いや」
 俊二は、道子を押えた。
「かまわぬ。愛し合って、みせなさい」
「それでは」
 道子は手を突いた。
「おいで、陽子」
 道子は立って、俊二に背を向けて浴衣を脱いだ。
 俊二は凝視した。
 思い描いたとおりの裸身だった。
 真白い尻の隆起が高い。
 道子がベッドに入って、陽子が同じようにして、裸になった。
 道子と陽子の白い裸身が絡み合っていた。
 抱き合っている。
 二人は唇を求め合っていた。
 腰の高い位置まで毛布をかけている。
 乳はほとんどたがいの胸に押しつけていた。
 長いキスだった。
 離れようとしなかった。
 わずかに体位が変わっている。
 道子の胸が上になりかけている。
 道子の左手が陽子の尻にかかっていた。
 愛撫をはじめている。
 陽子は道子の胸に貌を埋めていた。
 ようやく、唇は離れていた。
 陽子は道子の乳を口にしている。
 俊二はみていた。
 ベッドでは陽子と道子がそれぞれ頭を反対に向けている。
 陽子のかすかなうめきがきこえる。
 それがしだいに高くなった。
 道子もあえいでいる。
 ことばが交わされている。
 たがいをたたえ合うことばだった。
 やがて、陽子がベッドに這った。
 道子に命令されたのだった。
 真白い尻が高くかかげられた。
 道子がそれを本格的に責めはじめた。
 陽子の泣き声が部屋を埋めた。
 俊二は仁王立ちになっている。
 道子と陽子はその前にひざまずいていた。
 道子と陽子が愛撫をはじめてから、三十分ほどたって、俊二が割り込んできたのだった。
 俊二は狂いかけていた。
 髪を摑んで道子と陽子を床に引きずり下ろした。
 そして、阿修羅のような顔で仁王立ちに突っ立ったのだった。
 最初に、道子が奉仕した。
 陽子が替わった。
 交互に仕えた。
 そのつぎには二人、並べて、這わされた。
 俊二は怒り狂っていた。
 荒々しい愛撫を道子と陽子に同時に加えた。
 責めて責めて、責めとおした。
 脳裡に転げ回る炎がある。
 最初に俊二は道子に鋭い叫び声を上げさせた。
 つづいて陽子を征服したが、俊二は満足はしなかった。
 床に意識を失ったようにのびている道子にふたたび俊二は乗りかかった。
 それを、陽子はみていた。
 陽子は伊勢。
 道子は貴子だった。
 伊勢はみていた。
 貴子が責められている。
 貴子は絨毯に伏せていた。
 その貴子に俊二が乗りかかっていた。
 俊二はいちどは伊勢の中に放出していた。
 それでも怯む気配がなかった。
 いまは、ゆっくり貴子を責めている。
 脳を灼く炎は下火になっている。
 消えたわけではない。
 俊二の瞼には伊勢と貴子の絡み合う姿態がある。
 女同士の綿々としたからみがある。
 それがあるうちは俊二の責めは尽きない。
 それは、伊勢も同じだった。
 自分でもどうにかなったのではあるまいかと思う昂ぶりがあった。
 俊二に責められて炎は砕け散ったはずだった。
 異様にはげしい砕けかたであった。
 しかし、それで炎は去ったのではなかった。
 貴子の犯される姿態をみていると、また、わけがわからなくなりつつあった。
 貴子のうつくしい体が突き動かされている。
 そこに伊勢は嫉妬した。
 貴子の白い尻が貪欲そうにみえる。
 快感を独り占めにしている気がする。
 失神状態にあった貴子の腕にいのちが甦っていた。
 指が絨毯をつかんでいる。
 その摑みしめたかたちに官能がはっきり、出ていた。
 貴子があえぎはじめている。
 伊勢と貴子が肌を重ねたのは今日がはじめてであった。
 同性愛がどういうものか伊勢も貴子も知らない。
 知らないままに肌を重ねたのだった。
 男の目の前えで伊勢と貴子は愛撫し合った。
 女同士の性愛を伊勢はおそれるのと同時にかすかな期待も持っていた。
 貴子はうつくしい。
 貴子になら抱かれてもよいという気持ちがあった。
 舌を吸われているうちに伊勢は、われを忘れた。
 貴子に尽くそうという気になった。
 貴子の女になりたいと思った。
 生涯、貴子に尽くしてもよいという気になった。
 貴子に抱かれて伊勢はもだえた。
 ああ、道子さまと叫んだ。
 貴子もその気になっていた。
 陽子、陽子と、うわずった。
 おまえ、陽子! ともいった。
 伊勢は貴子と求め合っていたのを知った。
 もう、貴子からはなれられないと思った。
 その貴子が俊二の責めに応えている。
 貴子は声をたてていた。
 伊勢は、自分の股間を押えた。
 伊勢と貴子は風呂に入っていた。
 俊二は大きな鼾をかいて眠り込んでいる。
 浴槽の中で伊勢は貴子に抱かれていた。
 貴子の掌が伊勢の乳にかかっている。
 伊勢はうしろ向きに抱き取られていた。
 長い間、そうしていた。
 ことばは不要だった。
 一緒に風呂に入った。
 伊勢は無言で貴子を洗った。
 それがとうぜんのように貴子は伊勢に体を任せていた。
 浴槽に入ると貴子は無言で伊勢を抱き取った。
 伊勢は貴子に仕えようと肚を決めていた。
 貴子は伊勢を自分のものにしたつもりでいた。
 貴子の指がゆっくり、乳を揉みはじめた。
 貴子の唇は伊勢のうなじについている。
 ああと、伊勢は低い声をだした。
 どうして炎が消えないのかがわからない。
 貴子の指が下に滑っていた。
 伊勢はわずかに足を開いた。
 貴子の指が巧みに動いている。
 かすかな湯の音だけがある。
 静寂が二人を包んでいた。
 
