大きな物音がした。
　直子はその物音で目醒めた。
　異変は強盗団の侵入を告げたものだった。
　数人の男だった。
　直子は悲鳴を放った。
　男たちに担ぎ上げられていた。
　階下の広間に担ぎ込まれた。
　そこには、義理の母親の陽子がいた。
　母は素裸に剥かれていた。
　男が母に乗っかっていた。
　男は母の両足を自分の両脇に抱え上げ、母の体を折り曲げるようにして、犯していた。
「そいつが、娘か！」
　犯していた男が、直子をみた。
「ここに、母娘を並べろ」
　母を犯していた男が、直子のパジャマを太い腕で引き裂いた。
　男は直子の両足を押し拡げた。
　太股を両手で摑みしめて、男は、直子の性器をみた。
　豊かで白い太股だった。
　二十歳になったばかりの直子だ。
　男が腰を入れた。
　直子は悲鳴を放って、のけぞった。
　男は直子に覆いかぶさった。
　乳房を両手で摑み、唇を吸った。
　吸いながら、男は尻を打ち振った。
　別の男が陽子にかぶさってきた。
　陽子は四つん這いに這わされていた。
　男が尻を抱えてさかんに突きたてていた。
　隣では同じように直子が尻から犯されている。
　直子も陽子も、七、八人の男に抱えられていた。
　膣は精液だらけだった。
　溢れた精液が太股や尻に流れ出ている。
　男たちはそんなことにはかまわなかった。
　つぎからつぎへと、着き差してきた。
　尻を抱えた男が、短い声を発して、射精した。
　男がはげしく突きたて、直子を床に突き倒した。
　男は直子の尻を抱えて、うなった。
　男は、出て行った。
　
　直子は歩いていた。
　素足に、素裸だった。
　車が近づいてきた。
　男たちが下りてきた。
　あっという間だった。
　車に乗せられていた。
　車は走り出した。
　男の一人が直子に猿轡をかませた。
　別の男が直子の足を押し拡げた。
　性器を手でまさぐった。
　別の男の手が乳房を握りしめている。
　一人が裸になった。
　ものもいわずに、挿入してきた。
　二人の男が直子の手足を押えていた。
　男は直子の体を抱えて腰を使った。
　その男は、じきに、うめいて放出した。
　別の男が乗っかってきた。
　苦痛にうめいたが、だれも歯牙にもかけなかった。
　欲望を女の体に埋め込むことしか、考えていなかった。
　何人の男が乗ってきたのかわからなかった。
　股間の感覚がなくなっていた。
　男が尻に乗ってきた。
　挿入して、男は直子の腰を摑んだ。
　こんどは、ゆっくり、責めはじめた。
　棒に似た男根が膣の中で動き回っている。
　汗が尻と性器の周辺を流れていた。
　精液も流れている。
　男が動くたびに、音がした。
「すげえ、尻だ。むっちりして、締まってやがる」
　男が、うめいた。
　男が放出して、つぎの男が替わった。
　体位はそのままだった。
　つぎつぎと、交替した。
　はてしのないような凌辱だった。
　全員が終えたときには、直子は動けなかった。
　股間に太い棒を呑んでいる気がした。
　
　夜明けに、直子は素裸で国道を歩いていた。
　どこだかわからない。男たちに放り出されてから二時間ほどたっていた。
　背後からトラックがやってきた。
　トラックが停まった。
「ねえちゃん、どうしたんだ」
　若い男だった。
　直子は黙って、首を振った。
「乗れよ」
　男は下りてきて、直子の手を把った。
　直子は男に腰を押し上げられて、車に乗った。
　一時間ほど走って、川に出た。
「来いよ、ねえちゃん」
　男は車を停めた。
　直子は男に従った。
　男は、直子を川に連れ込んだ。
「洗ってやるからな」
　直子は太股まで水に入って、立った。
　男が体を洗いはじめた。
　最初に、男は股間を洗った。
　たんねんに、水をかけては洗った。
　洗うというよりは、弄ぶほうに近かった。
　そのつぎには尻を洗った。
　十数分後には、直子は川に倒れた樹に背をもたせて立っていた。
　男が素裸になって足もとにうずくまっている。
　男は、直子の足を舐めていた。
　指からふくら脛、太股と、舐めた。
　股間に、男の顔が入った。
　直子は足を開いて、男に堪能するまで舐めさせた。
　同じ犯すのでも、男のやりかたは優しかった。
　男は、直子を後ろに向かせて、尻を舐めた。
　手は前から性器に当てていた。
　やがて、男は、背後から直子を抱いた。
　直子は倒木に両手を突いて、男が犯しやすいように尻を差し出した。
　男が挿入して、低い声でうめいた。
　
　無我夢中だった。
　マリアの裸をみた瞬間に、四郎はふるえだしていた。
　乳房と尻がおそろしいほど膨らんでいた。
　ウエストはくびれている。
　マリアはふるえている四郎の服を脱がせた。
　裸にして、四郎の前にかがんだ。
　怒張している男根を白い指で愛撫しはじめた。
　四郎は目を閉じたまま、突っ立っていた。
　柔らかいものが男根を覆った。
　マリアが口に含んだのだとわかって、仰天した。
　その瞬間に、射精していた。
「何よ、この早漏男」
　マリアは、精液を吐き出して、憤った。
　ブラジルの女は欲望が強い。
　ベッドに突き倒した四郎の胸に馬乗りになった。
「触るのよ」
　四郎の手を自分の股間にあてがった。
　自分は両手で乳房を揉んだ。
　どうしていいのか、四郎にはわからなかった。
　複雑な陰部に指を入れた。
　マリアは両手を背後に突いて、体をのけぞらせた。
　四郎の目の前に巨大なものが迫っていた。
　マリアが腰を打ち振った。
　じきに、マリアはうつ伏せになった。
　尻を四郎の目の前に突きつけ、触ることを要求した。
　四郎は両手をマリアの陰部に入れた。
　マリアは四郎の男根をしきりに擦っていた。
　おびえで萎えかけていたのが、また、勃起した。
　マリアは四郎の腹に跨がっていた。
　騎乗スタイルになって、尻を振りたてた。
　濡れた粘膜が四郎を包んでいた。
　何かが、また、四郎に襲いかかっていた。
　四郎は泣くように悲鳴をあげた。

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