 広吉は女を和室に引きずり込んだ。
 無言でジーパンを剥いだ。
 女は気を失っている。
 真白い尻を剥き出した。
 しばらくその尻をなでて愉しんだ。
 女が目覚めた。
 目覚めたが、女はあらがわなかった。
 愛撫に体を任せていた。
 広吉は女を起こした。
 目の前に自分のものを突きつけて、誇示した。
「わかったか」
 広吉の問いに、女は、小さくうなずいた。
 広吉は、女を押し倒した。
 女はすなおに体を開いた。
 広吉は女に乗った。
 乗って、唇を重ねた。
 女は広吉に舌を預けてきた。
 存分に吸った。
 女の体が燃えている。
 冷たい手が広吉の腰に回されていた。
 いいか、おめえと、広吉は訊いた。
 女は小さくうなずいた。
 広吉は女を転がして尻に乗った。
 女は声をたてていた。
 責められるたびに小さなあえぎ声をたてている。
 官能にするどい女だった。
 広吉は女の両手を取った。
 手綱がわりに引いた。
 女は上体をのけぞらせた。
 ああッ、ああッと、女はするどい叫びを放った。
 広吉は目を剥いていた。
 
 細おもての女だった。
 容貌はととのっている。
 乳も重たげにみえる。
 均整のとれた裸身だった。
「どうしてほしい、女」
「覚悟しています。ご自由にしてください」
「四つん這いになれよ」
 鞭で床を指した。
 女は這って、尻を差し出した。
「きれいな尻だぜ」
 鞭を尻に当てた。
「ご自由にお使いください」
 女は低い声で答えた。
 清乃と、女は名乗った。
 広吉は清乃の前に裸で立った。
 口での愛撫を命じた。
 清乃は巧みに口を使った。
 広吉にはそれがわかる。
 清乃自身が燃えている。
 縋るようにして広吉のを口にしている。
 これからの責め折檻に清乃の心は疼き体はおのおのいているようにみえた。
 清乃を這わせておいて尻に鞭を下ろしてみた。
 ああッと、清乃は細くて高い声をだした。
 おゆるしくださいませ。
 どうかおゆるしくださいませと、尻を打ち振ってもだえた。
 広吉はその尻をかかえた。
 清乃は高い声を放ちつづけた。
 自ら、奴隷だと口にした。
 ですから、もっと責めて、もっと折檻してくださいとも、懇願した。
 ああ、男さま、強い男さまとも、叫んだ。
 清乃はあらぬことを口走っている。
 清乃はわれを忘れてしまっていた。
 広吉は独裁者になっていた。
 いい気分で、はてた。
 清乃が這い寄ってたんねんに口で清めた。
 
 浅津は浴槽に湯を張った。
 裸になって、伊勢を抱え起こした。
 浅津は伊勢の服を脱がした。
 浴槽に浅津は伊勢を抱いて入った。
 後ろ向きに伊勢を抱いて、乳を押えた。
 これが伊勢だった。
 足に触れ、胸に触れている膚、乳の感触――ほかのどの女からも得られない伊勢そのものであった。
 長い愛撫だった。
 終わっても、浅津は伊勢を離さなかった。
 伊勢のすべてをたしかめていた。
 たしかめないところはなかった。
 長い時間をかけた。
 反応のない伊勢の唇を求め、乳を求め、豊かな尻に貌を埋め、太ももを求めている。
 伊勢がそのはげしい愛撫にふっと目覚めた。
 伊勢はあなたと叫んだ。
 伊勢の手が伸びた。
 口が浅津を求めた。
 浅津と伊勢は狂瀾の中に没した。
 
 モーテルに入った。
 広吉は真子を引き寄せた。
 胸に手を入れて乳をつかんだ。
 真子はじっとしていた。
 大きな乳だった。
 真子を押し倒した。
 胸を拡げた。
 剥き出した両の乳を押えた。
 揉んだ。
 真子は黙っていた。
 広吉は乳を握ったまま、唇を重ねた。
 いまに、真子は泣く。
 体をふるえさせてよろこびに泣く。
 そうならない女はいない。
 ただの男と女だ。
 亭主とするよりもはるかに強烈な刺激だ。
 真子は、訪れる炎を、待っていた。
 いうなりになるしかなかった。
 男は、舌を吸い、乳を含み、腋に舌を這わせている。
 いまに、男の手がそこにのびる。
 強烈な思いがある。
 風呂に連れ込まれる。
 さまざまな姿態をとらされる。
 征服される。
 乳を握られたときから、そのことのみが、思考神経を占めていた。
 広吉は満足していた。
 真子の体を堪能していた。
 真子も広吉を堪能していた。
 最初は真子は広吉の愛撫にまかせていた。
 そのうちに堪えられなくなって声をたてた。
 それが隔てを取った。
 白い体を打ち振り、しまいには蛇のように巧妙に這い回って自ら燃えた。
 犯されるよろこびを短いことばにした。
 自分で、暴漢に屈服する人妻の姿態をとった。
 狂ったように、燃えた。
 征服する者のよろこびと征服される者のよろこびが、よじれ合った。
 終わって、広吉は瞳をみつめているうちにふたたび昂ぶった。
 目の前に突きつけた。
 真子は待っていたように握り、口に含んだ。
 真子もまた、燃えた。
 真子は飢えきっていたようにみえた。
 あるいは、人妻というのはいざとなればそうなるのかもしれなかった。
 長い間ためていたものが噴いて出ている感じがした。
 
2025/12/06 08:10:00(celUezo.)
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